大和 (百貨店)
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 920-8561 石川県金沢市片町2丁目2番5号 |
電話番号 | 076-220-1111 |
設立 | 1943年12月21日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 百貨店 |
代表者 | 宮二朗 |
資本金 | 34億6,270万円 |
決算期 | 2月 |
関係する人物 | 宮太郎 |
外部リンク | http://www.daiwa-dp.co.jp/ |
株式会社大和(だいわ)は、北陸地方の主要都市に店舗をもつ日本の百貨店の一つ。東証2部上場企業。
本社を金沢市片町の旧本店跡(現在のラブロ片町)に、また最大の店舗である金沢香林坊店を金沢市香林坊(=香林坊アトリオ)に置いている。
目次 |
[編集] 沿革
- 1923年(大正12年)10月に井村徳三郎が京都大丸と提携して、金沢市片町(現在のラブロ片町の位置)に宮市百貨店を創設する。
- 1930年(昭和5年)8月、株式会社宮市大丸を設立し、株式会社組織とする。
- 1943年(昭和18年)12月に丸越と合併。株式会社大和を設立する。
[編集] 店舗
また、上記のほかに、ギフトショップ・サテライトショップが12店舗存在する。
過去には、武蔵店(金沢市尾張町)、福井店(福井市)の他、外地に清津店(清津市)もあった。
武蔵店は、現在のめいてつエムザの前身である百貨店、丸越の発祥にあたる。戦時下で統合されていたこの店舗は、戦後、丸越として分離され、名鉄百貨店・名古屋鉄道の資本参加を得て金沢名鉄丸越百貨店となった(2002年に店名をめいてつエムザに変更している)。ただし、丸越の分離以降、両者には資本関係は認められず、競合関係にある。
福井店は、福井地震で店舗が倒壊したために撤退した。
また小松店は、撤退した小松西武の跡地に、1998年に開業したものである。 富山店は富山中心部の再開発に参加し、近い将来大幅な増床を予定。 金沢の再開発参画して現在地に本店を移転したり、高岡店も再開発で移転・増床する等、地盤となっている北陸では店舗のスクラップアンドビルドも熱心に行っており、地方百貨店チェーンとしては数少ない成功例の一つである。
[編集] 株主
大株主上位5名と発行済株式数に対する保有割合(2006年2月末現在)
- 宮太郎(社長・会長を歴任し、現相談役。金沢商工会議所会頭) 6.00%
- 倉敷紡績(クラボウ) 4.88%
- 東京海上日動火災保険 4.75%
- 宮二朗 (代表取締役社長) 4.40%
- 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託業務分) 3.99%
[編集] 子会社など
連結子会社として金沢ニューグランドホテルを営んでいるほか、本業と関連の薄い異色の完全子会社に、学術書主体の出版社である勁草書房(東京都文京区)がある。 また、旧本店はファッションビルラブロ片町として運営している。
また、大手百貨店の大丸株を100万株(時価約15億円相当)保有しており、商品券の相互利用などでも一定の提携関係がある。