ウルトラマンガイアの登場怪獣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウルトラマンガイアの登場怪獣(ウルトラマンガイアのとうじょうかいじゅう)は特撮テレビ番組『ウルトラマンガイア』に登場した架空の怪獣、宇宙人その他の生物の一覧である。劇中においては、基本的に根源的破滅招来体と呼称される。
なお劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』およびビデオ版『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』の登場怪獣についてはそれぞれの項目を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ヴィジョンの龍
第1話「光をつかめ!」に登場。
- 体長・体重:不明
城南大学で粒子加速実験を行っていた高山我夢が、粒子加速とシンクロさせた意識の中で目撃した龍。手足が無く大蛇の様である。ウルトラマンガイアと交戦していたが、何者なのかは不明である。
[編集] 宇宙戦闘獣 コッヴ
第1話「光をつかめ!」、第2話「勇者立つ」に登場。
- 体長:77メートル
- 体重:8万8千トン
ワームホールより現れた水晶のような物体の中から出現した怪獣。根源的破滅招来体が地球に送り込んできた怪獣の第1号であると同時に、地球怪獣の活動を活性化させる役割を持つ。コッヴ(C.O.V.)とは地球人側が付けた名称で、「Cosmic Organism Vanguard(前衛宇宙生物)」の略である。額より放つ光弾と両手の鎌を武器とする。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] マグマ怪地底獣 ギール
第2話「勇者立つ」に登場。
- 体長:84メートル
- 体重:9万トン
コッヴの落下地点から出現した地球の怪獣。コッヴの出現がきっかけで目覚めた。腹部からマグマの塊を放つ。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 金属生命体 アパテー
第3話「その名はガイア」に登場。
- 体長:52.5メートル
- 体重:5万2500トン
宇宙より飛来した意志を持つ金属。体は液体金属のように形状を変化させる事が出来、ウルトラマンガイアの姿を模倣して人型に変型した。ガイアとの戦闘時にも腕を槍に変える、装甲を強化する、複数の槍に変型するなど形状を変化させて次々と攻撃を行った。ガイアのクァンタムストリームでも倒れず、絶体絶命の危機に追いやったが、突然繰り出されたアグルのフォトンクラッシャーで粉々にに吹き飛んだ。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 波動生命体
第4話「天空の我夢」に登場。
- 体長・体重:不明
お台場に出現したクラゲ型の生命体。肉眼で確認する事はできるが、通常の地球上の物質とは存在する空間が異なるため、人間側から干渉する事は出来ない。振動によって物体を崩壊させ、人々の頭の中を覗いていた。
[編集] 超空間波動怪獣 メザード
第4話「天空の我夢」に登場。
- 体長:66メートル
- 体重:3万3千トン
波動生命体がXIGファイターのパイロットウェーブを浴びて実体化した姿。粘液で覆われたクラゲのような身体にひとつの首と頭部が生えており、時空の波を放って攻撃する。
- スーツアクター:向原順平
[編集] 大海魔 ボクラグ
第5話「もう一人の巨人」に登場。
- 体長:53メートル
- 体重:4万4千トン
体の成分が海水とほぼ同じ成分で構成されている怪獣。そのため海中ではレーダーで感知する事が出来ない。また体を傷つけられても再生させる事ができる。この能力でガイアやアグルを苦戦させるが、ガイアをハサミからの放電で苦しめているところを、アグルのリキデイターで倒された。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 奇獣 ガンQ
第6話「あざ笑う眼」、第31話「呪いの眼」に登場。
熱反応がない生命を持たない存在。我夢の解析をもってしても「不条理の塊」という結果しか得られなかった。その正体は戦国時代の呪術士・魔頭鬼十朗が呪いの力で復活し、変身した姿であった事が後に判明する。魔頭は根源破滅招来体の襲来を500年前に予測しており、彼らの力を利用して自らの天下を築こうとした。
[編集] ガンQ[コードNo.00]
第6話「あざ笑う眼」に登場。
- 体長・体重:不明
演習中のチーム・ライトニングとチーム・ファルコンが発見した巨大な目玉。XIGファイターSSの放ったミサイルを吸収して消え去った。
