ダウ平均株価
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ダウ平均株価(だうへいきんかぶか Dow Jones Industrial Average - DJIA)は、アメリカのニュース通信社であるダウ・ジョーンズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数。日本では、「ダウ工業株30種平均(ダウ平均)」、「NYダウ」、「ニューヨーク株価平均」などと呼ばれる。
目次 |
[編集] 概要
ダウ・ジョーンズ社がアメリカのさまざまな業種の代表的な銘柄を選出して、平均株価をリアルタイムで公表している。これらの銘柄は全てがニューヨーク証券取引所に上場しているわけではなく、インテルやマイクロソフトはNASDAQに上場している。
ダウ平均株価には3種類ある。
- 工業株30種平均株価
- 輸送株20種
- 公共株40種
また、ダウ平均株価以外の代表的な株価指数として、ナスダック総合指数やS&P500などがある。
[編集] 銘柄入れ替え
「工業株30種平均株価」の構成銘柄は時代に合わせて入れ替えが行われている。算出が始まって以来、現在まで継続して構成銘柄に残っている会社はゼネラル・エレクトリック社のみである。
[編集] 算出方法
原則的には各銘柄の株価を足して銘柄数で割った単純平均だが、新株の発行などの理由により連続性が損なわれないように、除数は調整される。
「ダウ工業株30種平均」の株価の変遷
- 1896年5月26日 40.94 (スタート)
- 1906年1月12日 100
- 1956年3月12日 500
- 1966年1月18日 1000
- 1991年4月17日 3000
- 1995年11月21日 5000
- 1997年7月16日 8000
- 1999年3月29日 10000
[編集] 日経ダウ平均株価
1975年から1985年まで日本経済新聞社が東京証券取引所の株価について、ダウ・ジョーンズ社と提携し日経ダウ平均株価の名前で発表していた。なお現在では日経平均株価と名称が変更されている。
[編集] 現在の工業株30種採用銘柄
- 2006年5月現在 (シンボルのアルファベット順)
[編集] 関連項目
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