北杜市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
北杜市(ほくとし)は、2004年11月1日に合併により成立した、山梨県の北西部に位置し長野県と県境を接する市である。
目次 |
[編集] 概要
- いわゆる平成の大合併によって、山梨県北巨摩郡に所属する9町村のうち、甲斐市となった双葉町を除く長坂町・高根町・大泉村・小淵沢町、および白州町・武川村、そして須玉町・明野村の8町村が合併して新たに生まれた市である。これにより北巨摩郡は消滅した。
- 八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳といった山々に囲まれ、市域のおよそ3分の1が八ヶ岳南麓の冷涼な山岳高原地に位置している。特に清里は避暑地として首都圏を中心に有名であり、「八ヶ岳高原線」とも称されるJR小海線はJR最高地点を走ることで知られている(市内では清里駅が最も高い駅で、隣の野辺山駅に次いで全国2位である)。また市内にはアウトレットモール、牧場などに代表される観光スポットが多く存在し、夏場には多くの観光客が訪れる。このように主として八ヶ岳南麓の高原観光によって支えられている街である。南アルプスからの湧水によるウィスキー製造、日本一長いと言われる日照時間や映画にも登場したヒマワリ畑などでも知られている。
[編集] 市名の由来
市名の由来は「杜」が植物の「ヤマナシ」を意味することから、「北杜」で単純に「山梨県の北部」という意味をこめた造語であり、西暦2000年代になってから造られた言葉で地理的・歴史的・文化的な由来は全くない。そのためこの「北杜」という呼称については、賛否の両論がある。
- もともと当域においては、旧長坂町に県立峡北高校・県立峡北農業高校が、旧須玉町に県立須玉商業高校が設置されていた。2001年には、3校が統合されて「県立北杜高校」が設置されることとなったが、市名にある「北杜」という言葉は、この県立北杜高校の成立以前において、県内および住民の間で用いられていた形跡は無い。一部に山梨県の県名の由来は「杜(ヤマナシ)」にあると主張する説があるが、山梨県内の地方名・郡名・市町村名・字名に「杜」の文字が全く見出せないことからみても、「北杜」という呼称が出現した後にその正当化のために捏造された説であると考えてよい。すなわち多くの県民にとって、地名としての「杜」の文字も「ホクト」という言葉の響きも、そして「北杜」という単語も全く目新しいもので、日々の暮らしの中に根付いてなどいなかった。事実、市名公募の内訳において、他の市名候補では誤字(または当て字)と思われるものの応募数が1桁台であったのに対し、「北杜市」に関する候補では応募総数のうち2割以上が「北斗市」という誤字で応募していた。このようなことから、地域の歴史や文化を完全に無視したこの新しい造語を市名に採用したことに対して、違和感を覚えるものは多い。
- 一方、合併に際して行われた新市名に関するアンケートでは、当地域の重要なシンボルでもあり、全国的な知名度もある「八ヶ岳」を名称に採用すべきであるとの意見が多かった。「八ヶ岳市」、「南八ヶ岳市」など「八ヶ岳」に関連した市名候補の応募総数は「北杜」に関連した市名候補に比べて100票以上も上回って最多得票を得ていた。しかしながら市名選定の段階になって突然「山岳(川)の名称は冠さない」という基準を設け、最も支持の多かった「八ヶ岳」に関連した市名候補を全て除外し、残った候補で住民アンケートを再度行い「住民アンケートで最多得票を得た」という理由で「北杜市」に決定するという不可解な出来事が起こった。そのため、今でも特に八ヶ岳南麓地域の住民や地誌に関心を持つ人々の間では、「新市名は完全に民意を反映しているとは言えず、実質的に最も支持を得ていた『八ヶ岳』の名称を何らかの形で市名に使用すべきであった」という意見が根強い。
