修験道
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修験道(しゅげんどう)とは、山へ籠もって厳しい修行を行う事により、様々な「験」(しるし)を得る事を目的とする神仏が融合した宗教である。修験道の実践者を修験者または山伏という。
山を神として敬う古来日本の山岳信仰と神道、仏教、道教、陰陽道などが習合して確立した日本独特の宗教である。奈良時代に成立したとされる。開祖は役行者(役小角)とされる。
平安時代ごろから盛んに信仰されるようになった。平安初期に伝来した密教との結びつきが強く、鎌倉時代後期から南北朝時代には独自の立場を確立した。密教との関係が強かったことから、仏教の一派とされることもある。
明治元年(1868年)の神仏分離令による神仏分離により禁止された。また廃仏毀釈により関係する物などが破壊された。 修験系の講団体のなかには、明治以降、仏教色を薄めて教派神道となったものもある。御嶽教、扶桑教、実行教、丸山教などが主で、不動尊の真言や般若心経の読誦など神仏習合時代の名残も見られる。
奈良県吉野山の金峯山寺(金峰山修験本宗)、京都市左京区の聖護院(本山修験宗)、同伏見区の醍醐寺三宝院(真言宗醍醐派)などを拠点に信仰が行われている。
[編集] 修験道の主な霊山・社寺等
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 和歌森太郎著『修験道史研究』平凡社[東洋文庫]。ISBN 4582802117
- 宮家準著『修験道―その歴史と修行―』講談社[講談社学術文庫]。ISBN 4061594834
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