ポップジャム
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ポップジャム(POP JAM)は、NHKで放送されている若者向けの音楽番組である。総合テレビおよび、海外向け放送のNHKワールド・プレミアムで放送(ステレオ・字幕放送)。また地上デジタル放送ではデジタルハイビジョンで放送している。通称PJ。
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[編集] 番組概要
1993年4月4日「ポップジャム'93(→'94)」として放送開始。当時は月1~2回ペース、夕方の1時間番組だった。1995年4月7日より週1回放送となる。放送時間も夕方から金曜深夜へ移動し、これまでの1時間から35分に短縮。また、この年よりタイトルから年号が取れ、番組名を「ポップジャム」に統一。1996年より放送時間を土曜夜11時台へ移動、1997年より時間枠を35分から40分に拡大。その後、土曜23:25~24:05→22:20~23:00→23:10~23:50→24:10~24:50と放送時間を変更し、2004年4月2日より金曜深夜枠(24:15~24:55→2006年1月13日~3月10日は24:25~25:05)に再び移動した。放送時間枠の移動と司会者の入れ替えが非常に激しかった番組でもある。
「ポップジャム」としてのレギュラー放送は2006年3月10日で一旦終了、2006年度以降は毎週月曜日の22:00~22:30に放送される、レギュラーの単発番組『プレミアム10』の企画の1つとして、番組名を『POP JAM DX.』(ポップジャム・デラックス-POP JAM DELUXE)に変更、放送も年間8回の不定期放送となり、11年ぶりの単発番組化で再出発、5月1日より毎月第1月曜日に放送されていた。しかしながら、音楽業界、視聴者双方からレギュラー放送再開を求める声も多かったことと、視聴率が極端な低迷に陥っていたことから、7月3日の放送を最後に単発番組としての放送を打ち切り、同年9月15日深夜(実際の放送日は9月16日未明)に新生『POP JAM』(ポップジャム)として、金曜日24:30~25:00(実際には土曜日0:30~1:00)の週1回のレギュラー放送に復帰した。
基本的には東京・渋谷のNHKホールから公開収録をする。観覧については往復はがきで募集。募集告知には公開1ヶ月前からNHKニュース7前の「NHKからのお知らせ」やNHKホームページのイベント情報などで行う。NHKでは2006年度より第57回NHK紅白歌合戦(12月31日)など一部の番組で受信料支払者に限定した観覧募集をしているが、この番組では受信料支払いなどに限定せず誰でも応募可能である。
1999年ごろから2004年までは年に数回のペースで地方各地での公開収録も行われた。これまでに札幌、青森、仙台、浜松、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、北九州、沖縄で開催。2002年、2005年は地方での公開収録は行われなかった。また、2006年は10月2日にNHK大阪ホール5周年記念として「ミュージック・エクスプレス」との併禄による収録が行われた。
通常のレギュラー版以外にも、2003年より3年間、毎年2月に地方での公開生放送も行ってきた。第1回は2003年2月8日の大阪城ホール。2004年2月14日には千葉県の幕張メッセ・イベントホール、2005年2月5日には神戸ワールド記念ホールから生放送された。2006年はトリノオリンピック中継などの関係で2月開催の公開生放送は行われていない。
放送開始当初から第1期レギュラーシリーズ時代は全編にわたってホール公開収録(原則2本録り)方式をとっていたが、第1次レギュラー最終年度(2005年度)の公開収録はゲストの歌(演奏)部分中心なり、トーク部分はNHKスタジオで別に収録していた(会場のファンが叫んで視聴者は声が聞き取れないためそのようになったと思われる)。
