GS美神 極楽大作戦!!の登場人物
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GS美神 極楽大作戦!!の登場人物（ゴーストスイーパーみかみ ごくらくだいさくせんのとうじょうじんぶつ）は椎名高志の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『GS美神』に登場する架空の人物の一覧である。
目次 |
[編集] 人間
[編集] GS関連
[編集] 美神令子除霊事務所
- 美神 令子（みかみ れいこ）（声：鶴ひろみ）
- 主人公。20歳。美神令子除霊事務所所長で、日本トップクラスのGS。優れた美貌とナイスバディを持ち、ボディコンを着ていることが多い。依頼料は非常に高いが能力は折り紙つきで、彼女を見込んで依頼する人間も多い。愛車は唐巣神父が悪霊を祓えず封印していたシェルビー・コブラに憑いていた悪霊を祓って強引に譲り受けた物。
- 悪霊と戦う際には、神通棍や精霊石、お札等の様々な霊的アイテムを使いこなす。また母から受け継いだ時間移動能力をもち、強力な電気エネルギーによって発動するが、コントロールはできないため普段は小竜姫によって封印されている。
- ワガママでアコギで、異常なまでの守銭奴で、脱税は当たり前のこと、横島を下僕同然の待遇でこき使ったり、目的（金）のためならどんな卑怯で外道な手段でも躊躇いなく使うため、人格的にはいささか過激で問題のある女である。しかし、本当はわりと寂しがり屋さん。料理が得意という意外な一面もある。
- 前世はアシュタロスによってつくられた悪魔メフィストフェレス。
- ある未来では、10年後に横島と結婚している。その様子は現代の美神が何もいえなくなるほどラブラブだった。
- 横島 忠夫（よこしま ただお）（声：堀川亮）
- 美神の色香に迷い、助手をしている17歳の高校2年生。時給250円（後に255円に昇給）という労働基準法違反レベルの薄給でこき使われている（終盤では、更に給料が上がったが、具体的な数値は不明）。海外赴任中の両親と離れ、アパートに下宿中。性格は優柔不断でスケベ。女運が非常に悪く、女と見ると見境無く飛び掛ってアタックし、その度に殴られたり振られたりしている。よく美神の着替えや入浴を覗いては半殺しの目にあっているが、一向に懲りる気配はない。人間の女にはなかなかモテない（と本人は思っている）が、何故か幽霊や妖怪の類には好かれやすい。小学生の頃は浪速に在住していたようで、ときおり関西弁が出てくる事もある。
- 父母の血ゆえか、商才はある。また遊びに関しては天才的な才覚を持ち、子供をあやしたり、小学生時にはミニ四駆の大会で3年連続優勝の記録から『浪速のペガサス』の異名をとっていた。身体能力も悪いほうではないようだ。物語初期～中期にかけては強者に媚びる小男っぷりを発揮するキャラだったが、後期になると美神以上ともいわれる潜在的な霊力（その源は、人並みはずれた煩悩）が覚醒する。
- 覚醒初期の段階では、霊気を手に集中し六角板状に安定させて盾やフリスビーとして使う「サイキック・ソーサー」や、剣状に変化させたり伸縮自在の武器となる「栄光の手（ハンズオブグローリー）」を主に使用。中盤で習得した「文珠」は霊力を凝縮した玉に漢字一文字の念を込めて様々な効果を起こす（例：「爆」「防」等。また2個以上を同時に使う事で効果が増大する。例：「飛翔」「復活」）能力で、人界では彼のみが使える。これにより戦闘への貢献は飛躍的に進化したが、貴重ゆえ、連続使用をするとストックがすぐなくなってしまう。
- 赤ん坊の頃に美神と会ったことがあったり、陰陽師だった前世で美神の前世と愛し合うなど、妙に因縁が深い。
- 前世は、前述の通り、陰陽師の高島。
- ある10年後の未来では美神と結婚し、トップクラスのGSとして活動。「文珠」を利用し自力で時間移動ができるまでになっている。ただし、煩悩に溢れた性格はまったく変わっていないようだ。
- おキヌ／氷室 キヌ（ひむろ きぬ）（声：國府田マリ子）