[編集] ガンQ[コードNo.01]
第6話「あざ笑う眼」に登場。
- 体長:55メートル
- 体重:5万5千トン
コードNo.00が吸収したミサイルと周囲の岩石によって手足を構成した姿。ガイアを体内に取り込んで苦しめたが、中から粉砕された。
- スーツアクター:向原順平
[編集] ガンQ[コードNo.02]
第31話「呪いの眼」に登場。
- 体長:56メートル(完全体)
- 体重:5万6千トン(完全体)
コードNo.01が強力になって復活した姿。しかし当初は前回ウルトラマンガイアに倒された影響で不完全な形でしか復活出来ず、魔頭の子孫である中学生・沢村修作の力を取り込む事で完全体になった。
- スーツアクター:森英二
[編集] 自然コントロールマシーン テンカイ(天界)
第7話「地球の洗濯」に登場。
- 全長:48メートル
- 体重:8万4千トン
房総半島で風速80メートルの台風を発生させていた巨大な銅鐸のような見た目の機械。台風によって地上にあるものを一掃し、同時に大気を洗浄している。テンカイという名称は、表面に刻まれている篆書体で書かれた「天界」という文字に似た記号に由来する。梶尾の攻撃を受け台風の雲を吹き飛ばされ逆立ち状態で地上に落下。今度は地上を破壊し始める。タービンのようなものを回転させ竜巻を発生させ、その下部から空気を吹き出し家屋を吹き飛ばす程の暴風を巻き起こす。ガイアも苦しめられたが、浮き上がったところを突撃戦法で貫かれて取り出されたコアを投げつけられ爆発、消滅した。
[編集] 超空間共生怪獣 アネモス
第8話「46億年の亡霊」に登場。
- 体長:47メートル
- 体重:3万8千トン
5億年前のカンブリア紀に存在した、現在は絶滅しているイソギンチャクのようなフォルムの生物。意識のみが幽霊のような存在として現代でも残っており、アネモスを哀れむアルケミー・スターズの古生物学者・浅野未来の精神に呼応して実体化した。クラブガンとは共生関係にあり、危険を感じるとクラブガンを引き寄せるフェロモンを放出する。
- スーツアクター:向原順平
[編集] 超空間共生怪獣 クラブガン
第8話「46億年の亡霊」に登場。
- 体長:48メートル
- 体重:5万7千トン
アネモス同様、5億年前のカンブリア紀に存在していた生物。アネモスとは共生関係にあり、アネモスの放つフェロモンに呼び寄せられ隅田川を上ってきた。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 超空間共生怪獣 クラブガン&アネモス
第8話「46億年の亡霊」に登場。
- 体長:49メートル
- 体重:9万5千トン
アネモスとクラブガンが合体して完全生物となった姿。アネモス側の口から発するガスで人間を催眠状態にし、クラブガン側の口で補食する。ウルトラマンガイアとの対決時には上下を逆転させた。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 光熱魔石 レザイト
第9話「シーガル飛びたつ」に登場。
- 体長:45メートル
- 体重:5万~400万トン
結晶状の形で宇宙より飛来した物体。温度上昇によって体組織の密度を増加させて重力場を発生させ、メルトダウンによって東京のパイプラインを破壊しようとした。しかし、チーム・ライトニングの放った液体窒素弾によって体組織のバランスが崩れて、破裂したような形に変型した。
- スーツアクター:向原順平
- 着ぐるみはその後、『ウルトラマンネクサス』のラフレイアに改造された。
[編集] 宇宙戦闘獣 コッヴII(ホワイトバージョン)
第10話「ロック・ファイト」に登場。
- 体長:67メートル
- 体重:7万8千トン
以前に登場したコッヴと同種の怪獣。地球攻撃用の生体兵器として惑星破壊機ヴァーサイトによって多数の幼獣が生み出され、地球に運ばれた。しかしXIGの攻撃によってヴァーサイトが撃墜され幼獣も死滅し、生き残った1匹が不完全な状態で巨大化した。
- スーツアクター:三宅敏夫(成獣)、後藤和雄(幼獣)
[編集] 惑星破壊機ヴァーサイト
第10話「ロック・ファイト」に登場。
- 全長:約800メートル
- 重量:不明
ワームホールから出現した物体。内部では向かう星の環境に合わせて怪獣を生産している。また地球の音楽に似たパルスを発信しており、電波やレーザー通信を妨害する。コッヴの幼獣を生み出して地球に飛来したが、XIGの攻撃によってアラスカに墜落した。
[編集] 地帝大怪獣 ミズノエノリュウ(壬龍)
第11話「龍の都」、第45話「命すむ星」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:111メートル
- 体重:11万トン