2006年春から、NHKホールで行う公開収録もこれまで行われてきた2本録りが廃止され、『ミュージック・エクスプレス』(BS2で放送)とのセット収録となり、出演アーティストの一部もスタジオ収録を行うことになった。先述した通り、音楽業界、視聴者双方からレギュラー再開を求める声も多かったことから、現在のレギュラー番組『POP JAM』として従来の複数収録に復帰したが、引き続き「~エクスプレス」との併録のため、放送3回分を収録することになっている(ただし『~エクスプレス』の放送が近く予定されていない場合など、POP JAM単独収録になる場合もある)。また新生POP JAMではこれまでのNHKホール収録を極力減らし、NHKスタジオでの収録も増やしている。
第1期レギュラーシリーズまではNHKハイビジョンでも放送されていた。アナログハイビジョンの実用化試験放送時代にも総合テレビの放送に先駆けて収録当日に生放送をしていたこともあったが、BSデジタル放送の開始後は総合テレビより数日遅れで放送していた。「POP JAM DX.」ではBSデジタル・ハイビジョンでの放送をせず、第1期レギュラー終了をもってBSから事実上の消滅となり、総合テレビではレギュラーシリーズを再開したもののNHKハイビジョンでは現在も放送していない。
[編集] 歴代司会者
- 1993年4月~ 本木雅弘(元シブがき隊)
- 1994年4月~ 森口博子
- 1998年4月~ 爆笑問題(太田光・田中裕二)、柘植恵水アナ
- 2000年4月~ 堂本光一(KinKi Kids)、久保純子アナ
- 2002年4月~ 優香、高市佳明アナ
- 2003年4月~ つんく♂、優香、高山哲哉アナ
- 2005年4月~ 西川貴教(T.M.Revolution)、アンジャッシュ、村上由利子アナ
- 2006年5月~ 安めぐみ※、松本まりか(ナレーション)
※注 安は司会ではなくナビゲーターという形をとっており、出演歌手との絡みは無かったが2006年11月3日放送分で安が歌手「リリメグ」としてNHKホールでの収録に参加して以降は出演歌手のうち1組とトークを行う様になった。収録時の司会は「ミュージック・エクスプレス」併録のため、河辺千恵子と高山哲哉アナ。
[編集] ポップジャム'93・'94(単発)
[編集] ポップジャム'93(本木雅弘)時代
- 第1回放送は1993年4月7日17:00~18:00。
- 当時は全体的に暗めの階段を模したセットだった。オープニングでは雷の演出の中でPJG(ポップ・ジャム・ガールズ)のダンスによって華々しく開幕。
- PJG(ポップ・ジャム・ガールズ)
単発番組時代の1993年4月~1995年3月に、番組のマスコットガール兼バックダンサーとして出演し、番組を盛り上げていた。いまや国民的ヒット歌手となった安室奈美恵やMAXもメンバーに参加していた。
なお、メンバーは次の通り。
(現在のMAX)※ミーナは現在脱退。 |
[編集] ポップジャム'94(森口博子1年目)時代
- スタジオセットがトロピカルムードなものに変わり、明るい仕上がりとなった。
[編集] ポップジャム(レギュラーシリーズ、第1期)
[編集] 第1期(森口博子(2~4年目)時代)
- 1995年の放送でaccessがテレビを通じて活動休止を発表。これには事前に打ち合わせした森口曰く、収録終了後、NHKホールにいたaccessのファンの多くが泣き出すハプニングがあった。この模様は司会者が4代目のころ、3代目までの司会者を集めた総集編でも放送された。
[編集] 第2期(爆笑問題・柘植恵水時代)
が司会に起用された。
[編集] 第3期(堂本光一・久保純子時代)
- この時の公開収録は沖縄(2000年6月24日)、広島(同7月22,29日)、仙台(同10月1日)、名古屋(2001年3月3,10日)、松山(同6月9,16日)。
- 2000年5月13日、酒井法子が、作曲を手がけた織田哲郎と共に、「蒼いうさぎ」を熱唱した。
- 2000年8月5日の「POP JAM サマースペシャル 2000」ではKinKiがコンサート中の為、久保が東京スタジオでの単独司会を務めた。
- 2001年4月から半年ほど、出演アーティストが懐かしのヒット曲をアレンジして歌う「MUSIC WARP」のコーナーがあった。