- 300年前に強力な地霊（妖怪）による山の噴火を鎮めるための人柱に捧げられ、地縛霊となった娘。普段着は巫女装束。ひょんなことから美神達と知り合い、美神に地脈から解放されて日給30円で助手として雇われることになる。連載やアニメの第1話の自己紹介では「キヌ」と名乗っているが、他の登場人物（及び文献）からは「おキヌ（ちゃん）」と呼ばれている。現代文明に毒されていないこともあってか、純粋で温厚な性格であり、少し天然ボケしている所もある。横島に好意を寄せている。
- 後に生き返り、自分を祀っていた神社の神主である氷室家の養子となった。その際幽霊時代の記憶を失い、一度は美神達の元を離れるが、記憶を取り戻してからはネクロマンサー（死霊使い）としての能力を発現。再び美神の助手として事務所に住み込み、冥子の母親が理事を務めるGS養成学校「六道女学院」の霊能科に編入学する。また300年も幽霊をしていたため、霊魂と肉体の接続が不完全で、幽体離脱も容易にできる。生き返った後はやや性格に変化が見られた（横島のセクハラ行動に対して幽霊時は無頓着だったが、生き返り後は非難をした等）。
- 作品の母体となった読み切り漫画には登場していなかったが、週刊連載が決まった際、作者が「美神と横島だけでは行動が過激になり過ぎる」と考え、2人の間に入る役柄として登場させたキャラクター。
[編集] 小笠原除霊事務所
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）（声：富沢美智恵）
- 美神のライバルで、小笠原エミ除霊事務所所長。美神とは犬猿の仲。呪術を得意としている。美男子好きで、ピートに言い寄っている。語尾に「～なワケ」とつけて話すことが多い。
- 10歳の時に両親を亡くし、叔母に引き取られるが、そりが合わずに家出。呪いを用いた殺し屋家業をしていたが、ある事がきっかけでGSを志すようになる（エミを主人公とした短編漫画にその模様が描かれている）。
- 必殺技は周囲の悪霊を一掃する霊体撃滅波。ただし、その前に3分間の呪的な踊りを行い、精神を集中する必要がある（修行を重ね、後に30秒に短縮される）。また、武器としてブーメランも使用する。
- ヘンリー（アニメ版 アーノルド）（声：池水通洋）
- ボビー（アニメ版 シュワルツ）（声：平野正人）
- ジョー（アニメ版 ネッガー）（声：平野正人）
- 小笠原エミの助手で、彼女が霊体撃滅破を使う際には周囲を囲い肉の壁となる。原作では美神とエミの呪い合戦に敗れて再起不能となり（タイガー寅吉と入れ違いに）退場したが、アニメ版では何度か登場した。アニメ版の名前はアーノルド・シュワルツェネッガーのパロディ。
- タイガー 寅吉（タイガー とらきち）
- アニメ未登場。
- エミのアシスタントの一人で横島のクラスメート。広島弁を喋る巨漢だが、女性には全く免疫がない。強力な精神感応能力者であり、自らを虎と化す事で力を発動するが、強力過ぎる為にエミの制御下でしか実力を発揮できず、後方支援が主であり、出番は多くない。自分でもその出番の少なさを時折ネタにしている。
[編集] 六道家
- 六道 冥子（ろくどう めいこ）（声：西原久美子）
- GSの名門である六道家の箱入り娘で、天然ボケ。自分を怖れて避けなかった美神のことを慕っている。
- 十二支に対応（ネーミングは十二神将から）する12匹の式神と呼ばれる強力な鬼神を影の中に宿しているが、そのコントロールは非常に不安定。その上、ちょっとした事でもすぐ動揺してしまう性格の為、時折、式神が暴走してしまう。式神が暴走した場合は周りの全てを破壊しつくす為、周囲の者は冥子がプッツンしないか怯えることもしばしば。
- 容姿・性格のため幼く見えるが、実は美神よりも年上（21歳）。
- 式神については後述。
[編集] 【六道女学院】
[編集] 霊能科1年A組
- 氷室 キヌ（ひむろ きぬ）
- 詳しくは上記。
