神奈川臨海鉄道浮島線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

浮島線（うきしません）とは、神奈川県川崎市川崎区の川崎貨物駅から浮島町駅に至る神奈川臨海鉄道の鉄道路線である。

浮島線を走る DD55形機関車とタンク車（石油輸送）（2004年 6月17日撮影） 末広町駅駅名標（2004年 6月17日撮影） 浮島町駅駅名標（2004年 6月17日撮影） 浮島町駅構内、隣接する石油コンビナートへの引込線がある（2004年 6月17日撮影）

JR東海道本線貨物支線の川崎貨物駅を起点とし川崎区浮島町へ至る貨物線で、国道409号に沿って敷設されている。沿線には石油基地が多く、扱う品目も石油が中心となっている。また、JR武蔵野線梶ヶ谷貨物ターミナル駅から川崎市の廃棄物輸送列車「クリーンかわさき号」が、処理施設最寄の末広町駅まで運行されている。

目次 1 路線データ 2 運行形態 3 歴史 4 駅一覧 5 接続路線 6 関連項目

[編集] 路線データ

• 路線距離（営業キロ）：3.9km
• 軌間：1067mm
• 駅数：3駅（起終点駅含む）
• 複線区間：なし（全線単線）
• 電化区間：なし（全線非電化）
• 閉塞方式：スタフ閉塞式

[編集] 運行形態

2006年3月18日改正時点で1日16往復の貨物列車が設定されている。

[編集] 歴史

• 1964年3月25日 塩浜操～浮島町間が開業。
• 1990年3月10日 塩浜操駅を川崎貨物駅に改称。

[編集] 駅一覧

川崎貨物駅 - 末広町駅 - 浮島町駅

• 末広町駅（すえひろちょうえき）

  川崎区浮島町の中央付近にある無人駅で、梶ヶ谷貨物ターミナル駅からのゴミ輸送用のコンテナ車で組成された川崎市の生活廃棄物輸送列車「クリーンかわさき号」が当駅に到着する。駅構内には「クリーンかわさき号」のコンテナなど、返空列車を待つ空コンテナが留置されている。

• 浮島町駅（うきしまちょうえき）

  川崎区浮島町の南寄りにある無人駅で、内陸部の日本触媒などへガソリン等石油製品を輸送する列車が発車する。分岐こそあるものの、直進してすぐに車止めになってしまう。

[編集] 接続路線

• 川崎貨物駅：東海道本線（貨物支線）・神奈川臨海鉄道千鳥線・水江線

[編集] 関連項目

• 日本の鉄道路線一覧