村山駅 (山形県)
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村山駅(むらやまえき)は、山形県村山市楯岡新町1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
地上駅。単式ホーム・島式ホーム混合の計2面3線を有する構造である。橋上駅舎を持つ。
橋上駅舎は山形新幹線の開通にあわせて立て替えられたもので、内部には改札が1箇所あり、出口は東口と西口とがある。 改築前の楯岡駅は木造の比較的大きな地上駅舎をもっていたが奥羽線東側にしか出口がなく、駅舎を新築する際東西に出口を設けることとなり、橋上駅舎となった。なお東口駐車場南側にあった村山警察署駅前交番が、2006年2月に駅舎東口の一階へ移転している。
直営駅、みどりの窓口設置駅。駅舎内部に自動券売機を設置。2・3番線のみエレベータが設けられている。 駅レンタカー設置。
[編集] 利用状況
- 2001年度の乗車人員は、1日平均1,425人。
- 2002年度の乗車人員は、1日平均1,483人。
- 2003年度の乗車人員は、1日平均1,432人。
- 2004年度の乗車人員は、1日平均1,409人。
- 2005年度の乗車人員は、1日平均1,336人。
[編集] 駅周辺
この駅は村山市街の南西部にあり利便性はかなり高い。村山市役所は駅北東部の、市街地からは少しく外れた位置にあるがそれでも決して駅から遠くはない。駅附近には銀行や大規模な商店など一通りのものがそろっている。
- 村山警察署
- 村山消防署
- 村山郵便局
- 村山税務署
- 村山市民会館
- 山形県村山総合支庁北庁舎
- 湯沢沼
- 大沢貯水池
- 楯山
[編集] 駅周辺の主な学校
- 山形県立楯岡高等学校 - 東口より徒歩約5分。
- 山形県立村山農業高等学校 - 徒歩約20分
- 村山市立楯岡小学校
[編集] 歴史
この駅は旧楯岡町の中心部にあり楯岡と命名されたが1954年村山市が誕生してもなお駅名は楯岡のままであった。これには楯岡こそが村山市の中心的存在であったのに曖昧な広域地名の村山が市名に採用されたため楯岡の人々が村山という名前になじみにくかったのだという理由が考えられる。この駅は村山市が誕生してもなお楯岡の代表駅としての役割も持っていたのである。しかし村山市の誕生から半世紀が過ぎた1999年、山形新幹線の新庄延伸にあわせて村山市の代表駅であることがわかりやすい名前をもっていたほうが良いという判断が働いたのかこの駅は現在の村山駅に改称されることとなった。
- 1901年(明治34年)8月23日 - 奥羽南線山形~楯岡間開通と共に楯岡駅(たておかえき)開業。
- 1935年(昭和10年)3月 - 先代の駅舎が竣功する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1999年(平成11年)12月4日 - 山形新幹線の新庄延伸にあわせて現在の名称である村山駅(むらやまえき)に改称。現駅舎も使用開始となる。