- 2001年度のみ、堂本光一がKAT-TUNやジャニーズJr.のメンバー、または大物アーティストとジョイント、ミニライブを行う企画があった。
- 2001年7月21日、兵庫県明石市の花火大会で起きた歩道橋の死傷事故の関連ニュースにより、深夜0:15から放送予定だったポップジャム(三人祭、7人祭、10人祭、矢井田瞳、w-indsなどが出演)が休止となったため、この放送予定回を翌週7月28日22:20に、また、当日放送される回(BoA、モーニング娘。、浜崎あゆみなどが出演)を23:10に移動して放送。この日は2本続けてポップジャムが放送された。
- 2001年9月29日に久保純子が産休に入る為に降板。翌週10月6日から新司会にバトンタッチの間は堂本光一の単独司会となった。
[編集] 第4期(優香・高市佳明時代)
- 2002年3月23日、新たに優香と高市佳明アナウンサーを司会に迎え「ポップジャム スペシャルプロローグ」と題した特別番組を放送。globe、ウルフルズ、岡本真夜、キンモクセイらが出演し、華を添えた。
- 注目・期待のアーティストを紹介する「ブレイクレーダー」がスタート。記念すべき第1回の出場者はMO'SOME TONEBENDERとPlum Planetsの2組(2002年4月6日放送)。
- 優香・高市コンビでの地方公開収録はなし。
[編集] ブレイクレーダー
2002年4月6日「ポップジャムブレイクレーダー」として、今後注目されるアーティストが登場し、ブレイクするかどうかをNHKホールの観客に投票してもらうコーナーが登場。2003年4月からは「ブレイクレーダーNEO」とタイトルを変更。2006年3月3日放送分まで4年間も続いた。
このコーナーから森山直太朗、オレンジレンジ、平川地一丁目、大塚愛など、今やヒットチャートに燦然と輝く多くのアーティストがブレイクを果たした。
出場者は実力派から、人気アイドル、お笑い、さらには企画ユニットまで、幅広い分野にわたって領域が広く、女性アイドルからも市川由衣、星井七瀬、小倉優子らが参加。さらにお笑いタレントからもはなわ、ダンディ坂野、友近、波田陽区といった人気者が歌手として参加した。
2002年度は筆記式で投票箱に入れる方式だったが、2003年4月より「ブレイクレーダーNEO」と改題されたのに伴い、システムも機械式のものに変更。「レーダー君」と呼ばれる赤外線を放射するロボットに、観覧者が赤い団扇で反射させ、ブレイクするかどうかを判定。団扇は収録当日NHKホール入口で観客に配布(終了後は返却)していた。
2003年以降、コーナー集計得点1位のアーティストは番組でエンディングテーマとしても流れるほか、4週連続勝ち抜いたアーティストは再度、番組出演できるという権利が与えられる方式となった。ちなみに4週連続獲得の第1号は森山直太朗。
2004年度までブレイクレーダーには毎回2組のアーティストが登場していたが、2005年からは1組となり、得票数が80%を超えた場合は抽選会があり、主な賞品は番組エンディングテーマなどだが、特賞としてNHK紅白歌合戦の出場権などもあった(紅白出場権の獲得者はなし)。
ちなみに2005年の最高得票はアンジェラ・アキの92.3%。しかしこのときの抽選商品はティッシュだった。
ブレイクレーダーNEOになってからの最高得票は、平川地一丁目が2003年に記録した97.5%。
最終出場者は、元ZONEの舞衣子が率いるガールズバンドMARIA。
ちなみに2004年には集計ミスがあった。詳細は第5期を参照されたし。
[編集] 第5期(つんく♂・優香・高山哲哉時代)
- 前年の司会者のうち高市アナが降板、優香だけ続投。新司会者につんく♂と高山哲哉アナを迎え3人で司会を担当。司会がつんく♂であったせいか、「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(現在は解散)、織田哲郎、奥田民生を出してほしい。」「ハロー!プロジェクトの出演で私物化した。」という声が相次いでいた。
- また、第5期からはブレイクレーダーが「ブレイクレーダーNEO」にバージョンアップ、さらに地方人材発掘企画として『つんくのエンタメ情報局』なる企画も登場した。
