葛城市
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葛城市(かつらぎし)は、奈良県中西部に位置し、大阪府と境を接する市。 2004年10月1日、奈良県北葛城郡新庄町と當麻町が合併して誕生した。
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[編集] 地理
葛城山から二上山に延びる山脈の東麓に位置する。山を越えれば、大阪府となる。経済的には大和高田市との結びつきが強い。
[編集] 歴史
古代の大和国忍海郡及び葛下郡当麻郷の地である。葛城御県神社など数多くの延喜式内社が現存する。中世には旧新庄町域の布施氏が支配したが、豊臣方に就いたために滅亡し、江戸初期には桑山氏が屋敷山に城を築いたが断絶した。なお、葛城市忍海(おしみ)に市立葛城歴史博物館がある。
[編集] 行政
- 2004年10月31日に行われた初の市長選挙では旧新庄町長の吉川義彦が当選した。旧當麻町長の安川義雄は立候補を取りやめた。
- 市役所に本庁舎は無く、旧新庄町役場は新庄庁舎となり旧當麻町役場は當麻庁舎となった。
[編集] 経済
基本的に農村地帯であり、農家の家内工業としてメリヤス・靴下製造が盛んだったが、現在は衰退している。大阪市に近いので、ベッドタウン的な面もある。 また、二輪菊の日本最大の産地でもある。
[編集] 教育
- 中学校
- 葛城市立新庄中学校
- 葛城市立白鳳中学校
- 小学校
- 葛城市立忍海小学校
- 葛城市立新庄小学校
- 葛城市立新庄北小学校
- 葛城市立磐城小学校
- 葛城市立當麻小学校
[編集] 県の施設
- 奈良県社会教育センター(寺口)
[編集] 隣接している自治体
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] 有料道路
[編集] 一般国道
[編集] 県道
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 當麻町相撲館けはや座
- 當麻寺 - 新西国三十三箇所観音霊場第11番
- 石光寺
- 屋敷山古墳
- 二塚古墳
- 飯豊天皇陵
- 二上山
- 葛城山麓公園
- 葛木坐火雷神社(笛吹神社)
- 博西神社
- 置恩寺
[編集] 祭り
- 當麻寺のお練供養(おねりくよう) 毎年5月14日
[編集] 出身有名人
- 司馬遼太郎(作家)
[編集] 葛城の字体について
- 葛城市は、「葛」の字を略字である「葛(下の部分がヒ)」を採用しており[1]、正字(下の部分がL+人)を採用している葛飾区や北葛城郡とは字体が異なる。2000年に答申された表外漢字字体表で、「葛」の字体は「下の部分がL+人が標準」とされているにもかかわらず、なぜ略字体を採用したのか疑問が残る。
Microsoft Windows Vistaでは新規格であるJIS X 0213:2004が採用され、正字の方が標準書体として採用されているため、略字を正式市名とした「葛」城市はPC上では表示できない。ただし古いJIS規格を採用したフォントに切り替えるか、OpenTypeフォントの字体切り替え機能に対応したアプリケーションを利用すれば、従来通りの略字を表示することは可能である。
[編集] 外部リンク
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