白鳥由里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

白鳥由里（しらとりゆり、1968年 8月20日 - ）は、日本の女性声優。81プロデュース所属。神奈川県出身。

代表的な役柄に『トラップ一家物語』の小さいマリア、『姫ちゃんのリボン』の野々原愛子、『愛と勇気のピッグガールとんでぶーりん』の国分果林（ぶ～りん）、『幽☆遊☆白書』の雪菜、『地獄先生ぬ～べ～』のゆきめ、『ポケットモンスター』のマナフィなど。

[編集] 経歴・人物

日本ナレーション演技研究所特待生出身で、1989年に声優デビュー。2004年までアーツビジョンに所属していたが、フリーを経て、2005年 7月1日から現在の81プロデュースに所属。
身長：152cm。血液型：O型。
「透き通った銀の声」とも評された可愛い声が特徴で、1990年代には「可憐・清楚・おっとり」系の美少女役声優の代名詞と評される事もあった。
気弱であったり、おっとりとした雰囲気の少女役が多かったが、テレビアニメの主演作である『とんでぶ～りん』と『ももいろシスターズ』は、いずれもそれらとは違った元気系少女を演じている。
『大草原の小さな天使ブッシュベイビー』でブッシュベイビーのマーフィ役を演じるなど、小動物の声を当てる事も多い。時々少年役の声を当てることもある。
1990年頃からサンリオの「リトルツインスターズ」（通称:キキララ）の姉のララの声を担当している。

[編集] 備考

男性ファンが多く私設サイトも多い。
西武ライオンズのファンで森祇晶の信奉者である。
小学校・中学校の頃はスポーツ少女で、小学校の頃は男子に混じって野球をやっていた。なお、高校に入ってからは演劇部に所属した。
身長の低さと童顔が災いし、デビュー直後は先輩声優やスタッフに子役と間違えられる事も多々あった。
デビューしたての頃は白い靴下の上の部分を下に向かってくるくる巻くという事をやっていた。このような事をしていた為に日本ナレーション演技研究所時代の同期の岩永哲哉が、雑誌のインタビューで冗談半分に「白鳥由里のハイソックスをクルクルと上げてみたい。」と発言して、ファンの間で物議を醸したという事があった。
同じ神奈川県出身で同い年の松本梨香を「おやび～ん。」と言って慕っている。逆に白鳥由里は「こびん」と呼ばれていた。
『とんでぶ～りん』の国分果林の身長・体重は当時の白鳥の公式のものを流用している。また、同作品で演出を務めた錦織博からは高く評価されおり、錦織が演出・監督する作品に出演する事が多い。
また、『とんでぶ～りん』初期は初の主演、これまでと違う役柄というプレッシャーから半泣きで演技していたという。
主演作の一つである『臀撃おしおき娘ゴータマン』はビデオ版については一般視聴が可能であるが、DVD化の折に販売サイドが付けた追加仕様（作品本体とは何ら関係のない）との兼ね合いで18禁作品に指定されている。
アニメ雑誌において、誤植される事が多い。「白鳥」を「百鳥」とされたり、「由里」を「由梨」（天野由梨と混同か？）、「百合」と表記されている事がある。中には白鳥英美子と誤って書かれてしまうという笑えないものもある。
志倉千代丸に、自身と志倉が共演した『想い出にかわる君～Memories Off～』をプレイしてほしいという理由で、「プレイステーション2を買ってくれ」、と催促されたことがある。
『魔法先生ネギま!』の生徒役31人の中では最年長となる。
乱視が酷く、写真撮影の際はコンタクトレンズを着けているがアフレコの時には眼鏡をかけており、たまに眼鏡をかけた姿が雑誌に載る事もある。
1997年頃、心機一転と髪をショートヘアーにしたが1999年頃から再び伸ばし始め現在のヘアスタイルに至っている。玄田哲章からは「俺はロングヘアーのままの白鳥が良かった」と言われたことも。
愛犬の名前は「コタ」。
手先が器用で、料理が得意。また、「ipod nano」を入れるケースを自ら作ったり、自力で部屋のリフォームをした事もある。
カメラやBaby-Gに凝っている。
旅行が好きで、特にフランスへの憧れからフランス語を習い始めた。