- 地方での公開収録は福岡(2003年7月12,19日)、浜松(2004年2月28日,3月6日)、青森(同6月18日,7月2日)、札幌(同10月22,29日)で行われた。なお、青森では次のようなハプニングが起きている。
- 2004年6月18日放送(青森市文化会館で収録。ブレイクレーダーNEOのゲストはBEAN BAGと安良城紅)において、集計マシン『レーダー君』の誤作動により、不正確な数字を表示するというミスがあった。NHKでは後日、その集計を無効としているが、その後BEAN BAGは9月10日放送(9月6日、NHKホール収録分)でブレイクレーダーNEOに再度出演、82.3%という高い支持得点を獲得、見事5週勝ち抜いた。また、安良城は10月22日放送(10月11日、北海道厚生年金会館で収録)に出演し、70.6%という高い得点を出したが、同日出演のTRIPLANEに83.3%という得点を記録され敗れた。
- 2004年11月19日放送分に、波田陽区が「ブレイクレーダーNEO」に出演、「ギター侍のうた」で和田アキ子と司会者のつんく♂を斬った。さらにトークでは波田が優香を「でもあんたの本名、岡部広子ですから!残念!!! 全然ポップじゃない本名斬り!!」と斬って捨てる一幕も。のちに、つんく♂のネタがエンディングとして使用された。
また、波田は2005年1月14日放送の「ブレイクレーダーハッスルスペシャル」にも特別審査員でゲスト出演し「ギター侍のうた」で当時、裏番組の司会を務める青木さやかと司会のつんく♂を斬り、さらにトークでは大会委員長の小川直也をも斬って捨てた。
[編集] つんく♂のエンタメ塾→情報局
2003年、「つんく♂のエンタメ塾」のタイトルで、つんく♂のプロデューサーとしての手腕を生かし、全国各地から才能あふれる若いエンターテイナーを発掘するコーナーとして登場。毎回、視聴者の情報をもとに高山アナが現地へ出向きリポート。また投稿ビデオなども紹介。2004年より「つんく♂のエンタメ情報局」に改題、主に地域限定アイドル“ロコドル”を取り上げるなど、地方での人材発掘も積極的だった。
[編集] ブレイクレーダーハッスルスペシャル
今後の音楽界を担う若手アーティストがNHKホールに集結し、ブレイクするかを競うスペシャル企画。第1回は2004年10月8日に開催され、6組が出場、第1回優勝はスムルース。続く第2回は2005年1月14日に開催、出場6組の中からマシコタツロウが優勝した。『ハッスル』のタイトル通り、大会委員長はキャプテン・ハッスルこと格闘家の小川直也。また、優勝者以外にも、特別審査員から特別賞が出る場合もあった。
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[編集] 第6期(西川貴教・アンジャッシュ・村上由利子時代)
- トーク部分が通常のNHKホールでの収録とは別録りになる。大抵1~2組のアーティストがこのトーク部分に出演する。よってNHKホール収録は歌中心となる。
- 2005年5月27日放送分に、ブレイクレーダーハッスルスペシャルで大会委員長を務めた小川直也が歌手として出演。岩佐真悠子とのデュエットで『勝手に侵略者』を歌った。
- 2005年10月14日放送分に、高橋名人が「project430 meets 高橋名人」として出演し、『スターソルジャーのテーマ』を披露。懐かしの16連射も久々に見られた。
- 2005年10月21日放送予定のポップジャムは休止(1週繰り下げ)だったが、司会の西川貴教がT.M.Revolutionとして裏番組の「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」に出演した(※一部地域では裏番組ではない)。
- 2006年1月13日は「西川貴教 ソロ10周年記念バスツアー」と題した企画を放送。西川を含むMC4人で西川のゆかりの場所をバスでめぐる。西川の思い出のライブハウス訪問をはじめ、バス車内でDEPAPEPEのミニライブや、ゴスペラーズ・黒沢薫の手料理赤ワインと鶏肉のカレーを味わう。また、最後には西川が上京当時住んでいたアパートや焼き鳥屋を訪問した。
[編集] POP JAM DX.
