東名阪自動車道
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東名阪自動車道(ひがしめいはんじどうしゃどう、英称:HIGASHI-MEIHAN EXPRESSWAY)は、愛知県名古屋市と三重県亀山市を結ぶ高速道路(高速自動車国道)である。西名阪自動車道・名阪国道とともに名古屋と大阪を結ぶ一本の自動車専用道としての役割を果たす。また、亀山直結線により伊勢自動車道と接続しているため「東名阪・伊勢自動車道」と呼ぶことがある。
名古屋IC・高針JCT~名古屋西JCT間は都市高速の規格で建設されており、幅員が狭くカーブも急なので通行には注意が必要である。
目次 |
[編集] 路線名
- 営業路線名:東名阪自動車道
- 一部の標識では、東名高速道路(東名)との誤認を防ぐため、「東名阪道」「ひがし名阪道」と表示される。
- 法定路線名:近畿自動車道名古屋大阪線
- 政令による路線名:近畿自動車道名古屋関線
[編集] 接続高速道路
- 伊勢湾岸自動車道(名古屋南JCTで接続:予定)
- 名古屋高速道路3号大高線(名古屋南JCTで接続:予定)
- 名古屋高速道路2号東山線(高針JCTで接続)
- 東名高速道路(名古屋ICで接続)
- 名古屋高速道路1号楠線(楠JCTで接続)
- 名古屋高速道路11号小牧線(楠JCTで接続)
- 名古屋高速道路6号清洲線(清洲JCTで接続:予定)
- 名古屋高速道路16号一宮線(清洲JCTで接続)
- 名古屋高速道路5号万場線(名古屋西JCTで接続)
- 伊勢湾岸自動車道(四日市JCTで接続)
- 東海環状自動車道(伊勢湾岸自動車道(建設中区間)を経由し四日市北JCTで接続:予定)
- 第二名神高速道路(亀山東JCTで接続:予定)
- 名阪国道(亀山ICで接続)
- 伊勢自動車道(亀山直結線を経由し伊勢関ICで接続)
[編集] 歴史
- 1970年4月17日:日本道路公団が管理する一般有料道路(一般国道1号)の東名阪道路として四日市IC~亀山ICが開通
- 1971年8月9日:桑名IC~四日市ICが開通
- 1973年4月1日:高速自動車国道の東名阪自動車道となる
- 1975年10月22日:蟹江IC~桑名IC開通
- 1979年12月1日:名古屋西IC~蟹江IC開通
- 1986年10月27日:名古屋西JCT~名古屋西IC開通により名古屋高速道路5号万場線と直結
- 1988年3月23日:清洲東IC~名古屋西JCT開通
- 1988年12月21日:楠JCT開通により名古屋高速道路1号楠線に接続
- 1991年3月19日:勝川IC~清洲東IC開通
- 1993年12月3日:名古屋IC~勝川IC開通により東名高速道路と接続
- 2001年3月11日:楠JCTで名古屋高速道路11号小牧線に接続。
- 2003年3月21日:四日市JCT開通により伊勢湾岸自動車道と接続
- 2003年3月29日:高針JCT~上社JCT開通により名古屋高速道路2号東山線と直結
- 2005年2月11日:清洲JCT開通により名古屋高速道路16号一宮線と接続
- 2005年3月13日:亀山IC~伊勢関IC開通により伊勢自動車道と直結
計画当初、名古屋環状部(現在の名古屋IC・高針JCT~名古屋西JCT)は名古屋高速道路として建設される予定であったが、愛知県および名古屋市は事業を日本道路公団(当時)に譲渡し、公団が施工することになった。また、この道路は国道302号と並行している(連絡路(名古屋IC~上社JCT)を除く・名古屋環状2号線の項も参照)。
[編集] インターチェンジなど
- (5) 名古屋南JCT(知多半島道路(大府IC経由)・名古屋高速道路3号大高線・伊勢湾岸自動車道)
- (1 有松IC:建設中)
- (2 鳴海IC:建設中)
- (3 植田IC:建設中)
- 4 高針JCT(名古屋高速道路2号東山線)
- (5 上社南IC:未供用)
- 5-1 上社JCT(東名阪連絡路)
東名高速道路方面 (東名阪連絡路)
- (21) 名古屋IC(東名高速道路)
- 1 本郷IC(愛知県道60号名古屋長久手線/東名阪道本線のみ接続)
名古屋市内・四日市方向
