鈴鹿市
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鈴鹿市(すずかし)は、三重県北勢部に位置し、四日市市、津市、亀山市と隣接している市。
古くは日本書紀に市内の地名の由来伝説が登場し、伊勢国の国府が置かれたなど古い歴史を持つが、第二次世界大戦中に鈴鹿海軍工廠が開かれて以後、工業都市として生まれ変わった。本田技研工業関連の自動車部品工場や、F1の日本グランプリやオートバイの8時間耐久レースなど、国際及び国内レースなどが多数開催されている事でも世界的に広く知られている鈴鹿サーキットがあり、日本のモータースポーツの聖地である。 昔は旭化成やカネボウの繊維事業も盛んに行われていた。
目次 |
[編集] 地理
三重県の北部に位置し、東は伊勢湾から西は鈴鹿山脈まで広がる。伊勢湾をはさみ、対岸には中部国際空港がある。古くから市街地は、城下町の神戸(近鉄鈴鹿市駅前)、漁港の白子、軍の飛行場があった平田の3か所に分散していたが、中央道路に沿って開発が進み、現在では西条や庄野羽山が発展してきている。
[編集] 自然
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
万葉の時代から東国に通じる交通の要衝として、また江戸時代には、神戸(かんべ)が城下町として、石薬師・庄野が東海道の宿場町として、白子が港町および参宮街道の宿場町として栄えた。戦前から戦時中の工廠建設によって広域合併をして発足。「鈴鹿」の市名を持つが、旧河芸郡の地域が市の中核であった。
- 1942年(昭和17年)12月1日 2町12カ村(鈴鹿郡国府村、庄野村、高津瀬村、牧田村、石薬師村、河芸郡白子町、神戸町、稲生村、飯野村、河曲村、一ノ宮村、箕田村、玉垣村、若松村)の合併により鈴鹿市誕生。
- 1954年(昭和29年)8月1日 河芸郡栄村、天名村、合川村を編入。
- 1954年12月1日 亀山市井田川地区の一部を編入。
- 1957年(昭和32年)4月15日 鈴鹿郡三鈴村の一部を編入。
- 1957年(昭和32年)6月15日 鈴鹿郡鈴峰村と境界変更。
- 1967年(昭和42年)4月1日 鈴鹿郡鈴峰村を編入。
- 1986年(昭和61年)1月1日 市民憲章制定
- 2006年(平成18年)3月 人口20万人突破
[編集] 行政
[編集] 市長
- 川岸光男:現市長(6代目)
[編集] 地区
23の地区
- 国府(こう)
- 庄野(しょうの)
- 加佐登(かさど)
- 牧田(まきた)
- 石薬師(いしやくし)
- 白子(しろこ)
- 稲生(いのう)
- 飯野(いいの)
- 河曲(かわの)
- 一ノ宮(いちのみや)
- 箕田(みだ)
- 玉垣(たまがき)
- 若松(わかまつ)
- 神戸(かんべ)
- 栄(さかえ)
- 天名(あまな)
- 合川(あいかわ)
- 井田川(いだがわ)
- 久間田(くまだ)
- 椿(つばき)
- 深伊沢(ふかいざわ)
- 鈴峰(れいほう)
- 庄内(しょうない)
[編集] 経済
戦前は海軍工廠、基地を擁する軍都。戦後は海軍施設跡地に自動車、電機などの企業を誘致し、現在は製造品出荷額は県2位。また、米、茶、花木などを中心とする農業の生産額は県1位と、農工のバランスが取れた都市である。 また、伝統工芸品の伊勢型紙、鈴鹿墨が市内で生産される。
[編集] 友好都市
[編集] 地域
[編集] 学校
[編集] 大学・短大・高専
- 鈴鹿国際大学
- 鈴鹿医療科学大学
- 鈴鹿短期大学
- 鈴鹿工業高等専門学校
[編集] 高等学校
[編集] 県立
- 神戸高等学校
- 飯野高等学校
- 稲生高等学校
- 白子高等学校
- 石薬師高等学校
[編集] 私立
[編集] 中学校
[編集] 市立
- 鼓ヶ浦中学校
- 平田野中学校
- 神戸中学校
- 創徳中学校
- 白鳥中学校
- 鈴峰中学校
- 大木中学校
- 千代崎中学校
- 天栄中学校
- 白子中学校
[編集] 私立
[編集] 小学校
- 合川小学校
- 旭が丘小学校
- 愛宕小学校
- 天名小学校
- 飯野小学校
- 石薬師小学校
- 井田川小学校
- 一ノ宮小学校
- 稲生小学校
- 加佐登小学校
- 河曲小学校
- 神戸小学校
- 国府小学校
- 郡山小学校
- 栄小学校
- 桜島小学校
- 庄内小学校
- 庄野小学校
- 白子小学校(全日本小学校ホームページ大賞2006 三重県代表校)
- 清和小学校
- 玉垣小学校
- 鼓ヶ浦小学校
- 椿小学校
- 長太小学校
- 深伊沢小学校
- 牧田小学校
- 箕田小学校
- 明生小学校
- 鈴西小学校
- 若松小学校
[編集] 養護学校
- 杉の子養護学校
[編集] 病院
- 鈴鹿中央総合病院
- 鈴鹿厚生病院
- 鈴鹿回生病院
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] 県道・市道
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 主な史跡・旧跡等
- 椿大神社(つばきおおかみやしろ)
- 桃林寺(とうりんじ)
- 伊奈冨神社(いのうじんじゃ)紫つつじの名所
- 伊勢国分寺跡
- 龍光寺(りょうこうじ)釈迦の涅槃図を所蔵。毎年春に開帳がある。
- 神戸城址
- 子安観音寺 安産のご利益があるとされる。国の天然記念物、不断桜が境内にある
- 加佐登神社(かさどじんじゃ)日本武尊を祀る神社
- 荒神山観音寺 荒神山の喧嘩の舞台
[編集] レジャー
- 鈴鹿サーキット
- 鼓ヶ浦海水浴場
- 千代崎海水浴場
- 三重県鈴鹿スポーツガーデン(総合運動公園)
- 大黒屋光太夫記念館
[編集] ゆかりの著名人
- 大黒屋光太夫
- 佐佐木信綱
- 服部高顯:元最高裁判所長官、2人目の名誉市民
- 本田宗一郎:3人目の名誉市民
- 北川正恭:元三重県知事
- 小倉隆史
- 中西永輔
- 加藤紀子
- 大谷允保
- 二宮優樹
- 浅尾美和
- 伊藤涼太
- 宝満まどか
- 斎藤緑雨:明治時代の小説家、評論家。平成4年鈴鹿市により斎藤緑雨賞が創設されたことがある。賞は平成8年に廃止。
[編集] 郵便番号
郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月1日に変更。
- 鈴鹿郵便局:513-00xx、513-08xx、513-85xx、513-86xx、513-87xx、513-11xx、519-03xx
- 白子郵便局:510-02xx
- 川崎郵便局(亀山市):519-027x