田端運転所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田端運転所(たばたうんてんじょ)は、東京都北区にある東日本旅客鉄道(JR東日本)東京支社の車両基地である。また運転士も所属している。
[編集] 運転士乗務範囲
[編集] 配置車両に標記される略号
- 機関車:「田」…田端の「田」から構成される
[編集] 配置車両
田端運転所はJR旅客会社としては珍しい電気機関車のみの車両基地となっている。客車は近隣の尾久車両センターに所属している。また、業務に関しても本業である旅客列車牽引業務よりも日本貨物鉄道(JR貨物)からの委託業務が多い。特にEF81形は交直流両用機のため、常磐線貨物列車牽引の主力機関車となっている。
以下は2006年4月1日現在の配置車両である。
- 電気機関車
- EF81形
- JR東日本標準色 - 15両
- 北斗星色 - 14両
- レインボー機(95号機)
- カシオペア機(79、89、92号機)
- 東北本線の旅客列車および常磐線と一部は米軍横田基地ジェット燃料輸送(浜川崎~拝島間)の貨物列車の牽引を担う。旅客列車(寝台特急列車)を牽引するグループは、動輪の一体圧延車輪への交換など高速での連続運転に対応した装備改造を受け、貨物列車牽引用のグループとは明確に運用が区分されており、貨物用機が特急仕業に入ることはない。ただし、「北斗星」塗装は貨物運用も行う。
- 塗色は、貨物列車牽引用は赤2号(深赤色)の1色塗り、寝台特急「北斗星」牽引用は赤2号の車体の側面に銀色で流れ星を描いた専用塗色、寝台特急「カシオペア」牽引用は白い車体に黄、朱、青のブロックパターンを配した専用塗色となっている。
- 特徴のあるEF81形も所属しており、レインボー塗装の95号機(かつて尾久客車区に配置されていた欧風列車「スーパーエクスプレスレインボー」の専用機)、お召し列車牽引対応の81号機(現在は「北斗星」塗装だが細部銀装飾は残されている)、北斗星機としては唯一の耐寒耐雪仕様車(外観としてはひさし付き)の133号機がここに所属している。81,95,133号機は他の北斗星機と共通運用を組まれているが、カシオペア機は旅客列車専用となっている。
- EF65形1000番台(PF形)
- 一般色 - 15両
- レインボー機 - 1両
- 旧・東京機関区が廃止された際に同区の所属機が移管されており、その関係で田端に常駐して東北本線方面に使用されるグループと、品川に常駐して東海道本線方面に使用されるグループがある。かつては「あけぼの」や「瀬戸」など、特急仕業も担当しており、2000年3月までは「彗星」も担当し、下関まで到達していた。しかし2006年3月のダイヤ改正で「出雲」が廃止され、本所のEF65形は旅客列車牽引の定期仕業は寝台急行「銀河」の牽引のみとなり、特急列車の運用はなくなった。
- 塗色は、EF65形1000番台の標準塗色(青15号にクリーム色1号の警戒色)であるが、1両(1118号機)はEF81形95号機と同様の「レインボー」専用塗色となっている。また、こちらはEF81形95号機とは違い、共通運用はされておらず臨時列車用となっている。しかし2006年は機関車削減の影響か「銀河」の牽引を行うこともあった。
- 元お召し列車牽引指定機の61号機のみが所属している。臨時列車を牽引するのみで、定期仕業はない。
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 東日本旅客鉄道 | 車両基地 | 運転区 | 鉄道関連のスタブ項目