北総鉄道7500形電車
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7500形電車(7500がたでんしゃ)は、2006年(平成18年)2月20日より営業運転を開始した北総鉄道の通勤形電車。
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[編集] 概要
老朽化が進んでいる7000形を置き換える目的で製造された。京成電鉄3000形や新京成電鉄N800形と同一の日本車輌製造が開発したステンレス鋼ブロック構体を用いた京成グループ標準車体を採用した。また、ブレーキシステムには回生ブレーキに加えて京成3000形の3008編成・3014編成(4次車)以降の車両および新京成N800形と同様の純電気ブレーキを採用した。京成グループ標準車体の各形式において、8両編成での純電気ブレーキ装備は当形式が初となる。
なお、両先頭車側面の車体帯には航空機のウイングをイメージしたスリットデザインを配するが、これは成田新高速鉄道の開業により北総線が東京国際空港(羽田空港)と成田国際空港の双方を結ぶという意味が込められている。
2005年(平成17年)度に8両編成2本(16両)が製造され、2006年度には8両編成1本(8両)の計24両を導入する予定である。
[編集] 編成
- 7501-8+7501-7+7501-6+7501-5+7501-4+7501-3+7501-2+7501-1 (東急車輛製造製)
- 7502-8+7502-7+7502-6+7502-5+7502-4+7502-3+7502-2+7502-1 (日本車輌製造製)
[編集] 初採用点(一部のみ)
[編集] 車外
- 集電装置にシングルアーム式パンタグラフを採用した。
- 東洋電機製造製IGBT素子によるVVVFインバータ制御。
- 種別・行先表示器は自社所有車では初のLED式。
- 自社所有車では初の集中式冷房装置搭載。
- 京成新3000形4次車と同様SR列車無線アンテナ用台座が設置されている関係上、IR列車無線アンテナが後退して設置されている。なお、現時点では京成新3000形と同一設計の8両編成における唯一の存在である。
- 「HO"K"SO」と表記したロゴを貼付…製造メーカーの一つである日本車輌製造がデザインしたもので、北総鉄道のロゴとして採用されることが決まっている。
[編集] 車内
※9100形で装備されていた(2004年(平成16年)に撤去)自動放送装置は設置されていない。
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