広峯神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 廣峯神社 | |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県姫路市広嶺山52 |
| 位置 | -- |
| 主祭神 | 素戔嗚尊 五十猛命 |
| 社格等 | 県社・別表神社 |
| 創建 | 天平6年（734年） |
| 本殿の様式 | -- |
| 例祭 | 4月18日 |
| 主な神事 | 御田植祭 疫神祭 御柱祭 |
廣峯神社（ひろみねじんじゃ）は、兵庫県姫路市の広峰山山頂にある神社である。旧社格は県社。別称広峯牛頭天王。天平の昔から名の見える古社である。
目次 |
[編集] 祭神
素戔嗚尊・五十猛命を主祭神として正殿に祀り、左殿に奇稲田姫尊・足摩乳命・手摩乳命、右殿に宗像三女神・天忍穂耳命・天穂日命ほかを祀る。
[編集] 歴史
『播磨鑑』には「崇神天皇の御代に廣峯山に神籬を建て」とある。天平5年（733年）、唐から帰った吉備真備が都へ戻る途中この地で神威を感じ、それを聖武天皇に報告したことにより、翌天平6年（734年）、白幣山に創建されたのに始まると伝えられる。天禄3年（972年）に現在地の広峰山頂に遷座した。延喜式神名帳には記載がないが、『日本三代実録』貞観8年（866年）条に「播磨国無位素盞嗚神に従五位下を授く」との記述があり、当社のことと見られる。
貞観11年（869年）、当社から平安京の祇園観慶寺感神院（現在の八坂神社）に牛頭天王（素戔嗚尊）を分祠したとする説があり、貞応2年（1223年）の文書にも「祇園本社播磨国広峯者」とある。そこから祇園社（牛頭天王社）の元宮・総本社とも言われているが、八坂神社とは今なお本社争いがくすぶっている。
鎌倉時代から室町時代にかけては、当時多くの神社がそうであったように神官が御家人・地頭を兼ね繁栄した。なお湊川の戦いにも出陣、北朝の側についている。
江戸時代には、伊勢詣りの帰りに当社で五穀豊穣を祈願する風習もあった。明治7年に県社に列した。
[編集] 社殿
[室町時代造営の本殿は入母屋造りで、内陣・外陣を分け、奥まった位置に正殿・右殿・左殿を配した独特の構造である。拝殿と共に国の重要文化財に指定されている。
[編集] 主な祭り
- 御田植え祭（4月） 姫路市の無形民俗文化財に指定。
[編集] 交通アクセス
[編集] 鉄道
[編集] バス
- 姫路駅から神姫バス4系統「広峰」行で「広峰」下車、徒歩登山40分。但し4系統は1時間毎の運行なので、南方を頻繁に通る各系統に乗車、「白国南口」で下車して「広峰」バス停まで約1km歩き足すのがよい。
- 「広峰」行以外に「白国南口」を通るのは、3系統「大寿台団地／姫路獨協大学」行、81系統「江鮒団地」行、82系統「古法華公園」行、84系統「粟賀」行、85系統「瀬加」行、84・86系統「福崎車庫」行。
[編集] 道路
- 市街地から兵庫県道518号砥堀本町線を北上、山道を登る。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
| 神 道 | |
|---|---|
| ポータル神道 （ウィキプロジェクト神道） | |
| 基 礎 | 神道, 日本神話, 神 (神道), 日本の神の一覧 |
| 文 献 | 日本神話, 古事記, 日本書紀, 風土記 |
| 神 社 | 神社, 神社一覧, 式内社, 一宮, 近代社格制度, 別表神社 |
| 祭祀と祭礼 | 祭, 祝詞 |
| 関 連 用 語 | 神道用語一覧 神仏習合, 修験道, 陰陽五行説, 民俗学, 国学 |
 |
この「広峯神社」は、神道に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
