品川祐
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品川祐(しながわ ひろし、1972年4月26日 - )は、吉本興業所属のお笑い芸人。品川庄司の短髪の方。ボケ担当。立ち位置は向かって左。相方は庄司智春。173.6cm。A型。同じ4月26日生まれの芸人に加藤浩次(1969年)田中直樹(1971年)安田団長(1974年)などがいる。
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[編集] 家系
母親は、美容家で国際魅力学会会長のマダム路子(品川路子)。父親は、山野グループの株式会社ヤマノ代表取締役社長山野凱章。祖母は、山野愛子。美容家山野愛子ジェーンは従姉。まだ幼いころに両親が離婚し、母親に引き取られたために父と会ったのはかなり成長してから。現在は舞台を見にくるなど父とも交流がある。長姉はヘアスタイリスト。次姉はシナリオライター・エッセイスト。兄は映像プロデューサー。祐は次男で末っ子。
[編集] プロフィール
- 子供時代は渋谷区で国語が2位である程頭が良かった。
- 志学館中学校(現志学館中等部)に入学するも、成績不振により高校進学時に東京都内の高校に転学。高校中退後、23歳で東京吉本総合芸能学院(東京NSC)に入る。同校第1期生である。同期の庄司智春と1995年にコンビ結成。
- NSC時代、庄司とコンビを組む前は「ツープラトン」というコンビを組んでいた。
- 東京生まれの東京育ちだが、長いフリーター時代、広島に1年間住む。この1年は「空白の1年」と呼ばれ謎が多いとされる。
- カラオケパブの司会をやっていたことがある。
- アルバイトで東京都庁の床を張り替えたことがある。
- 趣味はスキューバダイビング(インストラクター)。
- 動物が好き。特に猫が好きで、懐かれる。
- 特技は歌と料理。
- 十八番は尾崎豊。また、「お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル」では、ミュージシャンを気取っているが、それが逆に自分へのプレッシャーになり負けることが多い(歌詞を間違えたこともあった)。
- 「笑っていいとも増刊号」のコーナーで手製の料理を披露したことがある。「作りながら後片付けもする」という手際の良さも自慢のひとつのようだ。
- 他にもタンバリンにカスタネット、後ろ走りやローキックがムダに上手かったりと、基本的に器用である。
- 2003年9月に結婚。相手はデビュー前から交際していた飲食店店主の女性。友近に似ているとのこと。
- 品川に芸人の道を勧めてくれたのは彼女である。
- 2004年から3年連続で、吉本ブサイクランキングにランクインしている。
- 『禁煙セラピー』というベストセラーの禁煙本で禁煙達成。その本の帯に写真が掲載されている。
- 「アメトーク!」でひな壇芸人という企画を持ち込む。土田晃之らとともに番組を盛り上げる方法や、後ろのほうの席に居ながらもトークをカットされない高等テクニックを披露した。この放送以降、ひな壇芸人というジャンルが広く知られるようになる。
- 2006年7月、「品川ヒロシ」のペンネームで中学から高校にかけてのツッパリ時代の自伝的小説『ドロップ』を刊行。
- 主人公は弱い癖に不良に憧れて不良グループに入る「信濃川ヒロシ」。
- 2006年8月ナインティナインのオールナイトニッポン(※品川は下記で記載している「DOORS 2006」に出演しており、ラジオ番組も番組の打ち上げ会場から放送した。)にゲスト出演した際、「最近ピンの仕事が増え、「品川祐」では読めない人が多いので「品川ヒロシ」への改名を検討してる」と語ったところ、ナイナイの岡村隆史からは「知り合いに改名してすぐに吉本を解雇された人がいてる(山本圭一のこと)。改名はせんほうがええ!」とアドバイスを受ける。
- 高所恐怖症であり、怖い所(お化け屋敷とか)も駄目という意外に弱い一面を持つ。2006年9月24日放送『DOORS 2006』で、ミステリーゾーンにチャレンジ中、思わずビックリして声をあげたところ庄司に「うるさい!!」と怒られた。バンジー7チャレンジ中も極度の恐怖で上手くしゃべることもできず、ナインティナイン矢部曰く「ケツの穴みたいな顔」になっていた。それでも何とか優勝し、商品のトヨタ・ハリアーザガートを獲得した。尚、この番組に出場していたマイケルとは犬猿の仲。
- 東京フレンドパーク2のビッグチャレンジで、3回連続「たわし」に当てたことがある。
[編集] 特徴
