T-5 (練習機)
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富士T-5 | |||
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概要 | |||
用途 | 初等練習機 | ||
乗員 | 2名~4名 | ||
初飛行 | 1987年4月27日 | ||
運用開始 | 1989年 | ||
メーカー | 富士重工業 | ||
寸法 | |||
全長 | 8.44m | ||
全幅 | 10.04m | ||
全高 | 2.96m | ||
翼面積 | |||
重量 | |||
空虚 | |||
標準 | |||
最大離陸重量 | 1,805Kg | ||
動力 | |||
エンジン | ロールスロイス・アリソン250-B17D ターボプロップ 1基 | ||
出力 | 350軸馬力(SHP)に制限 | ||
性能(目安) | |||
最大速度 | 287km/h (193kt) | ||
巡航速度 | |||
航続距離 | 945km | ||
実用上昇限度 | 7,620m | ||
海面上昇率 | |||
翼面荷重 | kg/m² |
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武装 | |||
固定武装 | なし |
T-5は、海上自衛隊が運用する練習機。KM-2の後継機として採用され、対潜哨戒機などのパイロットを養成するための初等訓練で使用される。ビーチクラフトのライセンスを受け、富士重工業が製造した。
目次 |
[編集] 導入経緯
KM-2の老朽化と、レシプロエンジンによる陳腐化により、後継機が求められた。富士重工はこれに応えるべく、ターボプロップエンジンを搭載し、主翼や尾翼の形状を大幅に変更した試作機KM-2D(JA8222)を製作、1984年(昭和59)6月28日に初飛行し、次期練習機の為のデータ収集に当たった。防衛庁の採用が決定し、同時にモックアップ審査が行われ、コックピットを4座席キャノピー型に変更、居住性向上や装備の近代化が図られた。量産型T-5は1987年(昭和62)4月27日に初飛行。1989年(平成元)から1999年(平成11)まで37機が納入され、第201教育航空隊(小月航空基地)に配備された。海上自衛隊のアクロバットチーム「ブランエール」もこの機体を運用している。
2006年(平成18)から減数に転じ、不足分が再調達されるが、訓練課程の変更と予算削減を受けた防衛大綱によって、将来は30機まで減数する事となっている。
[編集] 機体
エンジン・プロペラを機首に搭載し、主翼は低翼配置、座席は並列配置である。航空自衛隊の戦闘機パイロット養成と異なり、海上自衛隊ではP-3C等大型機のパイロット養成が主な目的であるため、座席の配置が大型機と同様の並列配置となっている。また、ジェット機との使用燃料の統一の点から、レシプロエンジンではなく、ターボプロップエンジンを採用している。この結果、騒音の低減にもつながっている。主翼形状の変更や尾翼の後退翼化など、改修箇所は多岐に渡り、コックピットは視界を重視した大型バブルキャノピーを採用、T-3までのイメージが一新されている。
[編集] 配備基地
- 小月航空基地:小月教育航空群 - 第201教育航空隊