現市名はつい最近になって人工的に作られた造語であり、しかも抽象的な「北」・「杜」という単語を単に羅列しただけに過ぎないため、「歴史や風土に育まれた地名の持つ重み」が全く存在しないチープな名前である。そのため瑞祥的な地名を嫌う人々や観光を重視する人々の間では、当地域の特徴を最も端的に示し、聞く人に山岳高原地の実体を伴った鮮明なイメージを想起させる「八ヶ岳」を市名に冠すべきだという声が根強く存在する。また、地理に詳しくない県外の人間に位置を説明するときには「八ヶ岳(もしくは清里)の近く」という表現を使わざるを得ず、それならば最初から市名に「八ヶ岳」を入れた方が良かったのではないかという、身近な体験に基づいた市名への不満を抱く人もいる。「北」から「寒い・日当たりが悪い」、「杜」から「鬱蒼と木々が生い茂っている(薄暗い)・ひっそりと静まりかえっている(人がいない・活気がない)」というそれぞれ重苦しいイメージを感じさせるため、八ヶ岳高原の牧歌的な雰囲気や日照時間日本一という当市の特色を文字が打ち消してしまっているのではないかという批判もある。
その一方で、平成の大合併において山梨県内の他の新市が採用した「中央市」や「甲斐市」、「甲州市」といった安直な名称と比較して、単純に「北杜市」という文字そのものから受ける落ち着いた詩的なイメージを評価する声もある。また「市内には茅ヶ岳、瑞牆山といった八ヶ岳に並んで日本でも特に有名な名山があるのだから、八ヶ岳だけを市名に冠するのはおかしい」という声もある。「旧来の『北巨摩郡』に比べて画数が少ないから住所を書くときに楽で良い」という人間や、中には「杜(ヤマナシ)が山梨県の由来である」という噴飯物の説を鵜呑みにして、「瑞祥地名や僭称地名とは違う由緒ある良い地名だ」と考えている人間もいる。
[編集] 地理
北杜市のうち八ヶ岳南麓の高原地帯は七里岩と呼ばれる台地状の地形を形成しており、旧長坂町・高根町・大泉村・小淵沢町地区はその台地上に位置している。一方、台地の下には南部の釜無川流域に旧白州町・武川村地区が、東部の須玉川・塩川流域に旧須玉町・明野村地区が位置している。
七里岩は釜無川流域地域と須玉川・塩川流域地域の間を遮るように細く突き出しており、また七里岩の上部と下部とは急峻な断崖によって阻まれている。それゆえ七里岩台上、釜無川流域、須玉川・塩川流域の三つの地域の境界には、改良が施された国道141号線を例外として、曲がりくねった道が多く存在している。そのため冬期においては積雪や凍結により、各地域間の移動に困難を伴うことが多い。
気候は標高差が非常に大きいので旧町村単位で大きく異なっている。国による「次世代省エネルギー基準」によると、旧小淵沢町が最も寒く北東北地方並の気候で、それに次いで旧長坂・高根・大泉・白州・武川の各町村が南東北地方並の気候、旧明野村は日本一の日照時間を誇ることもあり東京などと同様の気候に分類されている(小淵沢町の項目より)。気象はさらに異なり、同一町村内においても天候の違いや降雨量・降雪量の多寡が生じることもしばしば見られる。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
[編集] 沿革
-
- 白州町は合併時点では北巨摩郡内で唯一「町」を「まち」と読ませる自治体であったが、合併を機に「北杜市白州町」としての「町」の読みを他と同じ「ちょう」に揃えた。
-
- 北杜市成立後、北巨摩郡に唯一所属していた自治体である小淵沢町が合併したため、これにより山梨県北巨摩郡は消滅した。
[編集] 行政
[編集] 市政
- 市長