- 一文字 魔理（いちもんじ まり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年A組のクラスメイトで、六道でのおキヌの友人一号。ケンカ三昧のいわゆる不良だったが、同じ中学出身で優秀なかおりに密かな憧れも抱いていた。霊能に目覚めたことで六道に入るが、やはり荒っぽい戦い方をする。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合ったタイガーと、いい雰囲気になる。
- 弓 かおり（ゆみ かおり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年A組のクラス委員長。昔の少女漫画のキャラのようなつぶらな目をしている。仏教系の霊能力を使うエリートの家系に生まれたため、非常にプライドが高く、同じ中学出身の魔理を嫌悪していたが、おキヌを通じて和解する。美神令子を「おねーさま」と呼び、激しく尊敬し慕っている。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合った雪之丞と、最初は反発しあっていたがいい雰囲気になる（その後もたびたび、デートの模様が描かれる）。
[編集] OB&教師
【六道女学院】では、OBが臨時の教師となることが多く、その他にも、OBではないが、六道家関係者（鬼道など）が教師にあたることもある。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- 詳しくは下記。
- 美神 令子（みかみ れいこ）
- 詳しくは上記。
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）
- 詳しくは上記。
[編集] 不老不死隊（劇場版パンフレットでの表記）
- ドクター・カオス（声：千葉繁）
- 通称「ヨーロッパの魔王」。年齢は1051歳。古代の秘術により不死の体になっているが、老化は続いている為かなりボケている。
- 錬金術が得意で、若いころは天才的な頭脳を発揮し、（マリアなどの）数々の優れた発明や発見をしていたが、今はその頃の記憶も曖昧で、金もないためか、ロクでもない発明品しか作れない。現在、ボロアパートにマリアと住んでいるが、家賃を払うのにも四苦八苦しており、支払いを滞らせては家主の婆さん（声：鈴木れい子）にナギナタで殴られている。
- 胸に描かれた紋章から怪光線を発射することができるが、本格的な実戦で使用された試しはなく、ほとんどマリアに任せきっている。若いころは、吸血鬼ブラドーやサイレンの魔女を圧倒するほどの力を持っていた。原作最終話のおけるとある未来（令子と忠夫が同時に見た夢の未来であはあるが、霊力の高い二人が同時に見たということは、予知夢の可能性が高く、作者の椎名高志によれば、40パーセントの可能性で起こる未来）ではマリアの量産に成功し、大金持ちにはなっていた（ボケが進行してピートの事も分からなくなったらしいが）。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話にも登場している。
[編集] 唐巣教会悪魔祓い事務所（劇場版パンフレットでの表記）
- 唐巣 和宏（からす かずひろ）（声：曽我部和恭）
- 通称、唐巣神父。年齢は45歳前後。頭は薄く近眼だが、優秀なGSであり、美神の師匠でもある。
- 昔はキリスト教の神父であったが、キリスト教では悪魔祓いは認められないため教会からは破門されてしまい、そのために、一時期やさぐれており、そのとき美神美智恵に出会った。その後、イギリスへ渡り、ヘルシング教授（ヴァン・ヘルシングの子供）の下で修行し、日本で自分で教会を作って神父となった。
- 美神の金への執着心を苦々しく思いながらも、師匠として温かく見守っている。美神とは違い、貧しい人の依頼も進んで引き受け、報酬を受け取らないことも多い。そのため生活は清貧そのもので、空腹で倒れた事もある。
- 隠れSFファンでスターウォーズやヤマトも見ていたらしい。
- モデルは、漫画家の藤田和日郎。ネーミングは映画「エクソシスト」のカラス神父に由来する。
- ピエトロ・ド・ブラドー（声：森川智之）
