徳島城
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徳島城の航空写真 (1974年撮影・国土航空写真) |
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通称 |
渭山城、渭津城 |
城郭構造 |
梯郭式平山城 |
天守構造 |
3重(非現存) |
築城主 | |
築城年 | |
主な改修者 |
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主な城主 | |
廃城年 | |
遺構 |
石垣、堀、庭園、復元門 |
徳島城(とくしまじょう)は、徳島県徳島市徳島町にある城。国指定史跡、名勝(表御殿庭園)。
目次 |
[編集] 概要
徳島城はJR徳島駅の北側にあり、徳島市の中心部に位置する。吉野川河口付近の中洲に位置する標高62mの城山を中心に築かれた梯郭式の平山城である。吉野川から分流する助任川、福島川、新町川などを外堀としている。
[編集] 沿革
この地は鎌倉時代より伊予国地頭の河野氏が支配していた。その後、室町時代の至徳2年(1385年)に細川頼之が四国地方にあった南朝方の勢力を討ち、現在の城地の城山に小城を築いた。頼之はこの地の風光を中国の渭水に例え、渭津と名付けた。 戦国時代になると、阿波の地は群雄が割拠し、しばしば城主が入れ替わった。天正10年(1582年)には土佐国の長宗我部元親が侵攻し阿波が平定された。
天正13年(1585年)、豊臣秀吉の四国征伐に勲功のあった蜂須賀家政(蜂須賀正勝の子)が阿波一国18万6千石を賜った。入封早々、現在の地に大規模な平山城を築造し、翌年完成した。以後、江戸時代を通して徳島藩蜂須賀氏25万石の居城となり、明治維新を迎える。
明治2年(1869年)版籍奉還により廃城となった。明治8年(1875年)には城内の建築物が破壊された。明治38年(1905年)日露戦争の戦勝を記念して徳島公園として一般に開放された。昭和16年(1941年)には表御殿庭園が国の名勝に指定された。明治以降の城地は苔むす石垣と堀、庭園、鷲之門が残るのみで蜂須賀氏の栄華は偲ぶべくもなかった。さらに太平洋戦争中の昭和20年(1945年)7月4日の徳島大空襲により唯一現存していた鷲之門を焼失した。平成4年(1992年)に、表御殿外郭の鷲之門が復元され、徳島城博物館が開館した。