ピューリッツァー賞 ニュース速報写真部門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピューリッツァー賞 ニュース速報写真部門はピューリッツァー賞の部門の一つ。以前は写真部門という名前であったが、1968年にはニュース速報写真部門と特集写真部門の2つに分割された。
[編集] 受賞者一覧
- 1968年:ロッコ・モラビト(ジャクソンヴィル・ジャーナル)、"The Kiss of Life"
- 1969年:エドワード・T・アダムス(AP通信)、「サイゴンでの処刑」
- 1970年:スティーヴ・スター(AP通信)、コーネル大学で撮影された "Campus Guns"。
- 1971年:ジョン・ポール・フィロ(ヴァレー・デイリー・ニュース・アンド・デイリー・ディスパッチ・オブ・トレンタム・アンフド・ニューケンジントン)、1970年5月4日、ケント州立大学で反戦運動に加わっていた学生達に州兵が発砲、4人が亡くなった事件に関する写真に対して。
- 1972年:ホルス・ファス、マイケル・ローレント(AP通信)、「ダッカでの死」
- 1973年:Huynh Cong Ut (AP通信)、ナパーム弾に怯える子供たちの写真に対して。
- 1974年:アンソニー・K・ロバーツ(フリーランス)、"Fatal Hollywood Drama"
- 1975年:ジェラルド・H・ゲイ(シアトル・タイムズ)、"Lull in the Battle"と題する疲れきった4人の消防士たちの写真に対して。
- 1976年:スタンリー・フォーマン(ボストン・ヘラルド・アメリカン)、1975年7月22日にボストンで起きた火事の写真に対して。
- 1977年:ニール・ウルヴィッチ(AP通信)、バンコクにおける混乱と残虐行為の写真に対して。
- 1978年:ジョン・H・ブレア(UPI通信)、人質にされるインディアナポリスの株式仲買人の写真に対して。
- 1979年:トーマス・J・ケリー(ポッツタウン・マーキュリー誌)、"Tragedy on Sanatoga Road"
- 1980年:匿名(UPI通信)、"Firing Squad in Iran"
- 1981年:ラリー・C・プライス(フォート・ワース・スターテレグラム誌)、リベリアにおける写真。
- 1982年:ロン・エドモンド(AP通信)、ロナルド・レーガン暗殺未遂事件。
- 1983年:ビル・フォーリー(AP通信)、ベイルートのサブラ難民キャンプで起こったパレスチナ難民の虐殺の写真に対して。
- 1984年:スタン・グロスフェルド(ボストン・グローブ誌)、レバノンの戦争下における人々を写した作品に対して。
- 1985年:ラリー・C・プライス(フィラデルフィア・インクワイラー)、戦争で荒廃したアンゴラとエルサルバドルの写真に対して。
- 1986年:Carol Guzy、Michel duCille(マイアミ・ヘラルド)、コロンビアのネバドデルルイス火山の爆発。
- 1987年:Kim Komenich(サンフランシスコ・イグザミナー)、フェルディナンド・マルコスの没落。
- 1988年:スコット・ショー(オデッサ・アメリカン)、井戸に落ちた少女の救出の写真に対して。
- 1989年:ロン・オルシュワンガー(フリーランス)、救助された子供に人工呼吸を施す消防士の写真に対して。
- 1990年:オクラホマ・トリビューン誌のスタッフ、1989年10月17日に起きたサンフランシスコ湾岸地震(ロマプリータ地震)のシリーズに対して。
- 1991年:グレッグ・マリノヴィッチ(AP通信)、南アフリカ共和国において、スパイの疑いをかけられた男性がアフリカ民族会議の支持者によって殺害された出来事を追った写真に対して。
- 1992年:AP通信のスタッフ、ソ連で起きたクーデターと共産主義政体の崩壊のシリーズに対して。
- 1993年:ケン・ガイガー、ウィリアム・シンダー(ダラス・モーニング・ニュース)、1992年のバルセロナオリンピックを追ったドキュメンタリーに対して。
- 1994年:ポール・ワトソン(トロント・スター)、モガディシオの通りを引きずられていくアメリカ軍人の死体の写真に対して。
- 1995年:Carol Guzy(ワシントン・ポスト)、ハイチ危機とその後に関するシリーズに対して。
- 1996年:チャールズ・ポーター(フリーランス)、オクラホマ連邦ビル爆破事件において、消防士に抱かれる1歳の犠牲者の写真に対して。
- 1997年:アニー・ウェルズ(プレス・デモクラット)、カリフォルニア州サンタ・ロサにおいて、洪水時にティーンエイジャーを助ける地元の消防士達の写真に対して。
- 1998年:マーサ・リアル(ピッツバーグ・ボスト・ガゼット)、ルワンダとブルンジにおける抗争の生存者たちの写真に対して。
- 1999年:AP通信のスタッフ、ケニアとタンザニアで起こった大使館爆破事件の写真に対して。
- 2000年:ロッキー・マウンテン・ニュースのスタッフ、コロンバイン高校銃乱射事件の直後の生徒達の写真に対して。
- 2001年:アラン・ディアス(AP通信)、キューバから母親と亡命した6歳少年エリアン・ゴンザレスを、武装した移民帰化局の要因がエリアンの叔父の家から強制的に奪還する瞬間を捉えた写真。
- 2002年:ニューヨーク・タイムズのスタッフ、アメリカ同時多発テロ事件のシリーズに対して。
- 2003年:ロッキー・マウンテン・ニュースのスタッフ、コロラドの山火事に関する写真に対して。
- 2004年:デヴィッド・リーソン、シェリル・ディアス・メイヤー(ダラス・モーニング・ニュース)、イラク戦争に関する写真に対して。
- 2005年:AP通信のスタッフ、イラク市街での戦闘を1年に渡って追ったシリーズに対して。
- 2006年:ダラス・モーニング・ニュースのスタッフ達:ハリケーン・カトリーナの被害を受けたニューオリンズの報道に対して。