- 愛称はピート。その昔ヨーロッパを荒らしまわった吸血鬼ブラドー伯爵の息子であり、人間の母との間に生まれたハーフ・ヴァンパイア。そのため、当然ニンニクは駄目だが、太陽は平気。見た目は10代後半だが、実年齢は700歳を越えている。得意技は、体を霧状にする「ヴァンパイア･ミスト」。
- 正義感が強く、曲がったことが許せないが、戦いの際は三枚目の役どころに回ってしまうことも少なくない。美男子で女にモテるが、実は凄まじい音痴（ピアノの音で学校中のガラスを割ったことがある）。父・ブラドーを退治した縁で、唐巣の下で修行中。ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に入るのが夢で、必要事項である高卒資格を得る為、横島の高校に編入した（それまで学校に通った事がなかったらしい）。原作最終話のとある未来では無事にオカルトGメンになっている姿が見れる。
- GSの試験で戦った伊達雪之丞とはライバル関係。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第2話にも登場している。
[編集] 厄珍堂関係者（劇場版パンフレットでの表記）
- 厄珍（やくちん）（声：茶風林）
- 精霊石やお札などのオカルトグッズ全般を扱う専門店「厄珍堂」の主人。美神もここから道具を仕入れているが、テストと称してろくでもない品物を掴ませては、美神たちを大混乱に陥れることもしばしばの危険人物。美神と同等、若しくはそれ以上の因業オヤジである。その関係で美神の裏についても詳しく、それをネタに自分の失敗の後始末を依頼することも。横島に劣らぬスケベオヤジでもあり、妙に気が合うらしい。語尾に「～アル」と付ける。偶然マリアの設計図を再発見したカオスと共にテレサを製作して金儲けを企んだ事も。
[編集] オカルトGメン関係
- 西条 輝彦（さいじょう てるひこ）
- アニメ未登場。
- ピートが憧れる、ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に所属しており、銃や剣等の優れた装備を使って戦う。戦闘も強いが指揮能力も優れ、良き指揮官として戦う。
- プレイボーイで、魔鈴めぐみに「毎回連れている女性が違った時期があった」と暴露されたこともあるが、美神に関しては実質、横島と同レベルで争っている。イギリスに留学するまでは美神の母に師事しており、今でも尊敬している。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- アニメ未登場。
- 令子の母親で、強大な能力を持つGS。年齢は39歳前後。見習いGSとして唐巣神父のもとに来た際、精神感応能力者の吾妻公彦と知り合い結婚、令子を産む。令子が幼い頃に死んだことになっていたが、対アシュタロス戦では、過去から時間跳躍により現代に出現、GS部隊の隊長として指揮を執った。世界を救うためなら娘である令子を犠牲にしても、という冷徹さを見せる。（両親や美智恵自身は、アシュタロスとは、別の魔族の一派に狙われている）
- 魔鈴 めぐみ（まりん めぐみ）
- アニメ未登場。
- 西条輝彦のイギリスでの後輩、失われた魔法の発見に情熱を燃やす魔女であり（この世界では、中世の強力な魔法は、現代ではほとんど失われている）、使い魔として黒猫を従えている。また料理が得意で、彼女が開いた魔法料理店「魔鈴」はいつも賑わっている。バレンタインなど、季節に応じて物を売る事もある。
- 天然なのかわざとなのか美神をよくけなし、そのたびに密かに命を狙われていた。
[編集] その他
- 伊達 雪之丞（だて ゆきのじょう）
- アニメ未登場。
- 小柄だが、「魔装術」による肉弾戦を得意とする男。「一匹狼」を自称し、やや戦闘狂じみた面がある。元々はメドーサの手下だったが、ピートとの闘いに横槍を入れられたため決別。それ以降は香港でモグリのGSを行っていたが、香港編で免罪となる。以降は修行の旅を続けている模様。作内での初登場は「誰が為に鐘は鳴る!!」だが、横島とは小学生時代「ダテ・ザ・キラー」としてミニ四駆の大会で激闘を繰り広げたらしい。
- 幼いころに亡くなったらしい母親を「ママ」と呼ぶ、重度のマザコン。登場初期には、女性を見てはよく「ママに似ている」と呟いていた。