- 6 上社IC(国道302号・愛知県道60号名古屋長久手線/名古屋西方面のみ接続)
- 7 引山IC(国道302号・国道363号/名古屋南方面のみ接続)
- 8 大森IC(国道302号/名古屋西方面のみ接続)
- 9 小幡IC(国道302号・愛知県道15号名古屋多治見線/名古屋南方面のみ接続)
- 10 松河戸IC(国道302号・愛知県道30号関田名古屋線/名古屋西方面のみ接続)
- 11 勝川IC(国道19号・国道302号・愛知県道59号名古屋第二環状線)
- 12 楠IC(国道41号・国道302号/名古屋南方面のみ接続)
- 13 楠JCT(名古屋高速道路1号楠線・11号小牧線)
- 14 山田東IC(国道302号/出口のみ)
- 15 山田西IC(国道302号/入口のみ)
- 16 平田IC(国道302号・愛知県道63号名古屋江南線/名古屋西方面のみ接続)
- 17 清洲東IC(国道22号・国道302号)
- 17-1 清洲JCT(名古屋高速道路6号清洲線(予定)・16号一宮線)
- 18 清洲西IC(国道302号・愛知県道128号給父清洲線/名古屋南方面のみ接続)
- 19 甚目寺北IC(国道302号/名古屋西方面のみ接続)
- 20 甚目寺南IC(国道302号・愛知県道79号甚目寺佐織線/名古屋南方面のみ接続)
- 21 大治北IC(国道302号・愛知県道79号甚目寺佐織線/名古屋西方面のみ接続)
- 22 大治南IC(国道302号/名古屋南方面のみ接続)
- TB 大治TB(名古屋南方面のみ)
- 23 名古屋西JCT(名古屋高速道路5号万場線)(近畿自動車道伊勢線(名古屋環状2号線:計画名):計画)
- 24 名古屋西IC(愛知県道40号名古屋蟹江弥富線/亀山方面のみ接続)
- TB 名古屋西TB
- 25 蟹江IC(愛知県道65号一宮蟹江線(西尾張中央道))(一宮西港道路:計画)
- 26 弥富IC(国道155号)
- 27 長島IC(三重県道7号水郷公園線・三重県道117号多度長島線・三重県道168号立田長島インター線)
- 28 桑名東IC(国道258号)
- PA 大山田PA
- 29 桑名IC(三重県道63号星川西別所線→国道258号・国道421号)
- 29-1 四日市JCT(伊勢湾岸自動車道)(第二名神高速道路:予定)
- BS 千代田BS
- 30 四日市東IC(三重県道64号上海老茂福線)
- SA 御在所SA
- BS 県BS
- 31 四日市IC(国道477号)
- BS 西山BS
- 32 鈴鹿IC(国道306号・三重県道27号神戸長沢線)
- (亀山東JCT:建設中)(第二名神高速道路:予定)
- BS 住山BS
- PA 亀山PA
- 33 亀山IC(名古屋方面のみ接続/名阪国道・国道1号亀山バイパス・国道25号)
(亀山直結線)
インターチェンジ番号、キロポストは伊勢自動車道と通しで付けられている。
[編集] 開通予定年度
- 名古屋南IC/JCT - 高針JCT 2010年度
[編集] 料金制
[編集] 危険物積載車両の通行規制
引山ICと松河戸ICの間には4つの水底トンネルがあり、このうち引山ICと大森ICの間(名東トンネル、守山トンネル)は、危険物を積載した車両は通行できない。(開通当初は引山~松河戸間で規制されていたが、後に緩和された。)
[編集] 通過市町村
[編集] 利用状況(2002年度)
- 日平均交通量
-
- 名古屋IC~名古屋西JCT(総交通量):118,288台(前年度比98.2%)
- 名古屋西JCT~亀山IC(区間平均):58,049台(96.9%)
- 料金収入
- 年間:53,765,526,000円(96.4%)
- 日平均:147,303,000円
-
- (2003年度JH年報より)
[編集] 計画
名古屋西JCTより伊勢湾岸自動車道飛島ICに至る計画路線がある。現在は基本計画区間であり、法定路線としては近畿自動車道名古屋大阪線の分岐線ではなく近畿自動車道伊勢線と位置づけられている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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