大地を司る地球の護り神。尾の部分が八つの龍の頭となっている。工事によって壬の方角から走る東京で一番大きな地脈が断ち切られたため出現し、東京のライフラインを破壊して地脈を復活させようとした。ウルトラマンガイアをも圧倒する念動力を持つが、風水師・黒田恵の説得により人類にもう一度チャンスを与えるべく消えていった。
50話、51話では地球を護るために人類、ウルトラマンとともに根源的破滅招来体に立ち向う。
- スーツアクター:向原順平(11話)、三宅敏夫(50話、51話)
[編集] 獣人 ウルフガス
第12話「野獣包囲網」に登場。
- 体長:2メートル(人間大)~47メートル(最大時)
- 体重:130キログラム(人間大)~3万8千トン(最大時)
東京南部に落下したカプセルに入っていた怪獣。太陽光線を浴びると身体がガス化するという性質を持つ。何者かによって地球侵略のため改造されたと見られるが、性格はおとなしい。XIGの麻酔弾によって体質が変化し、天然ガスを吸収して巨大化した。
- スーツアクター:三宅敏夫(巨大)、三村幸司(人間大)
[編集] 超空間波動怪獣 サイコメザード
第13話「マリオネットの夜」に登場。
- 体長:66メートル
- 体重:3万6千トン
以前現れたメザードと同種の怪獣。人間に興味を持ち、山梨県の城岩温泉郷で電話を通じて人間を支配下に置く実験をしていた。初代同様、波動生命体の状態からXIGファイターEXの放つパイロットウェーブを受けて実体化し、さらに立上がって直立歩行形態になった。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 反物質怪獣 アンチマター
第14話「反宇宙からの挑戦」に登場。
- 体長:85メートル
- 体重:15万トン
ワームホールから出現した、人類の住む宇宙(正宇宙)の物質と相反する反物質で構成された怪獣。日本の大畑市をバリヤーで覆って街を反物質化し、さらにバリヤーを広げて反物質世界を拡大した。藤宮の予測では、地球全土を反物質化した後にバリヤーを解除し、正宇宙と反物質の対消滅による第二のビッグバンを引き起こそうとしたのではないかといわれている。
- スーツアクター:三宅敏夫、向原順平
[編集] 奇怪生命 ディーンツ
第15話「雨がやんだら」に登場。
- 体長:160センチメートル
- 体重:320キログラム
緑色の雨に潜む微生物が、不法投棄された人工臓器に取り付いた生命体。唾液で人間を溶かし、有機物を摂取する。
- 出演/声:山田ふしぎ、スーツアクター:大谷智子、鈴木裕加
[編集] 奇怪生命 マザーディーンツ
第15話「雨がやんだら」に登場。
- 体長:50メートル
- 体重:6万4千トン
ディーンツの本体。口から多数のディーンツを生み出す。人間の有機物を摂取して成長し、さらにディーンツらを吸収して巨大化した。
- 出演/声:山田ふしぎ、スーツアクター:向原順平
- 着ぐるみはその後、『ウルトラマンネクサス』のクトゥーラに改造された。
[編集] 金属生命体 アルギュロス
第16話「アグル誕生」に登場。
- 体長:52.5メートル
- 体重:5万2500トン
アパテーと同種の金属生命体。4本の槍状の姿で地球に襲来し、そこに現れたウルトラマンアグルの姿を模して人型に変型した。戦闘時には左手を刃に、右手を銃に変型させる。アグルの攻撃をうけ一度は撤退したものの、アグルに挑戦するかのように再び出現し、さらにはニセウルトラマンアグルに変形したがフォトンクラッシャーで倒された
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] ニセ・ウルトラマンアグル
第16話「アグル誕生」に登場。
- 体長:52メートル
- 体重:4万7千トン
アルギュロスがウルトラマンアグルの姿をコピーした姿。リキデイターなどアグルの技をそのまま使用することができる。
- スーツアクター:武安剛
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したアルギュロス
『ウルトラマンボーイのウルころ』第240話「今度こそ! 待ち伏せ作戦の巻」では、ウルトラマン80に化け、本物と勘違いしたケットル星人と争いになる。第255話「いざゆけ! 誇り高き獅子の巻」では、ゾフィーに化けた。
[編集] 超巨大天体生物 ディグローブ
第17話「天の影 地の光」、第18話「アグル対ガイア」に登場。
- 全長・重量:不明
木星付近に出現した天体に匹敵する大きさの生物。徐々に地球に近づいて行き、東京に直撃する進路をとった。
[編集] 甲殻怪地底獣 ゾンネル
第17話「天の影 地の光」、第18話「アグル対ガイア」に登場。
- 体長:89メートル