- 2006年5月1日(月曜日)より「新生NHK」の一環の新枠『プレミアム10』(月曜22:00~23:30)内の企画として、不定期での放送となり、放送時間も最長の90分となった。NHKホールでのライブ収録はBS2で放送中の「サンデーヤングミュージック ミュージック・エクスプレス」(日曜18:00~18:50/不定期)と併録となった。基本的にはこれまでと同様NHKホールで収録。ただし、一部NHKスタジオでの収録となった。当初の予定では年8回ペースの予定だったが、同年9月15日放送分より週1回のレギュラー放送に復帰(詳しくは第2期レギュラーシリーズを参照)。特集番組「POP JAM DX.」としては、わずか3回で頓挫を迎えた。
- 収録時のホール司会は河辺千恵子と高山哲哉アナ(この両名はミュージック・エクスプレスも担当)が務めているが、ここでは基本的に司会者を置かず、放送に登場するのはナビゲーターの安めぐみだけ。これは兄弟番組「ミュージック・エクスプレス」と演出面で差別化を図る目的だったといえよう。
- 出演者は基本的に「ミュージック・エクスプレス」と同じアーティストが一部出演。POP JAM DX.のみ出演のアーティストも数組、というスタンスとなった。
- 従来の番組内容とは一新。ドキュメンタリー色が強くなった。
- ナレーションは山寺宏一が引き続き担当のほか、松本まりかが新たに参加。なお、山寺は今回の単発を最後にナレーターを降板した。
- また、今回より新たに番組ホームページにてポッドキャスティングの展開を開始した。
- 月曜夜10時・11時台は裏番組にフジテレビの「SMAP×SMAP」「あいのり」、テレビ朝日の「報道STATION」「くりぃむナントカ」(関西地区のABCは「クイズ!紳助くん」)などといった強力な裏番組が存在していることから、視聴率的には苦戦を強いられた。これはこの番組の放送枠である「プレミアム10」そのものが視聴者に浸透していないためとも言われている。
- 特に7月3日は、裏枠でフジテレビのドラマスペシャル『HERO』に30.9%(関東地区)という高い数字を記録されて大苦戦。そのため、この回の視聴率は2.1%と、大きく水をあけられる結果となった。そのため「プレミアム10」からの撤退を余儀なくされ、これがPOP JAM DX.として事実上の最終回となった。
- また、視聴者の間から「この時間帯(月曜22:00)で放送するべきではない。」などの意見が相次いでおり、それらの声を反映してか、月1回土曜日深夜(日曜日未明)の時間帯で再放送されていた。
[編集] POP JAM DX.の出演者
- 第1回(2006年5月1日、再放送5月20日)
- 第2回(2006年6月5日、再放送6月24日)
- 第3回(2006年7月3日、再放送7月8日/最終回)
- アンジェラ・アキ、華原朋美、木村カエラ、倖田來未、小柳ゆき、島谷ひとみ、ジョン・健・ヌッツォ、神話 (SHINHWA)、Tommy_heavenly6、平原綾香、ポルノグラフィティ、モーニング娘。、BELLE AND SEBASTIAN、HOOBASTANK
- スペシャルゲストプレーヤー/ROLLY、Marty Friedman、ジェイク・シマブクロ
[編集] POP JAM(ポップジャム、レギュラーシリーズ、第2期)
[編集] 概要・ポイント
- 2006年9月15日より、毎週金曜日深夜(土曜日未明)0:30~1:00の枠で放送開始。特番時代のタイトルから『DX.』が取れ『POP JAM』(ポップジャム)となった。
ただし、前回のレギュラー(40分)から時間が短くなり、1993年の番組開始以来最短の30分になっている(それまでは1995~1997年の35分が最短だった) - NHKホールでの収録は引き続き「ミュージック・エクスプレス」(BS2)との併録ではあるが、「POP JAM」は今回より放送3回分の収録となる。
- ナビゲーターの安めぐみはPOP JAM DX.から続投。また、ナレーターは長年担当した山寺宏一は降板。松本まりかは引き続き担当するほか、2003年から2年間司会を担当し、現在『ミュージック・エクスプレス』で司会を担当している高山哲哉アナがナレーションとして復帰。
