平沢勝栄
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生年月日 | 1945年9月4日 |
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出生地 | 岐阜県白川村 |
出身校 | 東京大学法学部卒業 デューク大学大学院修了 |
学位・資格 | 法学士 '政治学修士' |
前職・院外役職(現在) | 警察庁 防衛庁 |
所属委員会 ・内閣役職(現在) |
内閣府副大臣 北朝鮮による拉致問題 等に関する特別委員長 |
世襲の有無 | 無 |
選出選挙区 (立候補選挙区) |
東京17区 |
当選回数 | 4回 |
所属党派(現在) | 自由民主党(山崎派) |
党役職(現在) | - |
会館部屋番号 | 衆・第一議員会館527号室 |
ウェブサイト | [1] |
平沢勝栄(ひらさわ かつえい、1945年9月4日 - )は、元官僚の政治家。自由民主党所属の衆議院議員。
目次 |
[編集] 概要
- 岐阜県出身。父親の仕事の都合で福島県に移住する。福島県立福島高等学校卒業後、東京大学入学。学生時代は小学生時代の安倍晋三の家庭教師をしていた。1968年法学部卒業後、警察庁入庁、デューク大学留学。イギリス大使館一等書記官・警視庁防犯部長・岡山県警察本部長・警察庁長官官房審議官・防衛庁長官官房防衛審議官・内閣官房長官秘書官などを務める。
- 1996年の総選挙にて東京17区より自民党公認で立候補し当選。出馬の際に警察官僚時代から面識のある公明代表の藤井富雄に比例区上位か選挙区の変更を要求されるが、新進党(公明党系)の山口那津男を相手に激戦を展開し当選。
- 後藤田正晴の勧めもあり、初当選後は小渕派に属す。自公連立を批判し、2000年の総選挙では、当時の野中広務幹事長から「公明党批判は一切行わない」との一筆を取られ、一番最後に自民党公認が決定した。しかし平沢は選挙中から公明党批判を行い、公明党も平沢落としのため猛烈な運動を展開。結果、再度山口那津男を下した。当選後、小渕派を脱会し無派閥となる。今も自公連立には否定的である。
- 2001年の小泉内閣で防衛庁長官政務官、2003年の小泉再改造内閣において総務大臣政務官に就任して、その年の総選挙でも村山内閣の総理大臣補佐だった錦織淳の挑戦を退けた。2004年に山崎派入りし、大臣服務規程に反して山崎拓と無断訪中した責任を取って政務官を辞任した。
- 2005年の第162回通常国会に提出が予定されていた人権擁護法案をめぐり、党法務部会長として議論の調整にあたり、4月21日に行なわれた第6回法務部会では、法案推進派の中心人物である古賀誠元幹事長の一方的な一任宣言を「部会としては一任していない」と裁定した。後に、政調会長だった与謝野馨金融・経済財政担当相がこの一任宣言を認めたが、平沢は部会長として一任を認めないことを確認した。また、平沢自身も後に同法案に反対する姿勢をあらわにした。
- 「郵政民営化法案に反対だ」と公言していたにもかかわらず、賛成票を投じた。この問題について平沢は、民営化が完了するまでに法案の問題点を修正させたいと語る。
- 北朝鮮による日本人拉致問題に関する拉致議連の中心的役割を果たしている。総選挙で、圧勝。選挙後の人事で、衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長に就任。
- パチンコに関連する自民党遊技業振興議員連盟の事務局長でもある。
- 2006年2月19日にライブドア送金指示メール騒動において問題のメールを入手し、マスメディアにコメントを出し、そのメールは自民党内に出回っておりメールの内容の信憑性が低いと述べた。
- 民主党の河村たかしとよく一緒にテレビに出演し、河村から平沢の兄貴と呼ばれている。
- 下記のように抜群の知名度のためか、都内選出の自民党議員の中でも屈指の選挙地盤を誇る。一方で週刊新潮などからは何度もバッシング報道を受けている。
- 2006年5月24日、統一教会の集団結婚式・東京大会に祝電を送った。
- 俳優の佐藤B作は福島県立福島高等学校の3学年後輩である。
- 物事を話す際に、手を手刀のようにまえに突き出す癖があり、よく小馬鹿にされている。
- 2006年9月発足の安倍内閣で、内閣府副大臣に任命された。
[編集] 著書
- 『憲法、危篤!』 ISBN 4584187053
- 『日本よ国家たれ』 ISBN 4062114860
- 『平沢勝栄・全人像』 ISBN 4877320156
- 『明快!「国会議員」白書』 ISBN 4062104830
- 『警察官僚が見た「日本の警察」』 ISBN 4062095602
- 『拉致問題―対北朝鮮外交のありかたを問う』 ISBN 4569638554
- 『「国会」の舞台裏―テレビだけでは言いつくせない!』 ISBN 4569648886
- 『「国家」を見失った日本人―外国人参政権問題の本質』 ISBN 4094050914
- 『危うしニッポン!ズバリもの申す―番組じゃ言えない「アレ」や「コレ」』 ISBN 4584186324
[編集] 出演番組
テレビやラジオの番組に出演する事が大好きであり、政治討論番組だけでなくバラエティ番組にも頻繁に出演している。
- サンデージャポン(TBS)
- 週刊アサ秘ジャーナル(TBS)
- みのもんたの朝ズバッ!(TBS)
- 島田検定!! 国民的潜在能力テスト(TBS)
- ネプリーグ(フジテレビ)
- 脳内エステ IQサプリ(フジテレビ)
- 朝まで生テレビ!(テレビ朝日)
- スーパーモーニング(テレビ朝日)
- サンデープロジェクト(テレビ朝日)
- 虎の門 - 82代目ゲスト司会(テレビ朝日)
- 爆笑問題&日本国民のセンセイ教えて下さい!(テレビ朝日)
- ビートたけしのTVタックル(テレビ朝日)
- 政局を時代劇風に描いた再現ドラマ「永田町時代劇」ではいつも本人役を演じている。
- 2006年3月のスペシャルでは「頓馬天狗(鞍馬天狗)」に扮し、堀江メールが偽物であることを見破った。
- 永田町発サタデートリビューン(文化放送)
- ミッキー安川のずばり勝負&朝まで勝負(ラジオ日本)
いずれも衆議院選挙出馬中は公職選挙法により出演できない。
[編集] 関連項目
- 松文館裁判(平沢の通報により漫画家及び出版社社長がわいせつ物頒布罪で逮捕された事件。係争中)
- 近未来政治研究会
- 自由民主党国会議員一覧