ミゲル・テハダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミゲル・テハダ(Miguel Odalis Tejada , 1976年5月25日 - )はドミニカ共和国出身のアメリカメジャーリーグ、ボルチモア・オリオールズ所属の内野手。11人兄弟の末っ子で、ハリケーン難民からメジャーリーガーへと成り上がった。
目次 |
[編集] 特徴・経歴
身長は175cmと決して恵まれた体格ではないが、チームの不動の正遊撃手・クリーンナップの一角として安定したバッティングと身体能力を生かした広い守備範囲を武器に活躍。イチローと同じく、早いカウントから積極的に打ちにいく、いわゆるフリースインガーで四球は少ないものの三振も同様に少ない。
また、勝負強さはメジャー屈指で、アスレチックス時代の2002年にはシーズン終盤の脅威の20連勝・奇跡的な大逆転によるチームのプレーオフ進出の原動力となりMVPを獲得している。 2004年にはオールスターゲームにアメリカンリーグより選出されている。また遊撃手でありながら脅威の150打点をたたき出し、打点王とシルバースラッガー賞を獲得している。2005年にもオールスターに選出されており、アトランタ・ブレーブスのジョン・スモルツ投手からホームランを放ちMVPを獲得した。
1000試合連続出場を達成し、2006年12月19日現在も連続出場を継続している鉄人でもある。奇しくもオリオールズは2632試合連続出場のメジャー記録を達成した鉄人カル・リプケンが在籍したチームでもある。
[編集] 略歴
- 1976年 ドミニカ共和国バニ出身。
- 1997年 オークランド・アスレチックスからメジャーデビュー。
- 2000年 連続試合出場が始まる。
- 2004年 オリオールズに移籍。
- 2006年 ワールド・ベースボール・クラシックドミニカ共和国代表に選出
- 2006年7月1日 対アトランタ・ブレーブス戦で、史上7人目の1000試合連続出場を達成。現役選手では2位を2倍以上引き離す断トツの1位。
[編集] 獲得タイトル・記録
[編集] 年度別成績
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 | 長打率 |
1997 | OAK | 26 | 99 | 10 | 20 | 3 | 2 | 2 | 10 | 2 | 2 | 22 | .202 | .240 | .333 |
1998 | OAK | 105 | 365 | 53 | 85 | 20 | 1 | 11 | 45 | 5 | 28 | 86 | .233 | .298 | .384 |
1999 | OAK | 159 | 593 | 93 | 149 | 33 | 4 | 21 | 84 | 8 | 57 | 94 | .251 | .325 | .427 |
2000 | OAK | 160 | 607 | 105 | 167 | 32 | 1 | 30 | 115 | 6 | 66 | 102 | .275 | .349 | .479 |
2001 | OAK | 162 | 622 | 107 | 166 | 31 | 3 | 31 | 113 | 11 | 43 | 89 | .267 | .326 | .476 |
2002 | OAK | 162 | 662 | 108 | 204 | 30 | 0 | 34 | 131 | 7 | 38 | 84 | .308 | .354 | .508 |
2003 | OAK | 162 | 636 | 98 | 177 | 42 | 0 | 27 | 106 | 10 | 53 | 65 | .278 | .336 | .472 |
2004 | BAL | 162 | 653 | 107 | 203 | 40 | 2 | 34 | 150 | 4 | 48 | 73 | .311 | .360 | .534 |
2005 | BAL | 162 | 654 | 89 | 199 | 50 | 5 | 26 | 98 | 5 | 40 | 83 | .304 | .349 | .508 |
2006 | BAL | 162 | 648 | 99 | 214 | 37 | 0 | 24 | 100 | 6 | 46 | 79 | .330 | .379 | .498 |
Total | ' | 1422 | 5539 | 869 | 1584 | 318 | 18 | 240 | 952 | 64 | 421 | 777 | .286 | .342 | .480 |
- OAK オークランド・アスレティックス
- BAL ボルチモア・オリオールズ
2006 ワールド・ベースボール・クラシックドミニカ共和国代表 |
---|
15 サロモン・トーレス | 33 ホルヘ・ソーサ | 35 ダニエル・カブレラ | 38 ダマソ・マルテ | 40 バートロ・コロン | 41 フランシスコ・リリアーノ | 43 ミゲール・バティスタ | 47 ロビンソン・テヘダ | 51 ユーデ・ブリトー | 52 デュアネル・サンチェス | 53 フリアン・タバレス | 55 オダリス・ペレス | 56 フェルナンド・ロドニー| 15 ホワン・ブリトー | 22 アルベルト・カスティーヨ | 31 ロニー・ポーリノ | 2 プラシド・ポランコ | 5 アルバート・プホルス | 7 ペドロ・フェリス | 9 ホセ・レイエス | 10 ミゲール・テハダ | 20 ロニー・ベリアード | 29 エイドリアン・ベルトレ | 34 デービッド・オルティズ | 4 ウィリー・タベラス | 8 ルイス・ポローニャ | 18 モイセズ・アルー | 19 ホワン・エンカーナシオン | 26 ウィリー・モー・ペーニャ | 27 ブラディミール・ゲレーロ |
監督 マニー・アクタ | 項 | |