- 体重:10万トン
背中の殻の中に小型の太陽のような核融合炉を持つ怪獣。藤宮がディグローブ迎撃にその背中のエネルギーを利用するため、機械語デコーダーで操って出現させた。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 超空間波動怪獣 サイコメザードII
第19話「迷宮のリリア」に登場。
- 体長:66メートル
- 体重:3万6千トン
サイコメザードと同種の怪獣。人間のシナプスを刺激して幻覚を見せる粒子を放出して人間を操る。今回は波動生命体の姿は未登場である。
- スーツアクター:向島順平
[編集] リリア
第19話「迷宮のリリア」に登場。
- 体長・体重:不明
XIGの佐々木敦子隊員の前に現れた少女。サイコメザードIIの粒子によって敦子が見ている幻覚であり、彼女が幼少の頃になくした人形がモデルになっている。
- 出演:鴨川寿枝
[編集] 絶対生物 ゲシェンク
第20話「滅亡の化石」に登場。
- 体長:54メートル
- 体重:6万2千トン
恐竜の卵の化石に仮死状態で潜んでいたアメーバ状の生物。恐竜など他の生物を絶滅させてきた存在であり、相手を絶滅させるのに最も有効な形態に変化することができる。藤宮の手によって現代に甦り、人類を絶滅させるために怪獣型に変身した。名前の由来はドイツ語で「贈り物(geschenk)」の意であり、藤宮が命名した。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 無酸素怪獣 カンデア
第21話「妖光の海」に登場。
- 体長:78メートル
- 体重:6万トン
酸素が存在しなかった頃の太古の地球に生息していたバクテリアが、産業廃棄物の影響で変異して集合体となったもの。半径1キロメートルの範囲から酸素を奪う青い光球を放つ。
- スーツアクター:向原順平
[編集] 宇宙雷獣 パズズ
第22話「石の翼」に登場。
- 体長:82メートル
- 体重:9万9千トン
電波を見出す雷雲を纏った時空の歪みから出現した怪獣。頭部の角から電撃を放ち、さらに角を変型させて発射する方向を自在に変えることができる。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 剛腕怪地底獣 ゴメノス
第23話「我夢追放!」に登場。
- 体長:70メートル
- 体重:8万トン
秩父山中に生息する怪獣。XIGによって怪獣を抑制させる実験として怪獣を操作する装置パーセルを打ち込まれた。そしてパーセルを開発した科学者・稲森京子が自ら操ろうとするが暴走し、自らパーセルを外して稲森を殺害した。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] マグマ怪地底獣 ギールII
第24話「アグルの決意」に登場。
- 体長:85メートル
- 体重:9万2千トン
第2話に登場したギールと同種の怪獣。地球を救うために人類を抹殺しようとしたウルトラマンアグルの手によって目覚めさせられた。
- スーツアクター:三宅敏夫
- 着ぐるみはギールの流用。
[編集] 甲殻怪地底獣 ゾンネルII
第24話「アグルの決意」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:86メートル
- 体重:9万5千トン
第17話に登場したゾンネルと同種の怪獣。ギールII同様ウルトラマンアグルの手により出現し、アリゾナ州でXIGやG.U.A.R.D.の戦車部隊と交戦した。しかしウルトラマンガイアによってなだめられ、巣へと戻っていった。
その後第50話、第51話では人類やウルトラマンとともに根源的破滅招来体と戦った。
- スーツアクター:向原順平(24話)、森英二(50話、51話)
[編集] 巨獣 ゾーリム
第26話「決着の日」に登場。
- 体長・体重:不明
ウルトラマンガイアとウルトラマンアグルの戦いの影響で発生したワームゾーンから出現した巨大な生物。頭部のみ出現し、胴体部分がどれほどの大きさなのかは不明である。チームライトニング・チームファルコン・チームクロウのワームホールの一斉攻撃を受けひるんだところを口から体内に飛び込んだガイアスプリームバージョンのフォトンストリームで爆発・消滅した。
[編集] 金属生命体 ミーモス
第27話「新たなる戦い ヴァージョンアップ・ファイト!」に登場。
- 体長:52.5メートル
- 体重:5万2500トン
根源的破滅招来体によって操られていたコンピュータ・クリシスによって放たれたプログラムクリシス・ゴーストが、G.U.A.R.D.の基地ジオ・ベースに保管してあった金属生命体の破片と同化したもの。当初はニセ・ウルトラマンガイアの姿で出現したが、本物のガイアと戦ううちに変化していった。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] ニセ・ウルトラマンガイア
