郡内地方
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郡内地方(ぐんないちほう)は、山梨県の地域区分やその地域の通称名。郡単位で言えば、北都留郡・南都留郡、県単位で言えば、おおむね東半分の地域にあたる。国中地方と共に山梨県を構成する。また、気象庁による山梨県内の気象区分では、東部・富士五湖と呼ばれている。
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[編集] 特徴
- 富士山北麓
- 富士吉田市が商業・交通の中心地で、人口も集中している。地形は、富士山から大きく広い裾野の緩い斜面になっており、御坂山地や御正体山の山体に近づくほど急な斜面になる。富士五湖があり、日本の湖水地方とも呼ばれている。本栖湖の方は樹海が広がっている。山中湖や河口湖は、観光客が多く、河口湖の南西には、別荘が増えてきている。産業は、精密機械業や観光業が多い。
- 大月市が交通の中心地。中央道の大月JCTがあり、またJR中央本線と富士急行の乗換駅の大月駅がある。また、都留市にはリニアモーターカーの実験機関や、郡内地方唯一の公立大学である都留文科大学がある。多摩地方に近いために、「多摩梨」と諷刺されることもある。
- 人口はだいたい、桂川流域沿いに集まっている。また、四方津駅や猿橋駅周辺はニュータウン化している。地形は、都留市・西桂町の富士急行沿線と大月駅周辺・上野原市の市街地が少し平地がある他は、急峻。その急峻な地形の所は、渓谷見物や登山などに来る人が多く、森林も多い。特に、小菅村は村域の95%が森である。道志村は、横浜市の水がめとしても知られる。また、桂川沿いには、急峻な地形を利用して水力発電も行なわれている。産業は、観光が主である。
[編集] 主な見どころ
- 富士山北麓
- 桂川・多摩川水系流域
[編集] 気候
全域で、夏に雨が多く、冬は晴れの日が多い。しかし、気温は桂川・多摩川水系流域と富士山北麓で違うが、全般的に昼夜・夏冬の寒暖の差が激しい。富士山北麓は東京に比べて4~5℃、桂川・多摩川水系流域は、2~3℃低く、山中湖の夜は、特に冷え込む。
[編集] 該当市町村
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