金剛駅
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金剛駅(こんごうえき)は、大阪府大阪狭山市にある、南海電気鉄道高野線(りんかんサンライン)の駅。
かつては優等列車通過駅だったが、特急りんかん運行開始の1992年から一気に特急・急行停車駅に昇格となった。
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[編集] 駅構造
待合室は1・2番線ホームはホーム前方、3・4番線ホームはホーム中ほどに設置。売店は3・4番線ホーム前方に1ヶ所ある。特急券券売機は3・4番線ホーム、売店近くに1ヶ所ある。エレベーターは、各ホームとも中ほどに1ヶ所ずつ設置。トイレは3・4番線ホーム階段上の改札近くにある。 バス定期券売り場は東口にあり、南海国際旅行とJRみどりの窓口が併設されている。
- のりば
- ■ 河内長野・橋本・高野山方面(待避線・当駅始発なんば行き各駅停車も使用)
- ■ 河内長野・橋本・高野山方面(本線)
- ■ 堺東・新今宮・難波方面(本線)
- ■ 堺東・新今宮・難波方面(待避線)
なんば方に渡り線(折り返し列車は1番線に入線)がある。 2005年10月16日からは当駅折り返しの各駅停車が毎時1~2本設定されており、全列車1番線から発車する。なお当駅終着の各停は同一ホーム上で快急・区間急行(河内長野駅、三日市町駅、林間田園都市駅方面)に乗り換えることができる。
当駅始発の各駅停車は北野田駅で後続の区間急行に接続するダイヤになっている。
[編集] 利用状況
金剛団地・狭山ニュータウンの玄関口で、2004年度の調査結果による1日あたりの平均乗降客数は38085人。この数字は南海の駅全体では難波駅、新今宮駅、堺東駅、天下茶屋駅に次いで、99駅中5位。高野線の駅(難波駅~岸里玉出駅間含む)としては42駅中5位である。
[編集] 駅周辺
駅改札からバスターミナルにはエスカレーターが設置(西口側は上りのみ)されており、西口側にはエレベーターもある。
タクシー乗り場は両ターミナルに設置されている。また、東口からは各病院・施設・学校に向かうバスが多数運行されている。
最近駅周辺に、有料の自転車・単車置き場(一時利用可)が続々と完成している。
商店は東口に集中しておりコンビニ(アンスリー)、ロッテリア、書店(水嶋書房)などがある。なお、駅の東口ロータリーの先は富田林市になるため、同市民の利用者が多い。
- ダイエー金剛店
- 日本郵政公社狭山南半田局
- 狭山神社 … 駅から約500m西方
- 金剛13号自然公園
- 大阪府立狭山高等学校
- 富田林市立久野喜台小学校
- 富田林市立高辺台小学校
- 富田林市立寺池台小学校
- 富田林市立金剛中学校
- 近畿大学医学部附属病院(バスで15分ほど)
- 狭山池(狭山池博物館)
[編集] バス
かつては駅東口のみに南海バスのターミナルがあったが、近年整備され、平成15年3月に西口にもターミナルが完成。東口は金剛団地方面、西口はコミュニティバスを中心とした狭山ニュータウン経由をはじめ、泉北高速鉄道泉ヶ丘駅とを結ぶバスが発着している。一部路線は平日「深夜バス運転」を実施しており、終電近くでもバス接続がある。また西口からは関西国際空港行きのリムジンバスも運行している。
- 東口1番のりば
- 57系統 (金剛東団地)向陽・藤沢台回り
- 東口2番のりば
- 58系統 (金剛東団地)高辺台小学校前経由、津々山・小金台回り
- 58-1系統 (金剛東団地)高辺台3丁経由、津々山・小金台回り
- 東口3番のりば
- 60系統 (金剛東団地)寺池・高辺台回り
- 西口4番のりば
- 西口5番のりば
- 21系統 泉ヶ丘駅(岩室、晴美台2丁、茶山台南口経由)
- 22系統 泉ヶ丘駅(岩室、帝塚山学院泉ヶ丘校前、茶山台南口経由)
- 関西国際空港 行(リムジンバス)
- 大阪狭山市循環バス(駅南側踏切付近に停留所を設置、南海バス運行)
- 西・北回り 福祉センター方面
[編集] 歴史
- 1937年(昭和12年)4月19日 開業。相対式2面2線のホームをもつ地上駅。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)12月27日 島式2面4線になり橋上駅化。
- 1992年(平成4年)11月10日 特急・急行停車駅となる。
- 2003年(平成15年)3月 西口ターミナル供用開始。
- 2003年(平成15年)3月31日 駅舎改修工事、バリアフリー化工事完了。
森正人(2005)『四国遍路の近現代』によると、この金剛駅は1937年に南海鉄道(南海電鉄の前身)の開業50周年記念イベントとして開催された「四国八十八ヶ所出開帳」に際して造られた。このイベントは四国にある88の寺院を巡礼する四国遍路の住職を招き、本尊のレプリカを作って、そこを訪問すれば四国の88の寺院を巡礼するのと同じ価値があるとするものだった。 出開帳の会場は当初、浜寺、大浜など4ヶ所だったが、これらの会場の都合がつかずに、現在の泉大津市助松と大阪狭山市の狭山池周辺になった。会期には後に50万人が訪れたと言われるほどの盛大なイベントだったので、南海鉄道としては新しい駅を作る必要があった。現在の駅は、それまで畑が散在する荒涼とした地形だった。 「金剛駅」という名称は、真言宗、密教の重要な語句から来ている。四国遍路の最重要語句は「南無大師遍照金剛」という。つまり金剛駅という駅名そのものが、暗に四国遍路とのつながりを示していることになる。
[編集] 隣の駅
- 南海電気鉄道
- ■高野線(りんかんサンライン)