- GS試験時に互角の戦いを繰り広げたピート、横島をライバルとしてみている。特に横島に関しては、勘違いからかなり過剰評価している。
[編集] 民間人
- 花戸 小鳩（はなと こばと）
- アニメ未登場。
- 横島の住むアパートの隣の住人。祖父の悪行が原因で貧乏神にとり憑かれており、貧困生活を強いられていた。自分が貧乏神にとり憑かれていることを知っても、態度を変えなかった横島に想いを寄せている。苦難に耐える自分に浸りがちな面もあり、「ひまわりさんに笑われちゃう」、「どんなときでも『よかった』を探さなきゃ」など、時折どこかで聞いたような台詞を口にする。
- 美神 ひのめ（みかみ ひのめ）
- アニメ未登場。
- 対アシュタロス戦後に誕生した令子の妹。美智恵が令子の前から姿を消し、公彦とアマゾンに隠棲していた間に妊娠したらしい。生まれながらの発火能力者（パイロキネシスト）であるが、赤ん坊であるため能力のコントロールができず、お札で能力を封じている。
[編集] 村枝商事関係者
- 横島 大樹（よこしま たいじゅ）
- アニメ未登場。
- 横島忠夫の父でモテるプレイボーイ。力も強くその精神力は素手で悪霊を倒すほど。身体能力も、レアメタルの発掘現場や会社を襲撃してきたテロリストを返り討ちにし、ナイフを巻き上げたり、生け捕りにしたりと凄まじいレベル。
- 村枝商事に勤め、専務とは犬猿の仲で裏工作により僻地のナルニアに飛ばされたが、それでも日本に復帰する事が出来るぐらいの有能な人物。だが妻には頭が上がらない。クロサキという元部下がおり、現在でも慕われている。
- このクロサキとともに、同時期にサンデーで連載されていた『機動警察パトレイバー』のシャフトの面々がモデルと思われる。専務もすだれハゲ。
- 横島 百合子（よこしま ゆりこ）（声：緒方恵美）
- 横島忠夫の母。夫と同じ会社に勤めていたが、17年前に出産とともに職場を辞めるまでは「村枝の紅ユリ」として名を馳せたスーパーOLだった。「彼女なしには今の村枝商事は無かった」と語る人物も。
- 旧姓・紅井。夫・大樹は彼女の元部下であり、何度払い除けても諦めず熱心に迫ってくるのに折れて結婚。このことは、美神に激しい不安を覚えさせた。
- 夫と同じく精神力が強く、戦闘能力も高い（旅客機をハイジャックしようとしていたテロリストの計画書をすり、一撃で倒した）。
- アニメでは、横島が時を遡る中で、若い頃のみ登場。
- 村枝 賢七
- アニメ未登場。
- 村枝商事社長。横島の母には「ケンちゃん」と呼ばれる。村枝賢一から名前を拝借。
[編集] 作家
[編集] 霊魂
- おキヌ（ひむろ きぬ）（声：國府田マリ子）
- 詳しくは上記。
- マリア（声：山崎和佳奈）
- 約700年前に絶頂期のカオスが作り出した女性型ロボット。当時カオスと親交の深かった女性がモデルになっている。
- ロケットアーム・右腕のマシンガンなど、多くの実弾系の武器を装備。特殊合金製の体で耐久性も非常に高く（ミサイルや対戦車砲の直撃、大気圏突入にも耐える）、戦いの時は仲間達を強力にサポートする。外見の変化は少ないが、カオスによりこつこつ改良されているらしい。ロボットであるため感情的に話すことは少ないが、喜びや思いやり等の心や感情を持っている。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話にも登場している。
- 渋鯖 人工幽霊壱号（しぶさば じんこうゆうれいいちごう）
- アニメ未登場。
- 戦前のオカルト研究家･渋鯖博士によって作り出された人工霊魂。強力な霊能力者のエネルギーを受けていないと消耗してしまう。メドーサとの戦いでビルごと除霊事務所を破壊されて行き場を失くした美神の前に現れ、屋敷を事務所として提供した。実体は無く普段は屋敷に宿っているが、仕事に出る際には自動車に憑依して同行し、美神達をサポートする。
- 人工霊魂の実験に成功したのは、この渋鯖博士の人工幽霊壱号と、カオスのマリアとテレサのみ（ただし、テレサは完全に成功しているとは言えない）。
