偕楽園駅
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偕楽園駅(かいらくえんえき)は、茨城県水戸市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
梅の名所として著名な庭園偕楽園の行楽時期に合わせて営業する臨時駅となっている。この期間には、特急も一部当駅に停車する。
Suica・ICOCAの利用可能圏内にある駅であるが、当駅では使用できない。
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[編集] 駅構造
1面1線の地上駅。下り線の脇にコンクリートのホームを添えただけの構造を有する。
そのため列車は下りのみ停車し、上り列車は通過する。上野方面へ向かう場合は、一旦下り列車に乗車して水戸で折り返さなければならない。
開設時期中に限りホーム上に出札小屋があり、水戸駅から派遣された駅員が改善型車内補充券端末で緑色券を発行している。
開設時期以外は出札小屋も撤去されているため、何もないホームにただひとつ階段がついているだけとなる。
14両編成のフレッシュひたちについては全車両ホームに入らないので、後部3両のドアを閉め切って乗降させる。
[編集] 運賃計算
当駅は運賃計算上は下り線で1つ先の水戸駅までの扱いとなっている。
乗りたい経路 | 発行される切符 |
偕楽園→赤塚以遠の駅 | 水戸→赤塚以遠の駅 |
赤塚以遠の駅→偕楽園 | 赤塚以遠の駅→水戸 |
偕楽園→水戸以遠の駅 | 赤塚→水戸以遠の駅 |
水戸以遠の駅→偕楽園 | 水戸以遠の駅→赤塚 |
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1925年2月2日 - 公園下仮降車場として開業。
- 1967年2月1日 - 偕楽園仮降車場に改称。
- 1969年10月1日 - 偕楽園臨時乗降場に変更。
- 1987年4月1日 - 偕楽園臨時駅に変更。
- 1993年3月~5月 - 「第10回全国都市緑化フェア」開催のため、初めて上り線にホームを設置する。