筑紫野警察署
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筑紫野警察署(ちくしのけいさつしょ)は福岡県警察が管轄する警察署の一つで、福岡地区に属す。正式名称は、福岡県筑紫野警察署。署長の階級は警視正で、身分は国家公務員(地方警務官)。
管轄は4市1町にまたがる広域で、福岡市のベッドタウンとして人口増加が著しく、郊外型犯罪が多い。事案件数も県内上位の大規模警察署である。また、国道3号線や九州自動車道、JR九州鹿児島本線、西鉄天神大牟田線などの交通大動脈が縦貫し、長崎街道(国道200号線)も交差するなど、福岡県の交通の要衝でもある。 管内には、大宰府政庁跡や太宰府天満宮、九州国立博物館、二日市温泉、水城跡、観世音寺、岩屋城跡など歴史に関する名所旧跡が多い。また陸上自衛隊第4師団福岡駐屯地や航空自衛隊春日基地がある。
管内人口と事案件数の急増から警察署分割の話や陳情もあるが、財政上の理由から具体的な段階にはない。
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[編集] 所在地
(県道137号線「筑紫野警察署」信号交差点角、JT九州工場の西側、最寄駅はJR九州二日市駅)
- 代表電話 092-929-0110
[編集] 管轄区域
[編集] 沿革
- 1875年2月 甘木警察掛出張所宰府分屯所設置。
- 1877年2月25日 甘木警察出張所宰府分屯所から甘木警察署宰府分署に改称。
- 1877年5月 甘木警察署宰府分署を廃止し、福岡警察署二日市分署を設置。
- 1886年9月19日 福岡警察署二日市分署から二日市警察署として分離独立。
- 1948年3月7日 警察法施行により、国家地方警察の筑紫地区警察署と自治体警察の太宰府町警察署・二日市町警察署に分離分割。
- 1951年10月 筑紫地区警察署が二日市町警察署を吸収合併。
- 1954年7月1日 警察法の全面改正により、自治体警察と国家地方警察が一本化され、筑紫郡全域を管轄する福岡県二日市警察署として再発足。
- 1955年3月1日 町村合併に合わせて二日市警察署から筑紫野警察署に改称。
- 1989年1月20日 現在地に庁舎新築移転。
- 2003年8月27日 県下全域交番駐在所再編成により、湯町と岩戸の2駐在所を廃止。
- 2006年4月3日 組織改正に伴い、捜査部門の業務分掌を一部変更。
[編集] 組織
副署長のほかに警視相当職として、会計・生活安全・刑事・交通・地域の5管理官を課長の上に置く。
[編集] 交番・駐在所
( )の中は、読み・所在地。
- 西鉄前交番(にしてつまえ・筑紫野市二日市中央6丁目2番1号)
- 二日市駅前交番(ふつかいちえきまえ・筑紫野市二日市中央1丁目1番10号)
- 針摺交番(はりすり・筑紫野市針摺西1丁目4番1号)
- 原田交番(はるだ・筑紫野市原田4丁目16番3号)
- 春日原警部交番(かすがばる・春日市春日原北町3丁目26番)
- 下白水警部交番(しもしろうず・春日市小倉3丁目228番2号)
- 春日南交番(かすがみなみ・春日市惣利6丁目110番)
- 大野交番(おおの・大野城市御笠川2丁目12番2号)
- 白木原交番(しらきばる・大野城市白木原2丁目4番22号)
- 南ヶ丘交番(みなみがおか・大野城市南ヶ丘4丁目1番20号)
- 太宰府交番(だざいふ・太宰府市宰府3丁目1番27号)
- 水城交番(みずき・太宰府市坂本1丁目5番45号)
- 那珂川警部交番(なかがわ・筑紫郡那珂川町五郎丸1丁目7番)
- 御笠駐在所(みかさ・筑紫野市大字吉木1765番地の3)
- 山家駐在所(やまえ・筑紫野市大字山家4757番地)
- 山口駐在所(やまぐち・筑紫野市大字山口26番地の1)
- 南畑駐在所(みなみはた・筑紫郡那珂川町大字不入道277番地の1)