伊勢湾
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伊勢湾(いせわん)は、中部地方の南部にある湾。 志摩半島の大王崎と渥美半島の伊良湖岬を結ぶ線より北側の海域から、三河湾を除いた海域。水域面積が日本最大の湾で、三重県、愛知県に面する。常滑市沖に中部国際空港が2005年2月17日に開港した。
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[編集] 主な港
[編集] 主な流入河川(一級河川)
[編集] 歴史
[編集] 産業
名古屋港などの貿易港があり、沿岸には多くのコンビナート、産業用倉庫が立ち並ぶ。名古屋圏にとって物資の海上輸送には欠かせなく、海の玄関口の役割をする。
[編集] 環境
伊勢湾は閉鎖的内湾であり、平均深度19.5m、最深部の湾中央でも38m程度である。湾口が狭く盆状になっているという地形の影響で外海との水交換が少なく、水質が悪化しやすい。特に夏場における貧酸素水塊の形成は非常に大きな問題である。
木曽三川や湾奥の新川・庄内川をはじめとする河川からの栄養塩の過大な流入により大規模な赤潮が発生し、プランクトンの死骸が分解される。分解する際、大量の酸素を消費されることで貧酸素が発生する。それに加え、日射による海表面の上昇および河川水による成層が顕著で、鉛直混合が妨げられ、大規模な貧酸素水塊が発達する。発生した貧酸素水塊は、梅雨後期に発達し(成層が発達)、夏季に最盛期を迎え、秋季に減衰期(鉛直混合が盛んとなる・外海水の流入しやすい状況)となる。水質浄化機能が大きいものの逃避能力が低い二枚貝などの底生生物に大きな影響を与え、さらに水質を悪化させることとなっている。また貧酸素水塊が発生している状況下で強い風が吹くと、青潮が発生し大きな漁業被害が発生する。
伊勢湾に流れ込む河川の流域住民や行政の協力によって富栄養化を抑えることや、干潟や砂浜を再生して水質浄化機能の高い二枚貝などの生育を助けるといった取り組みが求められている。
[編集] 観光
[編集] 沿岸
[編集] その他
- 第四管区海上保安本部担当海域
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