バルーンファイト
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バルーンファイトは、任天堂が発売したアクションゲームである。1984年にアーケード版が、1985年にファミコン版が発売された。ファミコン期のゲームソフトとしては有名な作品であり、ファミコンミニシリーズでもリメイクされた。現在でもファンが多いゲームである。
坂本賀勇、横井軍平、岩田聡、田中宏和の4人で『ジャウスト』というアメリカで発売されたゲームをアレンジして開発された。
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[編集] ゲーム内容(ファミコン版)
主人公(名称は特に無い)は2つの風船を付けており、Aボタンを押せば一度羽ばたき、Bボタンを押しっぱなしにすると羽ばたき続け、浮遊することができる。風船が1つになると、浮遊する力は低下する。地面がある場所では歩くこともできる。ミスになるのは、風船が2つとも割れたとき、雷に当たって感電したとき、水中に沈んでしまったとき、水面付近で魚に食べられてしまったときである。
2種類のゲームモードがあり、敵を倒して面をクリアしていく1-PLAYER/2-PLAYER GAMEと、障害物を避け風船を割って進むBALLOONTRIP(バルーントリップ)があるが、上記のルールは共通である。
1-PLAYER/2-PLAYER GAMEは、画面上の全ての敵を倒してステージをクリアしていくゲームである。1人または2人同時にプレイすることができる。3回ミスをすると、そのプレイヤーはゲームオーバーになる。ミスできる回数がプレイ中に増えることは無い。風船が1つ割れた場合は、3ステージごとにあるボーナスステージに到達したときのみ2つに回復する。
主人公と敵がぶつかったとき、ある程度高さに差があると、下にいた方の風船が割れる。これはプレイヤー同士でも同様であるが、敵同士では風船は割れない。
敵は風船が割れるとパラシュートで降下し、そのまま地上に降下すると風船をふくらませて再び飛び立とうとする。このように敵が風船をつけていない状態のときもう一度体当たりすると、その敵を倒すことができる。これは、ステージ開始直後飛び立つ前の敵に対しても同様である。また、敵がパラシュートで水中まで落下するか、魚に食べられた場合も敵を倒したことになる。敵が水中に落下して倒した場所からシャボン玉が出て、それを割ると得点が入る。
ボーナスステージでは、煙突から出てくる20個の風船を割って点数を稼ぐことができる。20個全部割るとさらにボーナス点がもらえる。このボーナスステージの中では風船が2つ割れてもミスにはならない。
バルーントリップは画面が左方向へ強制スクロールする中、雷を避けながら風船を割り、スコアを競うゲームである。こちらは1人専用である。一度ミスをすると、そこでゲームオーバーとなる。
このモードでは、スタート地点しか足場が存在しない。雷には動くものと静止したものがある。風船は、20個連続で逃さず割ると、高得点が貰える。
[編集] シリーズ
- 『vs.バルーンファイト』(アーケードゲーム)
- 『バルーンファイト』(ファミリーコンピュータ)
- 『バルーンファイトGB』(ゲームボーイ)
- 『ファミコンミニ13 バルーンファイト』(ゲームボーイアドバンス)
[編集] 関連項目
- テトリスDS(一部にこのゲーム画面、音楽が使われている)