- 「島田検定SUPER!! POTENTIALITY QUOTIENT」にて、PQ(創造性)指数で全問正解で最高得点を獲得するほど知恵がある。
- 「ファッファッファッ」という独特の笑い方(引き笑い)が特徴。
- ボケの特徴は、多彩な人格を演じ分ける点と、同じ台詞をとにかくしつこく繰り返す「ウザさ」である。
- 口が達者である。バラエティー番組ではボケだけでなく、鋭いツッコミも度々行う。
- 知恵だけでなく、知識なども良く知っているために、クイズ番組に出演する機会が多くなっているが、披露した薀蓄を伊集院光に訂正されるなど、知識のほうは、案外浅学と思われる。
- 美少年好きでSMAPのコンサートに一人で行ったりしている(といってもこれはネタの一つであり、真意は不明)
- かなり几帳面で、何でも自分でやらないと気がすまない性格。家事は全て、自分でこなしている。
- 相方の庄司以上に長く連れ添っている嫁がいるが、炊事掃除洗濯などほぼ全ての家事は旦那である品川が行っている。
- ダウンタウン松本人志に認められる程のドM。
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- 若手のお笑いDVDを見ることに一時期ハマっており、某テレビ番組で「あなたにとってお笑いとは?」と質問され、「ズリネタ」と答えたことがある。
- 「ココリコミラクルタイプ」で、女性ゲストに「この中でタイプの男性は?」という質問があり、品川が挙げられた。「人生が楽しそう」といわれたが、「自分が死ぬほどネガティブなのがばれてない」と自分で発言。
- かなりの出不精らしく、ロンドンハーツで、インドア派であることを公言した。
- 「ガキの使い」の人気企画「七変化」では自ら名乗りをあげたが、最初の3つ目まで(その時点で11000円)はよい調子だったが結果は12000円と不本意な成績に終わった。品川は「4つ目が終わったあたりから心が折れてました」とコメントしていた。
- 「リンカーン」でプライベートを探るドッキリの企画において仕掛け人のタクシー運転手に終始無愛想な態度をとり、「品川さんですよね?」と聞かれても無視。「持ちネタやってください」と頼まれると、後輩レギュラーのあるある探検隊を披露した。
- 庄司とはプライベートでは仲が悪いらしく、同じく「リンカーン」のドッキリの企画でマネージャーに「ピンで映画『少林サッカー』出演、コンビでの深夜の冠番組、この二つのどちらかしか仕事が取れないけど、どっちにする?」と迫られた際、「映画でしょ」と即答した。更に「冠番組のオファーがあったことは庄司は知らないほうが幸せ」「庄司が冠やりたいとか言って映画がなくなるのはやめてね」と笑顔で追い討ち。
- ロンドンハーツの格付けコーナーで、キャバ嬢から「カモにできそうな芸人」のアンケートを取ったところ、品川裕は最も「カモにできなそうな芸人」であった。理由は「奥さんを大事にしてそうだから」や、「口が達者なので逆にカモられそう」というものであった。
- 「ザ・チーター」が大好きで、番組のゲスト出演時には自らの推理を全開で披露し番組を盛り上げるも、頭が良く、キャバ嬢からも恐れられるほどに弁が立つことから、無実にもかかわらず嘘つきチーターの濡れ衣を着せられて追放されることが多い。
- 一時期、「品川です!」と言いながら右目の前に右手で作った横向きのVサイン(掌側を相手にむける)をあてるポーズをツカミのギャグにしていた。
- 山手線の品川駅に到着するアナウンス「次は品川、品川です」の「品川です」にあわせてその物まねをした人がいることをテツandトモは「なんでだろう」のネタにした。
- 最近は「品川です!」を封印している。人気が出始めたので「品川です!」をすると必要以上に観客が沸いてしまい、その後のネタがやりづらくなってきたからだとか。
- 大崎駅で通行人に見られ「惜しい」と言われたエピソードがある。(山手線・品川駅の次の駅にいたためと思われる)
- 相方の庄司が筋肉キャラを確立してから自分もジムに通い始め、その甲斐あって最近は誰からも一目置かれるほど引き締まった体型に(少し前まではかなりたるんだ体だった)。
;ゲスト出演が多い品川庄司だが、あまり特定のMC(ダウンタウン、爆笑問題など)に偏りすぎず、平等に好かれるようにし、謙が立たないように心がけている
[編集] 主な出演番組
ほか
[編集] レギュラー番組
[編集] 著作
- 「ドロップ」2006年8月10日発行 執筆活動でのペンネームは「品川ヒロシ」
- 信濃川ヒロシと言う少年の中学から高校への話。品川の過去をもとに書いた青春小説。