第27話「新たなる戦い ヴァージョンアップ・ファイト!」に登場。
- 体長:50メートル
- 体重:4万3千トン
クリシス・ゴーストが金属生命体と同化した際に、ジオ・ベースにあるウルトラマンガイアの情報をコピーして変身したもの。ウルトラマンガイアの技を使用する事もできるが、本物のガイアと対決して次第に金属質の部分が現れ、ミーモスに変化した。
- スーツアクター:清水一彦
[編集] 自然コントロールマシーン エンザン(炎山)
第28話「熱波襲来」に登場。
- 体長:62メートル
- 体重:8万7千トン
千葉県の油田山の中から現れた機械。石版状態からクワガタムシのような形に変型した。強力な熱波を放ち、周囲に猛暑をもたらした。体の中央に篆書体で書かれた「炎山」という文字に似た模様が描かれている事から、テンカイと何らかの関連性が指摘されている。
- スーツアクター:向原順平
[編集] 守護獣 ルクー(ルクーリオン)
第29話「遠い町・ウクバール」に登場。
- 体長:52メートル
- 体重:4万8千トン
突然町中に現れた怪獣。自身を遠い世界の街ウクバールからやってきたと称する男・永田の所有するカレンダーのイラストに描かれていた怪獣と同じ容姿をしており、永田はウクバールから自身を迎えに来たと言っているが、真相は不明である。
- スーツアクター:向原順平
[編集] 宇宙怪獣 ゴキグモン
第30話「悪魔のマユ」に登場。
- 体長:60メートル
- 体重:7万トン
宇宙より飛来した、地球の節足動物に似た怪獣。根源的破滅招来体ではなく繁殖のためにやってきたと思われ、ビルを繭で包みこみ内部に卵を産みつけた。劇中では我夢が命名した。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 時空怪獣 エアロヴァイパー
第32話「いつか見た未来」に登場。
- 体長:63メートル
- 体重:4万9千トン
積乱雲に似たエネルギー体に潜む怪獣。エネルギー体の内部では時間が独自の進み方をしており、過去と未来を行き来している。かつてチーム・ファルコンと遭遇しており、エネルギー体内部に存在する未来にあたる世界では彼らを撃墜し、さらにエリアル・ベースを破壊していた。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 伝説怪獣 シャザック
第33話「伝説との闘い」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:67メートル(親)、38メートル(子)
- 体重:7万トン(親)、3万3千トン(子)
カナダのアルバータ州の森林に親子で住む怪獣。ネイティブアメリカンの伝説では人間を喰らう魔物として伝承されている。普段は不可視なベクトル領域に存在していて姿は見えないが、感情が高ぶると姿を現わす。
第50話、第51話では子供が4体に増えており、親子共々人類やウルトラマンとともに根源的破滅招来体と戦った。
- スーツアクター:森英二(親)、後藤利雄(子)
- (親)の着ぐるみはコッヴIIを、(子)の着ぐるみはコッヴIIの幼獣をそれぞれ改造したもの。
[編集] サイボーグ獣人 ウルフファイヤー
第34話「魂の激突!」に登場。
- 体長:2.3~53メートル
- 体重:150キログラム~4万2千トン
謎の円盤によって操られる宇宙生物。体格の良い男性を襲い、信号を脳に伝達させて身体能力を向上させる装置の実験を行っていた。人間大のものが9体出現し、そのうち生き残った一匹が巨大化した。以前出現したウルフガスとの類似性が指摘されるが関連性は不明である。
- スーツアクター:三宅敏夫(巨大)、三村幸司(人間大)
- 着ぐるみはウルフガスを改造したもの。
[編集] 古代怪獣 アルゴナ
第35話「怪獣の身代金」に登場。
- 体長:51メートル
- 体重:4万5千トン
南極で卵が発見された、古代の爬虫類と両生類の中間生物。卵は南極からG.U.A.R.D.が輸送していたが東京上空で落下、古田鉄工所に墜落した。鉄工所の人々はこの卵を人質にG.U.A.R.D.に身代金を要求しようとしたが、その途中で孵化してしまった。最後はガイアのガイアブリザードで氷漬けにされ、再び南極に帰された。
- スーツアクター:三宅敏夫
- 着ぐるみはゲシェンクを改造したもの。
[編集] 宇宙忍獣 X(クロス)サバーガ
第36話「再会の空」に登場。
- 体長:75メートル
- 体重:8万2千トン