- 作者に忘れられたのか、後期では出番がない。
- 「いちごう」の表記は、話によって「壱号」と「一号」が混在している。
- テレサ（声：川村万梨阿）
- 偶然マリアの設計図を再発見したカオスと厄珍によって製作されたマリア2号機。だが金儲け等の邪な感情によって作り出された人工霊魂を使った為なのか、姉であるマリアを抹殺しようとする等、かなり捻くれた性格になった。ロボット３原則が入力されておらず、人を傷付ける攻撃も平気で行う。基本的な武装はマリアと同じらしいが、片目が強力なレーザー砲になっている。ロールアウト前に起動した為か、防水処理はされていない。量産を前提に作られた為、マリアよりは装甲材の材質等が劣る為かマリアよりは防御力がおちるが、それでもかなりの硬さを誇る。マリアと激闘末、海に落ちて喪失。
- その後、アシュタロスの宇宙処理装置によって今までに美神と戦って倒された魔物達と共に復活するも、マリアに対して放ったミサイルをアシュタロスに当ててしまい彼の怒りを買って胴体を破壊され、なおかつ宇宙処理装置を守っていた埴輪達にトドメをさされて爆死。
- 卑弥呼（声：三田ゆう子）
- 生前の行いについては、卑弥呼を参照。
- その霊格は、神や悪魔に匹敵するほど。約1000年ごとにある行為を行い、その度に、多くのゴーストスイーパーが争いあう。令子とエミと冥子によって、召還されたこともある。
[編集] 妖怪
- 愛子（あいこ）（声：伊藤美紀）
- 横島の通う学校に出現した、机が変化した妖怪。学生生活に憧れ、学生達を取り込んでホームルームを続けていたが、美神に張り倒された際「本当は叱って欲しかった」と改心。その後「我々は皆、こーゆー（学業熱心な）生徒を夢見て教師になったんだ――!!」と感涙した教師達によって、横島のクラスメイトとして受け入れられることに。
- 外見はロングヘアにセーラー服の美少女だが、もとが机の変化であるため本体である机とは離れられない。実年齢は推定32歳。70～80年代の熱血学園ドラマを思い起こさせるようなノリが大好きで、「青春」が口癖。学校では横島、ピート、タイガーらと共に除霊委員とされている。
- アニメではレギュラー化せず、あまり活躍を見せない。
- 犬塚 シロ（いぬづか シロ）
- アニメ未登場。
- 横島を師匠と慕う人狼族の少女。剣術に長け、サムライ言葉でしゃべる。最初は子どもの姿であったが急成長し、犬神ならではの超感覚を生かして、後にタマモとともに美神除霊事務所の屋根裏部屋に助手として住み込むことになる。タマモとは一見犬猿 (?) の仲のようであるが、同じ犬神どうしの連帯感のようなものも芽生えているようである。
- 趣味は散歩で、横島をつき合わせては朝晩数十キロ引きずり回している（本人に悪意はない）。
- タマモ
- アニメ未登場。
- 800年前に退治された大妖怪九尾の狐の転生した姿で、普段は中学生くらいの姿に化身している。国を滅ぼす悪しき存在として自衛隊に追い回され、退治に赴いてきた横島とおキヌに匿われるが、すっかり人間不信になっており逃走。以後、好物のきつねうどんの無銭飲食を繰り返していたが、契約違反（タマモを退治しなかったこと）の発覚を恐れた美神に助手として雇われ、美神除霊事務所の屋根裏部屋にシロと同居することになる。
- 前世は、玉藻前。
- 鈴女（すずめ）
- アニメ未登場。
- 色々と騒動を起こした挙句美神たちに捕らえられたいたずら好きのピクシーで、その後屋根裏で暮らすことになった。はずだったが、のちに屋根裏にシロとタマモが住むようになってもその姿を現さず、いつの間にか忘れ去られていたかわいそうな妖精（巣のみ、たびたび描かれる）。漫画の最終回で「全員集合！」のような場面ですら登場しなかった。
[編集] 式神
[編集] 六道家式神
冥子の式神は、六道家初代が封じた妖怪を式神としたもの。
- クビラ（子）
- ネズミの式神。霊視能力を持つ。
- バサラ（丑）
- 牛の式神。霊を吸引する能力を持つ。
- メキラ（寅）
- トラの式神。短距離の瞬間移動能力を持つ。
- アンチラ（卯）
- ウサギの式神。鋭い耳で相手を切り裂くことが出来る。
