御幸辻駅
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御幸辻駅(みゆきつじえき)は、和歌山県橋本市にある、南海電気鉄道高野線(りんかんサンライン)の駅。
単線時代からの在来駅で、この駅と橋本駅の間に小原田車庫がある。
橋本方面の電車に乗ると、進行方向右側に単線時代の廃線跡が確認できる。 レールと枕木は取り残されたままで、小原田車庫の手前で途切れる。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ高架駅である。 改札・コンコースは1階、ホームは2階にある。コンコースとホームを結ぶエレベーターあり。便所は改札内にあり、男女別の水洗式。
- のりば
- ■ 橋本・高野山方面
- ■ 河内長野・堺東・難波方面
[編集] 特徴
小原田車庫の最寄り駅だが、当駅で折り返す列車は設定されておらず、入出庫列車は橋本駅または林間田園都市駅まで回送される。 しかし高野線の車両の表示幕には「各停 御幸辻」や「急行 御幸辻」などの行き先が入っている。
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は2997人。この数字は南海の駅全体では99駅中61位、高野線の駅(難波~岸里玉出間含む)としては42駅中28位である。
[編集] 駅周辺
駅周辺は閑静な集落となっている一方、南西の山肌に住宅地あり。
- 橋本紀見郵便局
- 橋本市立紀見小学校
- 杉村公園(徒歩5分)
[編集] 歴史
- 1915年(大正4年)3月11日 高野登山鉄道の高野辻駅として開業。
- 1915年(大正4年)4月30日 社名変更により大阪高野鉄道の駅となる。
- 1922年(大正11年)9月6日 会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1923年(大正12年) 御幸辻駅(みゆきつじえき)に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1981年(昭和56年)11月22日 紀見峠~御幸辻間複線化。
- 1994年(平成6年)7月21日 橋本までの複線化に備え高架化。
- 1995年(平成7年)8月30日 御幸辻~橋本間複線化。
- 1996年(平成8年)11月24日 小原田車庫新設。