藤宮が根源的破滅招来体を攻撃するために開いたワームホールから出現した怪獣。地面の畳返しのほか、右手から小型の怪獣小Xサバーガを放ち、さらに3体の分身を作り出す事ができる。これらの能力でガイアを苦戦させたが、藤宮の爆弾で形勢は逆転。スプリームキックで倒された。
- スーツアクター:森英二、三宅敏夫
[編集] 成体兵器 小Xサバーガ
第36話「再会の空」に登場。
- 体長・体重:不明
Xサバーガの右手から放たれる小型の怪獣。相手に取り付いて自爆する。
[編集] 超空間波動怪獣 クインメザード
第37話「悪夢の第四楽章」に登場。
- 体長:66メートル
- 体重:3万9千トン
これまでに登場した波動生命体と同種の怪獣。都内のテレビ局KCBの社屋を占拠し、その設備を利用して人々を洗脳する干渉電波を広範囲に発し、人間同士を争わせようとした。駆け付けた藤宮の前に稲森博士に擬態して登場し、人類に殺された動物や怪獣達の怨念を大義名分にして自身の行動の正当性を語った。
- スーツアクター:森英二
[編集] 幻影ウルトラマンアグル
第37話「悪夢の第四楽章」に登場。
- 体長:50メートル
- 体重:4万6千トン
クインメザードが自身の作り出した特殊な空間内で出現したウルトラマンアグルの幻影。
- スーツアクター:清水一彦
[編集] 地殻怪地底獣 ティグリス(アルブームティグリス)
第38話「大地裂く牙」に登場。
- 体長:90メートル
- 体重:11万トン
津村町の地下千五百メートルに生息していた怪獣。地球怪獣をも危険視するG.U.A.R.D.の手によって地底貫通弾を打ち込まれ右半身を負傷し、怒り狂って地上に出現した。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 泥怪人 ツチケラ
第39話「悲しみの沼」に登場。
- 体長:2.2~53メートル
- 体重:4万8千トン
太平洋戦争中に人工細菌の実験台にされた研究員・近藤が変異した姿。両手の指が伸縮する触手となっており、名連村の土沼に潜み、同僚だった平野老人を襲う人々を襲っていたが、38話でティグリスに使用された地底貫通弾の影響で狂暴化し、さらに巨大化した。
- スーツアクター:森英二(巨大)、岡野弘之(人間大)
[編集] 大宙魔 パスギーク
第40話「ガイアに会いたい!」に登場。
- 体長:80メートル
- 体重:8万2千トン
空間を軌道エレベーター状に変化させた空間変異性チューブから出現した怪獣。ジオ・ベースを襲撃した。腹部に巨大な口があり、口から波動球を吐く。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 宇宙捕獲メカ獣 Σズイグル
第41話「アグル復活」に登場。
- 体長:75メートル
- 体重:10万5千トン
ワームホールから出現した、対ウルトラマンガイア用に作られた怪獣。ガイアと交戦して一度は撤退するが、この時我夢の手の甲に罠を仕掛けており、二度目の出現時には我夢を十字架状の檻に捕らえた。この後、ウルトラマンアグルにより倒される。
- スーツアクター:森英二
- 着ぐるみはルクーを改造したもの
[編集] 巨大異形獣 サタンビゾー
第42話「我夢VS我夢」に登場。
- 体長:67メートル
- 体重:5万トン
夜に我夢を襲った黒い我夢が変身した姿。本人曰く「我夢の心の姿」。実は我夢がΣズイグルに捕らえられた際にXIG-NAVIに仕掛けられていた発信ダイオードによって生れた。
- スーツアクター:岡野弘之
[編集] 劇場版ウルトラマンガイアに登場したサタンビゾー
サタンビゾーは劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』(本編12話放映頃に封切り)にて登場した怪獣。
劇場版でのサタンビゾーについては、劇場版の記事を参照。
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したサタンビゾー
『ウルトラマンボーイのウルころ』新撮映像にたびたび登場。第152話「熱血指導だ! エイティ先生の巻」、第153話「これがウルトラスピリッツだ! の巻」、第240話「今度こそ! 待ち伏せ作戦の巻」に登場。ウルトラマン80の生徒で番長と呼ばれた。第205話「俺の名はブラキウム! の巻」では、ブラキウムとの戦いに敗れ、第255話「いざゆけ! 誇り高き獅子の巻」では、ゾフィーに化けたアギュロスとともにウルトラマンレオを罠にかけたが、 本物のゾフィーが現れ倒された。
[編集] 精神寄生体
第42話「我夢VS我夢」に登場。
- 体長・体重:不明
根源的破滅招来体の尖兵。アルケミー・スターズの創設者の一人クラウス・エッカルトと同化して、量子コンピュータ・クリシスに細工を施すなどアルケミー・スターズ内部からの工作を行っていた。
