南福岡電車区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南福岡電車区(みなみふくおかでんしゃく)は、福岡県福岡市にある九州旅客鉄道(JR九州)北部九州地域本社管轄の車両基地・乗務員基地である。福岡近郊区間を走る近郊形電車のほか、九州内を走る特急形電車も所属し合わせて600両以上が在籍する九州最大の車両基地である。
目次 |
[編集] 所在地
[編集] 配置車両の車体に記される略号
「北ミフ」・・・九州旅客鉄道北部九州地域本社を意味する「北」と、南福岡を意味する「ミフ」から構成される。
一部車両には、塗り替えられぬまま「本ミフ」と書かれている。 「本ミフ」・・・九州旅客鉄道本社を意味する「本」と、南福岡を意味する「ミフ」から構成される。
[編集] 歴史
- 1960年10月14日 九州島内の交流電化事業の一環として、当時の国鉄雑餉隈駅(現・南福岡駅)構内に開設された。門司鉄道管理局の管轄下にあったため、略号は門ミフとなった。営業用車両として最初に配置されたのは普通・快速列車用の421系電車である。その後、昭和40年代には九州島内の電化拡大と九州~本州間の優等列車網の強化により、特急・急行形電車も多数配置されていった。
- 1987年 JR九州発足により、同社の本社直轄となったため、略号が本ミフに変更された。
- 2004年 九州新幹線開業に伴う組織改正により、北部九州地域本社の管轄となり、略号が北ミフに変更された。
[編集] 所属車両
かもめ・ソニック用885系とかもめ、みどり、ハウステンボス用783系、787系(2004年より鹿児島からつばめ用がすべて転属したことにより全車同電車区所属)全編成をはじめとするおよそ180本の編成、両数にして500両以上の電車が所属する九州最大規模の車両基地である。
以下は2006年4月現在の所属車両である。
電車(677両)
- 783系(CM編成)
- 787系(BM編成)
- 885系(SM編成)
- 415系(F編成M編成)
- 0番台の4両編成5本、500番台の4両編成5本、1500番台の4両編成13本、計92両が所属している。
- 811系(PM編成)
- 0番台の4両編成16本、100番台の4両編成11本、計108両が所属している。
- 813系(RM編成)
- 0番台の3両編成8本、100番台の3両編成12本、200番台の3両編成34本、300番台の3両編成3本、1000番台の3両編成3本、計180両が所属している。
- クモヤ740形
- 1両が所属している。牽引車。
[編集] かつて所属していた車両
- 581・583系(国鉄時代に他区へ転出)
- 485系(大分運輸センター、鹿児島総合車両所へ転出または廃車)
- 475・457系(国鉄時代に他区へ転出)
- 421・423系(他区へ転出または廃車)
- 713系(鹿児島総合車両所へ転出)
- 715系(廃系列)
- 817系(長崎運輸センターへ転出)
[編集] 乗務員乗務範囲
カテゴリ: 九州旅客鉄道 | 車両基地 | 運転区 | 鉄道関連のスタブ項目