- アジラ（辰）
- 龍の式神。口から火を吹き、相手を石化させることが出来る。何故か活躍の場面が少ない。
- サンチラ（巳）
- ヘビの式神。電撃攻撃を行う。
- インダラ（午）
- ウマの式神。最高で時速300キロでの走行が可能。普段は冥子を乗せている事が多い。
- ハイラ（未）
- ヒツジの式神。毛針を使用した攻撃を行い、また自分と周囲の人間を夢に入り込ませるサイコダイブの能力を持つ。
- マコラ（申）
- サルの式神。変身能力を持つ。長時間放置していると、周囲の人間に同化する習性がある。脱走騒動を起こし、美神たちを振り回したこともある。
- シンダラ（酉）
- トリの式神。亜音速での飛行が可能。
- ショウトラ（戌）
- 犬の式神。怪我や病気を治癒させる能力を持つ。
- ビカラ（亥）
- イノシシの式神。戦車並みの怪力を持つ。
[編集] 神族
- 小竜姫（しょうりゅうき）（声：山崎和佳奈）
- 人界と神界の接点である【妙神山修行場】の管理人。神剣の使い手で一時的に時間を遅らせる「超加速」を使う。普段はGS達の能力を引き上げるための修行を行っている。横島の潜在霊力の高さを最初に見抜いた人物で、それを引き出そうと指南したり助力したりしている。竜神なので、背中にある逆鱗（げきりん）に触れられると変身して暴れてしまう。
- 人界との交流が少ないためか現代の常識に欠けている。東京を「江戸」と呼び、文字を右から読み、最近までカラーテレビの存在を知らなかった。斉天大聖の直弟子で神格もそれなりに高く、人間界における神族の代表的立場にあった。
- 【妙神山】右の鬼門（みぎのきもん）（声：江川央生）
- 【妙神山】左の鬼門（ひだりのきもん）（声：田中一成）
- 妙神山の門を守る2体の鬼の像。それぞれを「右の」「左の」と呼び合うが、部外者には判別不能。普段は門扉に顔を貼り付け、首なしの胴体が両脇に立っている。小竜姫が美神らの元を訪れる際には人間に化けて同行するが、身長が3m近くもあるため、変装の意味はあまりない。小竜姫と同じく、人界の常識には疎い。
- 天龍童子（てんりゅうどうじ）（声：浦和めぐみ）
- 竜神族の王・竜神王の息子であり、王の世継ぎ。幼い容姿だが、身分のせいか態度は横暴。その立場から、メドーサらに命を狙われていた。小判で釣り、横島を部下にした。
- パピリオ
- 詳しくは、上記の魔族のところに記載。
- 貧乏神（びんぼうがみ）
- アニメ未登場。
- 悪徳高利貸しだった小鳩の祖父の因果応報で花戸家（小鳩）にとり憑く。メキシカンのような格好をしていて、小鳩からは「貧ちゃん」と呼ばれる。「清く貧しく美しく!!」の終盤で福の神になったが、相変わらず「貧乏神」と呼ばれている。
- ヒャクメ
- アニメ未登場。
- 小竜姫と同じ神族で小竜姫の親友。人界の監視をしていて基本的に千里眼で何処でも見る事ができ、人の心を見る事もできる。その名の通り全身に100の感覚器官があり、それによって敵の霊的な弱点を見る事も出来る。しかし怖がりで、想定外の出来事に弱い。
[編集] 悪魔
[編集] 魔族
- メドーサ（声：川浪葉子）
- 神界の黒便覧（ブラックリスト）に名を連ねる竜神で、上級魔族に位置する。人間を「クズ」と呼んで見下している。魔族に通じており、実はアシュタロスの元で動いていた。「超加速」や小竜姫と互角に打ち合える剣術など、序盤では最強クラスの強敵だった。また、髪から眷族（ヘビ）を呼び出すことも可能で、これに噛み付かれた者は石化してしまう。美神からは「ヒスもちヘビ女」、横島からは「ちちのでかい年増」と呼ばれ、特に美神の事は根に持ったらしい。美神たちとは幾度も死闘を繰り広げるが、月面の戦いにおいてついに倒される。
- 後にアシュタロスにより復活するが、所詮は再生怪人レベルで、横島に一蹴されてしまった。ただし、宇宙処理装置は、GS美神 極楽大作戦!!の宇宙処理装置のところに書かれているように設定されているため、本物は、月面の闘いで死んだものと見られる。
- アニメでは「メドゥーサ」と表記。
- ワルキューレ
- アニメ未登場。
