国道6号
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国道6号(こくどう6ごう)は、東京都中央区から宮城県仙台市へ至る一般国道である。
この区間を谷伝いに走る国道4号とは異なり、関東平野を縦断し、水戸から太平洋沿いに北進する。東京から水戸までは水戸街道、水戸から岩沼の奥州街道交点までは、明治以降陸前浜街道と呼ばれる。千葉県から福島県浜通りにかけて、常磐自動車道と並走する。
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[編集] 概要
- 陸上距離:345.5km
- 起点:東京都中央区(日本橋=国道1号・国道4号・国道14号・国道15号・国道17号・国道20号起点)
- 終点:宮城県仙台市宮城野区(苦竹IC=国道47号起点、国道45号交点)
- 主な経由地:千葉県柏市、茨城県土浦市、石岡市、水戸市、日立市、福島県いわき市、相馬市、
- 指定区間:全線
[編集] 重複区間
- 東京都中央区日本橋~東京都中央区日本橋室町(室町交点):国道17号
- 東京都中央区日本橋~東京都中央区日本橋本町(本町3丁目交点):国道4号
- 東京都中央区日本橋~東京都中央区日本橋馬喰町(浅草橋交点):国道14号
- 千葉県柏市(呼塚立体)~茨城県取手市(国道294号入口交点):国道294号
- 茨城県石岡市国府(国府7丁目交点)~茨城県石岡市石岡(山王台交点):国道355号
- 福島県相馬市(塚の町交点)~福島県相馬郡新地町(駒ヶ嶺交点):国道113号
- 宮城県岩沼市(藤浪交点)~宮城県仙台市宮城野区(苦竹IC):国道4号
[編集] 歴史
国道6号は江戸時代の水戸街道(江戸~水戸)を継承するものである。水戸より先は磐城街道などと呼ばれていた。明治に入り、両街道を併せて陸前浜街道と呼称した。
明治18年内務省告示第6号「國道表」では、水戸までが国道14号「東京より茨城県に達する路線」、水戸からが国道15号「東京より宮城県に達する別路線」となった。
大正9年施行の旧道路法に基づく路線認定で東京~仙台が国道6号「東京市より宮城県庁所在地に達する路線」となった。1952年(昭和27年)12月4日の新道路法に基づく路線指定では、旧6号がそのまま一級国道6号(東京都中央区~宮城県仙台市)となった。1965年4月1日に、道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道6号となった。
[編集] 通過市町村
*茨城県内は大利根橋(県境)~龍ヶ崎市佐貫、水戸~ひたちなか市内を除いて交通量が多いのにもかかわらず殆ど片側1車線である。特に土浦、石岡、日立市内は慢性的な渋滞が日常茶飯事である。同じ仙台まで走り片側2車線のバイパスが多い国道4号とは対照的である(土浦バイパスはほとんど片側1車線だが用地は確保してあるのでやろうと思えば片側2車線にできる)また市街地のバイパス化後バイパスと旧道がともに国道6号を名乗る事が多かったが、現在別の路線に分離されるようになった(例・中村一区交差点~中貫交差点間(土浦市))
[編集] 接続路線
関東地方整備局管内
- 東京都
- 千葉県
- 茨城県
東北地方整備局管内
- 福島県
- 宮城県
[編集] バイパス
- 松戸バイパス(千葉県)
- 取手バイパス(茨城県)
- 藤代バイパス(茨城県)
- 牛久土浦バイパス(茨城県)
- 土浦バイパス(茨城県)
- 千代田石岡バイパス(茨城県)
- 石岡バイパス(茨城県)
- 茨城町バイパス(茨城県)
- 水戸バイパス(茨城県)
- 日立南バイパス(茨城県)
- 日立バイパス(茨城県)
- 小木津バイパス(茨城県)
- 常磐バイパス(いわきサンシャインロード)(福島県)
- 久之浜バイパス(福島県)
- 相馬バイパス(福島県)
- 亘理バイパス(宮城県)
- 仙台バイパス(宮城県)
[編集] 有料道路
- いずれもバイパス有料道路として位置づけられているが、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路であり、一般有料道路といえども高速自動車国道並みの設計で建設されている。特に、仙台東部道路は国道6号とインターチェンジによって連結されていない。