- 白倉政司(旧高根町長)
- 市議会
- 定数41名(長坂町8名、高根町7名、須玉町6名、小淵沢町5名、白州町4名、大泉町4名、明野町4名、武川町3名)
- 市役所
- 県立須玉商業高校の校舎をほぼそのまま利用したものが暫定市庁舎として用いられている。正式な市庁舎の位置などは今後決定されることとなっているが、暫定市庁舎を恒久的に利用するということになし崩し的に決まりつつある。暫定市庁舎は韮崎市との境界に近い須玉町の南端にあるため、当市の中心地である八ヶ岳南麓地域からは、「市役所は市の中心部に設置すべきだ」として暫定市庁舎の恒久使用を既成事実化することに反発している。
- 北杜市の行政において特筆すべきことは、市立病院の数である。市内には市立山梨甲陽病院と市立塩川病院という2つの市立病院が、合併した旧町村の組合から引き継ぐ形で存在している(山梨甲陽病院は旧長坂町・高根町・大泉村・小淵沢町の4町村による組合立、塩川病院は旧須玉町・明野村による組合立)。2ヶ所も市立病院があるのは山梨県内では北杜市だけである。このことは医療サービスの向上につながる反面、人口規模が小さい自治体に2ヶ所も市立病院があることで市の財政を圧迫する一因ともなっている。
[編集] 行政地名(町名)
- 北杜市 明野町 (旧明野村)
- 北杜市 須玉町
- 北杜市 高根町
- 北杜市 長坂町
- 北杜市 大泉町 (旧大泉村)
- 北杜市 小淵沢町
- 北杜市 白州町
- 北杜市 武川町 (旧武川村)
町名以下の大字については下記の通り。
- 明野町以下
- 浅尾、小笠原、三之蔵、上手、浅尾新田、下神取、上神取
- 須玉町以下
- 小尾、比志、江草、小倉、東向、穴平、若神子、大蔵、藤田、大豆生田、境之澤、若神子新町 上津金、下津金
- 高根町以下
- 川俣、長澤、村山北割、東井出、堤 箕輪新町、箕輪、藏原、小池、下黒澤、上黒澤、五町田、村山西割、村山東割 清里、浅川
- 長坂町以下
- 長坂上条、塚川、渋沢、富岡、長坂下条、日野、小荒間、大井ヶ森、白井沢、大八田、夏秋 中丸、中島
- 大泉町以下
- 西井出、谷戸
- 小淵沢町以下
- 上笹尾、下笹尾、松向、小淵沢(なお、「小淵沢町小淵沢」の表記については小淵沢町の項目参照)
- 白州町以下
- 花水、台ヶ原、横手、大坊、白須、鳥原、下教来石、上教来石、大武川
- 武川町以下
- 三吹、牧原、宮脇、新奥、黒澤、山高、柳澤
当市は北巨摩郡8町村が合併し山梨県内最大の面積をもつ。そのため、住所の表記には、上記のように旧町村名からくる「町名」を付している。しかしながら、合併特例区や地域自治区といった法所定の住民自治機構はおかれていない。
[編集] 警察
- 韮崎警察署 (旧明野村及び旧須玉町の区域を管轄。ただし警察署自体は韮崎市にある。)
- 長坂警察署 (上記以外の区域を管轄)
山梨県で進めている警察署の再編により、2007年度から韮崎署管内の区域が長坂署に移管される予定。その際、警察署の名前も「長坂警察署」から「北杜警察署」となる予定。
[編集] 安全に関するデータ
現在の市域が成立したのは2006年であるため、データは当時の北杜市と小淵沢町の数値を合計したものである。(出典:総務省「統計でみる市区町村のすがた2006」)
[編集] 経済
- 主な産業:精密機器、農業、食品、観光業
[編集] 産業に関するデータ
現在の市域が成立したのは2006年であるため、データは当時の北杜市と小淵沢町の数値を合計したものである。(出典:総務省「統計でみる市区町村のすがた2006」)
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
- マディソン郡(米国 ケンタッキー州)
- リ・マース市(米国 アイオワ州)
