九鬼駅
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九鬼駅(くきえき)は、三重県尾鷲市九鬼町にある東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 島式ホーム1面2線を持ち列車同士の行き違いが可能な地上駅である。
- ホームから駅舎に行くためには線路を平面横断する(遮断機あり)のだが一時期終着駅であったためか構内は広く長い距離を移動せねばならない。
- 開業当時からの駅舎が残っている。周りの駅の駅舎とよく似たつくりである。
- 無人駅で駅員はいない。
[編集] 駅周辺
このあたりの紀勢本線は入り江の奥と別の入り江の奥をトンネルでつなぐような形であるためこの駅は陸に深く入り込んだ入り江の奥にある。当駅の大曽根浦方には九鬼トンネルが、三木里方には名柄トンネルがあり当駅はその二つの長いトンネルの合間にある。九鬼の集落には役場の出先機関や小学校などあり、入り江ではハマチの養殖などが行われている。
- 尾鷲市役所九鬼出張所
- 尾鷲市立九鬼小学校
- 尾鷲市立九鬼中学校
- 尾鷲警察署九鬼巡査駐在所
- 三思ヶ丘公園
- 九鬼郵便局
- 九鬼神社
[編集] 歴史
この駅は昭和32年1月に、国鉄紀勢東線の尾鷲駅から当駅までの開通と共に、九鬼駅(くきえき)として開業した。開業当初は多気駅からの、国鉄紀勢東線の終着駅であったが、開業の翌年昭和33年の4月には当駅から三木里駅までが延伸となったため途中駅となった。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)との間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅となって、現在に至っている。
- 1957年(昭和32年)1月12日 - 国鉄紀勢東線の九鬼駅として開業。
- 1958年(昭和33年)4月23日 - 国鉄紀勢東線が当駅から三木里駅まで延伸。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
紀勢本線(亀山 - 新宮)