ノン子とのび太のアニメスクランブル
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ノン子とのび太のアニメスクランブルとは、1991年4月14日から文化放送をキーステーションに放送中のアニメ関連のラジオ番組。
パーソナリティは声優の日高のり子と、文化放送スポーツアナウンサー・長谷川太(番組内では「アニメチックアナウンサー・長谷川のび太」)の二人である。尚、ノン子とは、日高のり子の愛称のことである。番組発表では生放送となっているが、実際には録音放送と思われる。その根拠としては、複数の地方局にも番販されていること、700回記念放送の際に、一回目の放送ミスを振り返り、長谷川アナが「何でこの時録り直さなかったんですかね?」といった事などがあげられる。
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[編集] 歴史
番組開始当初は日曜10:30~であったが、1994年4月16日から、現在の金曜24:30~の時間帯となった。(文化放送において)現在では文化放送のアニメ系番組の中で最長寿となっており、放送回数は実に800回を超える。オープニングは放送開始当時から変わらず、現在でも同じである。後に日高と長谷川アナが歌う番組イメージソングのシングルCD「シャイニースクランブル」が発売され、番組エンディングに使われる事になる。 余談だが、たまに節目となる回で流れる第一回放送(大体100回に1回、記念放送などの際)の放送を聞くと分かるのだが、第一回放送で日高は「ビューティフルな日曜日いかがお過ごしですか?日高のり子です」と言っている。
[編集] 放送形式
この番組では三部構成で、オープニング、アニメ耳寄り情報局、そしてメインコーナー(週によって異なる)である。
[編集] オープニング
基本的に日高が言葉(訴え)を叫び、その後は長谷川アナと共にその事に絡んだトークを行う。
[編集] 「アニメ耳寄り情報局」
基本的にメインスポンサーであるスターチャイルドについての最新情報等を流す。
[編集] 「スペシャルスクランブル」
ゲストを呼んだりしての会話、あるいは日高がゲストを迎える「ノン子の部屋」(不定期で行われる)、長谷川がゲストを迎える「のび太の部屋」(このコーナーはゲストが初めて出演した際に行われる。テーマ曲は日高のアカペラによる「徹子の部屋」のメインテーマ)
[編集] 「お葉書スクランブル」
「スペシャルスクランブル」が無い週に放送。リスナーから送られたふつおたを読むコーナーであるが、読まれる葉書の量が少ないのが特徴。その代わり、一枚の葉書にかける時間が長いのも特徴である。このコーナーは不定期的に登場し、2ヶ月に1回くらいである。
[編集] その他
- アニメソング作家で歌手の岡崎律子さんが亡くなった時は、追悼放送を行った。(亡くなったのは2004年5月5日、最後に出演したのは3月13日であった。)また同じ文化放送のA&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウンで、岡崎律子さんを追悼した。この番組では特集は組まず、番組冒頭で訃報を発表し、曲を一曲流したのみ。理由としては、番組の立場上放送は出来ないとのことであった。
- この番組のスポンサーである東宝制作の犬夜叉劇場版が公開を控えた時期には、特別企画として出演声優をゲストに交えて番外編ラジオドラマを流し(そのラジオドラマは後日発売の劇場版DVD特典CDに収録されていた)、その後はゲストを交えての雑談会となっていた(その縁もあって『犬夜叉』劇場版に長谷川アナがゲスト出演した)。
- 2004年9月10日(正確には11日)に700回放送を達成し、同月25日には「東京ゲームショー2004」において公開録音を行った。ゲストは中原麻衣、桑谷夏子、又吉愛、伊月ゆい、綱掛裕美の5名であった。このときアニスク一日パーソナリティー権を賭けた「パーソナリティ争奪!秋の大運動会!」が行われ、中原麻衣が勝利。なお、ゲスト歌手としてangelaも招かれた。この回だけBSQRでも放送されていた。
- 同年11月26日(27日)に先の勝者である中原麻衣が一日パーソナリティーとして「ノン子と麻衣のアニメスクランブル」として放送された。ゲストは長谷川アナで、一般のゲストと同じ扱いを受けた。なお番組終盤には2004年度第一回放送で放送された長谷川氏の「大きな古時計」が放送され、エンディング時には長谷川アナが司会に戻り、番組名もいつも通りの「ノン子とのび太と麻衣のアニメスクランブル」となっていた。
- この番組のメインスポンサーのスターチャイルドが制作の深夜アニメ、『いぬかみっ!』『ひまわりっ!』に日高と長谷川アナが共にゲスト出演した事がある。
[編集] 特徴
基本的に提供スポンサー関係の作品や養成所等の宣伝を前面に押し出した構成であり、ゲストもそれに絡んでの人選となる事が多い。(主にスターチャイルドや東宝製作の放送中のアニメ出演声優や、日本ナレーション演技研究所出身声優など)。近年では学研「アニメディア」との提携もあって、今まで見られなかった人選となる事も多い。
ゲストは声優が多いが、たまにアニメの監督やプロデューサー等も出演する。
企画コンセプトから、パーソナリティ等の現場の意見が反映される余地は少なく、その為か、日高本人も別の番組で暗に『(アニスクは)仕事として割り切ってやってる』的な発言を行っていた。それ故に、日高ファンの間からもこの番組に対する賞賛も批判も余り出て来ない。
ただし、林原めぐみや山口勝平などの気心知れたゲストに対しては、飛ばし気味になる事もある。また、日高や長谷川アナの定評あるやり取りが、数あるアニラジの中では比較的地味ながらも在京ラジオ局のアニラジとしては最長記録となるほどの長寿番組としての地盤を確立している。
[編集] 放送局(2006年10月~)
[編集] 過去の主なネット局
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(ブログ) 毎回の放送の概要と裏話など。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 文化放送のラジオ番組 | アニラジ