- 出演/クラウス・エッカルト:アルバート・スミス
[編集] 精神寄生獣 ビゾーム
第42話「我夢VS我夢」に登場。
- 体長:50メートル
- 体重:4万6千トン
精神寄生体と一体化したアルケミー・スターズのクラウス・エッカルトが変身した姿。右手より発生する光の刃を武器とし、8体に分身する事ができる。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] アルテスタイガー怪獣 イザク(イザクプラチアード)
第43話「銀色の眼のイザク」に登場。
- 体長:62メートル
- 体重:5万4千トン
1970年代に乱獲によって絶滅したアルテスタイガーの生き残り銀色の眼のイザクが根源的破滅招来体によって改造された怪獣。かつて重油を飲んで生き延びた改造前の記憶から、石油コンビナートを襲う。
- スーツアクター:岡野弘之
[編集] 宇宙戦闘獣 超(スーパー)コッヴ
第44話「宇宙怪獣大進撃」に登場。
- 体長:85メートル
- 体重:10万7千トン
以前登場したコッヴと同種の怪獣が、根源的破滅招来体とG.U.A.R.D.がそれぞれ開いたワームホールが接触した際のエネルギーによって変異した姿。実は地球より44光年離れたM91恒星系に住む生物であり、根源的破滅招来体によって無理矢理地球に送り込まれ、突然環境が変化したため防衛本能によって暴れていたにすぎなかった。
- スーツアクター:森英二
- 着ぐるみはコッヴを改造したもの。
[編集] 宇宙雷獣 超(スーパー)パズズ
第44話「宇宙怪獣大進撃」に登場。
- 体長:83メートル
- 体重:10万4千トン
以前に登場したパズズと同種の怪獣が、同時に出現した超コッヴとともに変異したもの。
- スーツアクター:三宅敏夫
- 着ぐるみはパズズを改造したもの。
[編集] 破滅魔人 ブリッツブロッツ
第45話「命すむ星」に登場。
- 体長:60メートル
- 体重:6万6千トン
ワームホールから出現した知的生命体。見た目は黒と白の烏天狗。大きな目に見えるものは擬態で、嘴状の部分に本当の目がある。口は無い。G.U.A.R.D.の施設を次々と襲撃した。胸部の光球で敵の光線を吸収し跳ね返すことが出来る。ライフゲージを破壊しアグルを倒す。地下から出現したティグリスとXIGの援護で胸部の光球を破壊され、ガイアスプリームヴァージョンのフォトンストリームで爆発した。
- スーツアクター:森英二
[編集] 地殻怪地底獣 ティグリスII
第45話「命すむ星」に登場
- 体長:88メートル
- 体重:10万トン
以前登場したティグリスと同種の怪獣。地球を守るためブリッツブロッツと戦った。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 自然コントロールマシーン シンリョク(深緑)
第46話「襲撃の森」に登場。
- 体長:53メートル
- 体重:8万5千トン
未来人を自称する矢吹栞に操られる、篆書体で「深緑」と書かれた、植物を増殖させる能力を持つ塔。その構造はアルケミー・スターズの開発した自然循環保護システム・エントに酷似している。港北テクノパークを中心に樹木を増殖させていった。移動時には脚が生え、さらに戦闘時には人型に変型する。中心部の光球から光線を放ち、周囲の植物を操りガイアを苦しめた。
- スーツアクター:森英二
[編集] 超巨大単極子(モノポール)生物 モキアン
第47話「XIG壊滅!?」に登場。
- 体長:333メートル
- 体重:33万トン
死神に操られる怪獣。岩肌の様な表面に4つのヒレのようなものがついている。体内にビッグバン時に存在したと言われるN極しか持たない物質を持っており、これにより地球のマントルを移動させて地上を浄化させようとした。XIGの総攻撃を受けるがヒレから伸びたアンテナより破壊光線を発射しエリアルベースを破壊。S極に特化したエリアルベースに引き付けられるものの、リパルサーリフトの損傷により地上に再び落下。落下を食い止め石室を助けようとするガイアの攻撃を受けるが、表層を破壊される程度に留まり巨大な口を現す。口内の目玉からの光線でガイアを攻撃し触手でガイアを捕らえるも、エリアルベースの特攻で破壊された。
[編集] 死神
第47話「XIG壊滅!?」、第48話「死神の逆襲」に登場。
- 体長・体重:不明
自らは「主」と呼ぶ根源的破滅招来体の使者。右腕はレイピア状で、常に空中に浮いている。モキアンによる地球の浄化を目指す一方で、藤宮と玲子をモキアンの体内に呼び込んで協力するよう誘った。モキアンが倒されると自ら地球に出向いて破壊活動を行い、生贄にウルトラマンを差し出す事を要求した。
- 出演:堀内正美