- 前作POP JAM DX.からの流れで、ドキュメンタリー色の強い番組になっている。また、アーティストの演奏部分についてはNHKホール収録部分を極力減らし、NHKスタジオでの別収録部分が新たに加わる形となった。
- なお、今回のレギュラー放送復帰については、NHKサイドが「音楽業界の状況が月ごとに激しく変わる事からそれに敏感に反応するため」としているが、不定期では大物や新人アーティストを出すのが困難であるという音楽業界の意向や「NHK紅白歌合戦」への出演交渉を優位に進める狙いもあるものと見られる。
[編集] 主なコーナー
以下のコーナーはPOP JAM DX.から継続
- 東京.NOW:東京で生まれている音楽、ヴィジュアルを、アーティストなどのインタビューを交えながら徹底分析して紹介する。(W+K東京LABが全面協力)
- Live in Shibuya:渋谷で行われているライブを紹介する。
[編集] トピックス
- 新装後初のNHKホールでの収録は2006年8月28日に行われた(この模様は9月15,22,29日に放送)。ちなみに初回放送(9月15日深夜、16日未明)は、木村カエラ、Kōkua、Salyu、タタ・ヤン、AAA、パク・ヨンハ、hitomi、BEAT CRUSADERSが出演した。
- 9月29日放送には、NHKのアナウンサー6人で構成したバンド「ことばおじさんとアナウンサーズ」(ことばおじさんこと梅津正樹アナがリードボーカル)が出演し、「これってホメことば?」を熱唱した。なお、このバンドには高山アナもキーボード担当で参加しており、高山アナが自ら梅津ら他メンバーにインタビューし、曲紹介も自ら行った。
- 10月6日放送分では、病気療養中の忌野清志郎の一日も早い回復を願って、忌野のこれまでの足跡を特集した。忌野がポップジャムに出演した時の映像も数本ほど放送された。このときは、ゆずがコメント出演をした。
- 10月2日にはNHK大阪ホール5周年記念として「ミュージック・エクスプレス」との併録による公開収録が行われた(この模様は10月13,20,27日に放送)。なお、今回の大阪収録には後藤真希、小柳ゆき、SOUL'd OUT、DA PUMP、Tommy heavenly 6、大塚愛、川嶋あい、ゴスペラーズ、シャ乱Q、BoA、BEGIN等といった大物アーティストに混じり、ブレイク中のお笑い芸人、桜塚やっくんも登場した。
- 参考リンク:NHK大阪放送局のプレスリリース
- 11月24日の放送では、ナビゲーターのため普段トークをしない安めぐみが大ファンであるザ・コレクターズが登場し、初めてトークを行った。なお、この日は国会録画中継のため12分遅れ(24:42~25:12)で放送された。
- 12月1日の放送分はアジア大会開会式中継のため放送時間が24:30~24:50(20分)となり、10分短縮版として放送された。
[編集] その他の考察
- 「Live in Shibuya」のコーナー中、映像の最後に、大型のNHKロゴ(卵マークなし)が表示されることが稀にある。
[編集] 特集番組
[編集] PJ PURE SIDE(ポップジャムピュアサイド)
通常のホール収録とは別に、一組のアーティストに焦点を当て、アーティストの動きを追っていく企画として登場した。「僕らの音楽3」(フジテレビ)などの番組と異なり、スタジオライブはおろか、インタビューもなしのドキュメンタリーのため、普段はなかなか見られないライブの舞台裏やアーティストの素顔の部分を知ることができるのも魅力のひとつであった。これは2006年春からのポップジャムデラックスへのリニューアルの布石であったといっても過言ではない。
ちなみにナレーションは、山寺宏一が担当した。
- 放送した内容
- なお、東京事変編のみ2005年8月19日深夜に再放送された。
[編集] 2006年に放送された特集番組
- POP JAM Live in Shibuya
- 7月22日深夜(7月23日未明)1:30~2:30に「POP JAM Live in Shibuya」と題した特集番組が放送された。(関西地区はNHK奈良特集「どう立て直す?観光立県・奈良」放送のため、2:15~3:15に放送。)
- 夏歌'06
