ホセ・レイエス
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ホゼ・バーナビー・レイエス(Jose Reyes,1983年6月11日‐)はドミニカ共和国ビラ・ゴンザレス出身のメジャーリーグ、ニューヨーク・メッツの遊撃手。右投げ両打ち。
1999年8月にメッツと契約。早くからデビッド・ライト、スコット・キャズミアー(現タンパベイ・デビルレイズ)らとともにメッツの超有望株として知られる。2003年6月10日メジャーデビュー。しかし度重なる怪我や2004年に松井稼頭央の入団で二塁手転向を余儀なくされるなど、実力を十分に発揮出来ない時期が続いた。2005年は遊撃に復帰し、初めて怪我なく161試合に出場。打率.276ながら60盗塁・17三塁打(どちらもナショナルリーグ最多)を記録するなどメジャー屈指のスピードを存分に発揮した。しかし27四球・出塁率.300と選球眼に難があった。
2006年はいっきに飛躍の年となった。特に打率.300、本塁打19、打点81と打撃3部門において全て自己最高を記録。課題だった出塁率も.354と成長のあとが見られた。さらに2年連続60盗塁(64盗塁)で盗塁王を獲得、三塁打も2年連続17本と次代のスピードスターへの階段を着実に上っている。この年の日米野球にもMLB代表として出場し、最終戦(福岡ドーム)でMLBチームの全勝を決めるサヨナラ本塁打を放っている。
マイナー時代からずば抜けた俊足・強肩で知られ、身体能力の高さは際立っていた。しかしそれに頼り過ぎであるという指摘も多く、状況無視の走塁や何でもない守備でのミスなども目立つ。
[編集] 年度別打撃成績
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 | 長打率 |
2003 | NYM | 69 | 274 | 47 | 84 | 12 | 4 | 5 | 32 | 13 | 13 | 36 | .307 | .334 | .434 |
2004 | NYM | 53 | 220 | 33 | 56 | 16 | 2 | 2 | 14 | 19 | 5 | 31 | .255 | .271 | .373 |
2005 | NYM | 161 | 696 | 99 | 190 | 24 | 17 | 7 | 58 | 60 | 27 | 78 | .273 | .300 | .386 |
2006 | NYM | 153 | 647 | 122 | 194 | 30 | 17 | 19 | 81 | 64 | 53 | 81 | .300 | .354 | .487 |
Total | ' | 436 | 1837 | 301 | 524 | 82 | 40 | 33 | 185 | 156 | 98 | 226 | .285 | .321 | .427 |
2006 ワールド・ベースボール・クラシックドミニカ共和国代表 |
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15 サロモン・トーレス | 33 ホルヘ・ソーサ | 35 ダニエル・カブレラ | 38 ダマソ・マルテ | 40 バートロ・コロン | 41 フランシスコ・リリアーノ | 43 ミゲール・バティスタ | 47 ロビンソン・テヘダ | 51 ユーデ・ブリトー | 52 デュアネル・サンチェス | 53 フリアン・タバレス | 55 オダリス・ペレス | 56 フェルナンド・ロドニー| 15 ホワン・ブリトー | 22 アルベルト・カスティーヨ | 31 ロニー・ポーリノ | 2 プラシド・ポランコ | 5 アルバート・プホルス | 7 ペドロ・フェリス | 9 ホセ・レイエス | 10 ミゲール・テハダ | 20 ロニー・ベリアード | 29 エイドリアン・ベルトレ | 34 デービッド・オルティズ | 4 ウィリー・タベラス | 8 ルイス・ポローニャ | 18 モイセズ・アルー | 19 ホワン・エンカーナシオン | 26 ウィリー・モー・ペーニャ | 27 ブラディミール・ゲレーロ |
監督 マニー・アクタ | 項 | |