- 円谷作品では珍しく着ぐるみでは無い、特殊メイクの怪人である。
[編集] 破滅魔人 ゼブブ
第48話「死神の逆襲」に登場。
- 体長:66メートル
- 体重:6万6千トン
死神が変身した姿。蝿のような悪魔のような身体を持ち、右腕は刀剣状になっておりアグルを痛めつけた。頭部からは電流を、腕からは光弾を放つ。全身を電磁波のバリヤーで包み込み、あらゆる攻撃を寄せつけないが目だけはバリヤーを張ることができない。
[編集] 破滅魔虫 ドビシ
第49話「天使降臨」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:62センチメートル
- 体重:6.8キログラム
ワームホールから出現して地球全土を覆い尽くした小型の怪獣。一匹では消火器の消化剤で倒されるほど弱いが、大群で襲うことでG.U.A.R.D.の戦闘機部隊を全滅させ、ウルトラマンらをも苦しめた。
- モチーフはヨハネの黙示録に記述されている「アバドン」。
- ミニチュアはその後、『ウルトラマンネクサス』のビーセクタに改造された。
[編集] 破滅魔虫 カイザードビシ
第49話「天使降臨」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:62メートル
- 体重:6万8千トン
ドビシが集合・合体した怪獣。ドビシが存在する限りいくらでも出現する事が出来、世界各地に現れた。頭頂部は割れた口になっており、腹部からは口のついた触手が出てくる他、大量のドビシの群れを放つ。また腕は拳や鎌状になっていたりと個体差が見られる。倒しても倒しても次々と出現するため、ガイアやアグルも苦戦した。
- スーツアクター:岡野弘之
[編集] 魚人
第49話「天使降臨」、第50話「地球の叫び」に登場。
- 体長・体重:不明
ドビシの出現とともに現れた怪人。実体はなく破壊活動を行わないが、ドビシ同様世界中に現れて徘徊し人々の恐怖を煽り立てた。
[編集] 地殻怪地底獣 ティグリスIII
第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:92メートル
- 体重:11万8千トン
山梨県に出現したティグリスと同種の怪獣。地球を覆い尽くしたドビシやカイザードビシらと戦った。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 剛腕怪地底獣 ゴメノスII
第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:71メートル
- 体重:8万3千トン
シドニー郊外に出現したゴメノスと同種の怪獣。地球を覆い尽くしたドビシの群れと戦った。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] マグマ怪地底獣 ギールIII
第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:86メートル
- 体重:9万4千トン
シベリアの森林地帯に出現したギールと同種の怪獣。地球を覆い尽くしたドビシの群れと戦った。
- スーツアクター:三宅敏夫
[編集] 根源破滅天使 ゾグ
第49話「天使降臨」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:127メートル
- 体重:9万トン
突如天空から現れた巨人で、藤宮は根源的破滅招来体の最終兵器ではないかと推測している。ウルトラマンらを苦しめるカイザードビシや魚人を一掃し人類の味方かに思われたが、その後ウルトラマンから光を奪いとり、人類を絶望させた。その後復活してドビシを殲滅したガイア、アグルの前に再び登場する。しかし、怪獣達の力をもらったガイア・アグルの怒涛の連続攻撃(フォトンエッジ・リキデイター・クァンタムストリーム・フォトンクラッシャー・ガイアスラッシュ×2・アグルスラッシュ×2・シャイニングブレード・フォトンスクリュー)を受け、遂に第二形態へ姿を変えた。
- 出演:梛野素子
[編集] ゾグ(第二形態)
第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。
- 体長:666メートル
- 体重:66万トン
地球怪獣らのエネルギーによって復活したウルトラマンガイアとウルトラマンアグルの攻撃を受けて、ゾグがより醜悪な、翼のある悪魔のような形態に変身した姿。これが正体だとされる。女性の悲鳴のような鳴き声を発する。口から放つ波動でガイアとアグルを苦しめるが、ミズノエノリュウを攻撃され怒ったガイアのフォトンストリームとアグルのアグルストリームの合体攻撃で大爆発を起こした。
- スーツアクター:三宅敏夫、森英二