- 小竜姫とは別の種族で魔族。魔界第2軍所属の特殊部隊の大尉で射撃が得意。ジークの姉で、おそらく血は紫。
- 人界との交流があるせいか、小竜姫よりは人界に詳しい。最初は横島の事を役立たずだと思っていたが、文珠の開花により認識を改める。
- ジーク
- アニメ未登場。
- 姉のワルキューレと同じく軍に所属する。情報部所属で階級は少尉。
- 神魔交流と和平の一環として妙神山に出向している。悪魔だが元々は神だったため、魔族の闘争本能が余り無く基本的に冷静で温厚。ただし、帽子をかぶると軍人に豹変する。元々の能力は高いため戦えば強いが、情報部のため余り戦う事が無いので際立つ能力を見せた事は無い。
- アシュタロス
- アニメ未登場。
- 魔界トップクラスの実力をもつ超上級魔族、力は推定10億マイト（ヒャクメを100マイトとした場合、美神は90マイト前後）。
- 他の悪魔と違い本能を抑え、長期にわたり計画的に行動する事が出来る。宇宙処理装置（コスモプロセッサ）や究極の魔体などを5000年がかりで完成させ、魔族のための（アシュタロスは魔族＝悪という運命に耐えられなかった）宇宙創生を企む。
- ほぼ全編に渡って部下を使い、黒幕として敵であり続けた。また宇宙処理装置に必要な美神の魂を狙い、3体の魔族を作る。
- 土具羅魔具羅（どぐらまぐら）
- アニメ未登場。
- アシュタロスの部下で、戦闘には向かないが演算能力に優れた遮光器土偶型ロボット。エネルギー源（主食）はプルトニウム。アシュタロスに5千年近く仕えている。アシュタロスによって作られた三姉妹の寿命を1年という短期間に設定し、能力をあげたのも彼である。実は暖かい所もあり、彼らに拉致された横島に、味方よりも温かいと言わしめた。
- アシュタロスの消滅後は、その演算能力を見込まれ、魔界の情報部（ジーク）に引き取られた。
- 『長いお別れ』では別の設定で登場。
- ルシオラ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の長姉。蛍の化身で眷族は連れていないが、光を操って幻覚を見せ、麻酔攻撃やサイコダイブ等、幻惑系の術に長けている。機械や生物関係にも強く、多くの生物兵鬼を生み出した。
- 情熱的な性格で、横島と恋仲になったことでアシュタロスを裏切り、べスパとの戦いで自分を護って瀕死になった横島を助けて（自分の魂の大部分を与えて）、死んでしまう。その際、意識だけが横島の中に残り、自分と世界を天秤にかけて苦悩する横島にアシュタロスを倒すと約束した事を思い出させ、世界の為に自分を生き返らせるチャンスを捨てる事を促した。この事により、横島は心に深い傷を負う。結果、転生すらも出来ない状態になってしまったルシオラを横島は何とか復活させたいと願い、横島の子として転生する可能性に唯一の望みを託す事になる。
- べスパ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の次女で蜂の化身。カッとなりやすく、パワーは三姉妹でトップだが、特殊能力は持たない。眷属として妖蜂（スズメバチ）の軍団を従える。
- アシュタロスを裏切ったルシオラと戦い、その消滅の原因となるが、それでもルシオラを救おうとする。横島、ルシオラに恨みがあるわけではなく、唯アシュタロスへの愛と忠誠のための行動による。
- アシュタロスの消滅後は魔界の軍に入った。
- パピリオ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の末妹で蝶の化身。姉2人と違い、体格は明らかに子供。思考も子供そのもので単純な行動に走りやすい。語尾に「～でちゅ」とつけて話す。力はルシオラより弱く、特殊能力は持たないが強力な眷属を従える。ペットを飼うのが好きで、横島を『ポチ』・ヒャクメを『ペス』と名付けて無理やりペットにしたこともある（他にもケルベロスなど多数の怪物を飼っていた）。
- 姉妹の状態を感じられるらしく、2人の姉が両方とも死んだと感じたときには動けなくなるほどのショックを受けた。
- アシュタロスの消滅後は小竜姫に引き取られて弟子となり、妙神山で暮らしている。
