道東自動車道
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道東自動車道(どうとうじどうしゃどう)は東日本高速道路株式会社が営業する北海道横断自動車道の千歳恵庭JCT以東の区間の道路名。将来的には、日本海側の札幌市と太平洋側の釧路市を結ぶ予定である。
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[編集] 概要
北海道千歳市から、本別町を経由し釧路市・北見市へ至る。道東道と略される。ただし、夕張IC~十勝清水IC、本別IC~釧路IC、足寄IC~北見IC間は未開通である(2006年現在)。
1957年に、国土開発幹線自動車道建設法の主要幹線道路とされたが建設が遅れていた。
営業係数ワースト1、一日の利用台数も2,000台程度と低迷しているため、マスコミより「不要な高速道路」として紹介されたことがある。しかし、並行する国道38号・国道274号は北海道の東西をつなぐ大動脈のため、全線開通後は国道より道東道への物流・交通のシフトが期待されている。
本別~釧路、足寄~北見間は新直轄方式に指定され、国及び沿線自治体が建設費を負担し完成後、無料区間となる。本別~釧路間は国道2路線以外に十勝エリアとの連絡道路が無いため、国内第一号の新直轄方式を選択した。但し、2006年2月3日、国土交通省は足寄町-陸別町小利別間51キロの整備を断念、当面は並行する国道242号を利用する方針を固めている。現時点では全線の開通時期は未定。なお、陸別-北見間は山間部を避けて大きく迂回している国道242号のバイパスとして計画通り整備を進める方針。
[編集] 接続高速道路
[編集] 歴史
- 1995年10月30日 十勝清水IC~池田IC開通
- 1999年10月7日 千歳恵庭JCT~夕張IC開通
- 2003年3月15日 帯広JCT開通により帯広広尾自動車道と接続
- 2003年6月8日 池田IC~本別IC・足寄IC開通
- 2005年10月1日 日本道路公団の民営化により、東日本高速道路株式会社の管轄路線となった。
[編集] 建設中区間
未開通部分の夕張IC~十勝清水IC間の建設区間では、2000m級のトンネルが2本掘削中(第1狩勝トンネル・第2狩勝トンネル)。
[編集] インターチェンジなど
[編集] 本線
- 千歳恵庭JCT(道央自動車道)
- 1 千歳東IC
- PA キウスPA
- 2 追分町IC
- SA (由仁SA:予定)
- 3 夕張IC
- (穂別IC:予定)建設中
- (占冠IC:予定)建設中
- (トマムIC:予定)建設中
- (新得IC:構想)
- 十勝清水IC
- SA 十勝平原SA
- 芽室IC
- 帯広JCT(帯広広尾自動車道)
- 音更帯広IC
- PA 長流枝PA
- 池田IC
- 本別JCT(根室線)(網走線)
[編集] 根室線(新直轄方式 国内第1号路線)
[編集] 釧路外環状道路
- 根室方面へ (釧路・根室自動車道)
[編集] 網走線(新直轄方式)
- 国土交通省は、足寄IC-陸別町小利別間の整備を断念し、当面並行する国道242号を利用するという方針を発表した。
[編集] 開通予定年度
[編集] 制限速度
全線70km/h(片側2車線区間は80km/h)
[編集] 通過市町村
[編集] 本線 千歳恵庭JCT~夕張IC
[編集] 本線 夕張IC~十勝清水IC(建設中)
[編集] 本線 十勝清水IC~本別JCT
[編集] 根室線
- 十勝支庁 中川郡本別町
[編集] 網走線
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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