- 8月5日深夜(8月6日未明)0:20~1:05には夏のスペシャル番組「夏歌'06」が放送された。このスペシャルには絢香、大田クルーと温水洋一、大塚愛、KREVA、黒川芽以、コブクロ、スキマスイッチ、鈴木亜美、DJ OZMA、手嶌葵、mihimaru GT、WaTといったアーティストが出演した。
- POP JAM X'masスペシャル DJ OZMAのアゲ♂アゲ♂HOLY☆騎士(ナイト)
- 12月23日深夜(12月24日未明)0:15~1:00放送予定。今回のクリスマス特番は、DJ OZMAがゲストとともにライブとトークを交えたクリスマスパーティーを繰り広げる。主な出演はDJ OZMA、夜王“KING”純一、PANCHOほかDJ OZMAファミリー(DJ OZMAファミリーについては該当項を参照)。トークゲストには神奈月、高見沢俊彦(THE ALFEE)、田中知之(FPM)、中村中、VERBAL(m-flo)、まちゃまちゃ、MAX、森山直太朗、YOUが出演。
[編集] ポッドキャスティングによる展開
番組のホームページでは、ポッドキャスティングの展開も行っている。
[編集] 年表
年度・期間 | 放送時間 | 司会者 | 当時の構成、出来事など |
---|---|---|---|
1993年4月~ 1994年3月 |
土曜日午後5:00~6:00 ※(月1~2回) |
本木雅弘 | 番組名は「ポップジャム('93→'94)」 月1~2回のイレギュラー(単発)形式、1時間番組だった PJGに安室奈美恵とスーパーモンキーズが参加 ※緊急ニュース、プロ野球中継(延長)、緊急特別番組などの編成の関係で、放送が休止・延期されることも多々あった。 (ただし大相撲や高校野球中継がある場合は当初から予定なし) |
1994年4月~ 1995年3月 |
森口博子 | ||
1995年4月~ 1996年3月 |
金曜日夜11:30~深夜0:05 | 単発から週1回のレギュラー番組に昇格。 番組名を「ポップジャム」で統一する。 当時は35分番組だった。 |
|
1996年4月~ 1997年3月 |
土曜日夜11:35~深夜0:10 | ||
1997年4月~ 1998年3月 |
土曜日夜11:25~深夜0:05 | 放送時間が40分に拡大 | |
1998年4月~ 1999年3月 |
土曜日夜11:00~11:40 | 爆笑問題 柘植恵水 |
この年から司会者が複数制に。初めてアナウンサーを起用。 |
1999年4月~ 2000年3月 |
土曜日夜10:20~11:00 | ||
2000年4月~ 2001年3月 |
堂本光一 久保純子 |
6/17「懐かしソング総集編」(宇多田ヒカルの密着企画等) 6/24、沖縄から公開放送(出演:MAX、郷ひろみほか) 7月、広島から公開収録 (出演:杏子、19 (ジューク)、タンポポ、プッチモニ、ポルノグラフィティほか) 8/5「POP JAMサマースペシャル2000」(出演:モーニング娘。、KinKi Kids、安室奈美恵、MAX、鈴木あみ (現・亜美)、T.M.Revolution、L'Arc~en~Cielほか) 10/1、仙台から公開放送 (出演:DA PUMP、吉川晃司、島谷ひとみ、ゴスペラーズ、ほか) 1/6、放送300回を達成。 3/10名古屋から公開収録(プッチモニと0930のグルメ対決企画等) ・SP宇多田ヒカル~true secret story~(3/24) |
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2001年4月~ 2002年3月 |
・MUSIC WARP(出演者が懐かしのヒット曲を歌う) ・POPJAM SUPERSTAGE(堂本光一ミニライブ) ・POP JAM in愛媛(松山市で公開収録、6/9,16) (出演:CHEMISTRY、藤井フミヤ、中澤裕子ほか) ・SP平井堅・楽園の彼方に~アメリカ”大きな古時計”を探して(8/10)) 8/25「POP JAMサマースペシャル2001」 (出演:モーニング娘。、KinKi Kids、安室奈美恵、CHAGE&ASKA、GLAYほか) 9月、久保アナが産休の為司会を降板。 |
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2002年4月~ 2003年3月 |
土曜日夜11:10~11:50 | 優香 高市佳明 |
3/23「POP JAMスペシャルプロローグ」と題した新装開店と、司会の優香・高市アナのお披露目番組を放送 (出演:globe、ウルフルズ、岡本真夜ほか) ・ブレイクレーダースタート 8/24「POP JAMサマースペシャル2002」 (出演:松浦亜弥、ZONE、島谷ひとみ、上戸彩、THE ALFEEほか) 1/11「ブライテスト・ホープ・スペシャル」 (出演:サイコ・ル・シェイム、Lead、柴田淳ほか) 2/8、大阪城ホールにて10周年記念生放送 (出演:モーニング娘。、ZONE、加藤茶ほか) |
2003年4月~ 2004年3月 |
土曜日深夜0:10~0:50 | つんく♂ 優香 高山哲哉 |
・高山アナが「照明さん暗転!」と叫ぶブレイクレーダーNEOに新装。 ・つんく♂のエンタメ塾 6月、福岡より公開収録(出演:後藤真希、Do As Infinity、今井絵理子ほか) 9/6、スペシャルドキュメント 「川嶋あい・未来の扉」放送 1/17、ブレイクレーダーNEOスペシャル (出演:森山直太朗、朋ちゃん&コロッケほか) 2/14「POP JAMバレンタインSP in幕張」と題し幕張メッセから公開生放送 (出演:西城秀樹、松浦亜弥、はなわ、氷川きよし、志村けんほか) 2月、浜松から公開収録(出演:ソニン、上原多香子ほか) |
2004年4月~ 2005年3月 |
金曜日深夜0:15~0:55 | ・つんく♂のエンタメ情報局 ・PJ PURE SIDE第1回(5/14、175R) ・ブレイクレーダーハッスルスペシャル(10/8、1/14) 6月、青森から公開収録(出演:w-inds、島谷ひとみ、はなわ、RAG FAIRほか)。この時、ブレイクレーダーNEOで集計ミスが発生する事態となった。 10月『POP JAM in北海道』(北海道厚生年金会館から公開収録) (出演:ORANGE RANGE、コブクロ、安良城紅、安室奈美恵、T.M.Revolutionほか) 2/5、神戸ワールド記念ホールから公開生放送 (出演:松浦亜弥、氷川きよし、ZONE、BoA、大塚愛ほか) |
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2005年4月~12月 | T.M.Revolution アンジャッシュ 村上由利子 |
・PJ PURE SIDE第2回(6/24、東京事変) 10/14、高橋名人が出演 12/9『ROCK JAM』(出演:グループ魂、中ノ森BAND、ほか) |
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2006年1月~3月 | 金曜日深夜0:25~1:05 | 1/13「祝!西川貴教ソロ活動10周年記念慰安バスツアー」 3月、第1期レギュラーシリーズを終了(3/10)。 |
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2006年5月~7月 | 月曜日夜10:00~11:30 プレミアム10枠、月1回 |
― | 11年ぶりに単発(イレギュラー)番組へ移行。 放送時間を最大の1時間29分に枠拡大。 番組タイトルも『POP JAM DX.』(ポップジャム・デラックス)となる。 特定の司会者を置かず、安めぐみがナビゲーターとして登場。 ポッドキャスティングによる展開を開始。 ナレーションの山寺宏一が降板。 ・東京.NOW ・Live in Shibuya 7/22、「POP JAM Live in Shibuya」を放送 8/5、特集「夏歌'06」を放送(出演:大塚愛、温水洋一、コブクロ、WaTほか) 視聴率面で低迷し「POP JAM DX.」としてはわずか3回で終焉。 |
2006年9月~ | 金曜日深夜0:30~1:00 | 9/15、半年ぶりにレギュラー放送に復帰(30分)。 番組タイトルも『POP JAM』に再変更 9/29、ことばおじさんとアナウンサーズ(梅津正樹アナらのバンド)が出演 10月、NHK大阪ホールにて収録(10/13,20,27放送) |
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