- 抱川市(韓国 京畿道)
- マンチャーノ市(イタリア共和国)
- 旧小淵沢町と提携
- クロウズネスト・パス(カナダ アルバータ州)とも友好都市として交流(未調印)
[編集] 地域
当市は大きく3つの地域に分けられる。八ヶ岳山麓の長坂町・高根町・大泉村・小淵沢町、甲斐駒ヶ岳山麓・釜無川流域の白州町・武川村、そして茅ヶ岳山麓・塩川流域の須玉町・明野村である。実際、このように区分された3つの地域は、それぞれ内部において合併の行われる以前から結びつきが強く、町村組合を形成し病院や学校などの共同運営にあたっていた。しかしながら、この3つの地域の枠を越えた交流や結びつきは、地形的な隔たりもあり合併まであまりなかった。
その後、小淵沢町の合併に伴い、八ヶ岳南麓で結びついていた4ヶ町村がひとつの市に合同し、上記3地域がそろうこととなった。そのため、市内において「地域生活圏」が設けられることとなった。地域生活圏は、人口規模や面積のバランスをとるために設定されたものであり、それぞれ施政のうえで地域の別が考慮される、とされている。これにより「八ヶ岳地域生活圏」と「塩川・釜無川地域生活圏」の二つがおかれることとなった。
- 八ヶ岳山麓地域生活圏においては、高根町の清里地区や長坂・小淵沢・大泉の高原地が近現代になって新たに開拓が行われた地区であるため、別荘や外国風の家屋、美術館などの観光施設が多く存在し、高原観光地としての雰囲気を漂わせている。また、当市内における鉄道駅やインターチェンジの多くが設置されているので、市の人口の多くがこの地域に集中している。そのため過疎化の進んでいた北巨摩郡下においても、この地域は過疎地域の指定を逃れることができた。
- 塩川・釜無川地域生活圏はそれぞれ2つの地域に分かれる。
市街地は各町村役場(現在は北杜市役所の支所)周辺を中心に形成されているため、北杜市としての市街地の連続性は極めて低い。市内にはいくつか鉄道駅が存在しているが、駅前に市街地と呼べる状況が存在しているのは小淵沢駅、長坂駅、清里駅だけである。日野春駅は七里岩の狭まった部分に位置しているため駅前の土地が不足しており、駅前を走る主要地方道17号茅野北杜韮崎線の拡幅にも困難をきたしている。また甲斐小泉駅・甲斐大泉駅は周囲には中小規模の集落が存在しているのみである。
ただし市街地が点在している当市においても、長坂駅から中央自動車道長坂インターチェンジを経由し旧高根町役場に至るまでの地域は例外的で、比較的市街地が連続している。八ヶ岳の等高線に沿って東西になだらかな地形を形成しているこの地域は、近年になって主要地方道32号長坂高根線を代表とする長坂インターチェンジ周辺の道路整備が進んだことにより、同インター周辺に県内大手スーパーやホームセンター・ドラッグストアなどの出店が相次いだ。現在では長坂インター周辺が北杜市としての実質的な市街中心部・中心商店街の役割を担っている。
北杜市成立以降、各地域生活圏相互の結びつきを深めようとする様々な試みが行われているが、北巨摩郡時代からの精神的な距離感や移動時間などの物理的な距離感の短縮が図られたとは言い難い。また、インフラの整備や市の行事(乳幼児健康診断など)の開催場所などに偏りが若干見受けられるため、旧町村に比べ行政サービスが低下したと感じる一部の住民の間には合併に対する不満感が燻っている。新市名への賛否など合併時の混乱も尾を引き、山梨県最大の面積もあって市としての一体感はほとんどないのが現実である。そのため地域生活圏の枠を越えた一体感の醸成は今後の課題でもある。
市としての一体感の無さは、市の政策にも影響を及ぼしている。東京など県外の人間にとっては清里に代表される八ヶ岳南麓の観光が当市のイメージの核であり、その他の南アルプスの湧水やヒマワリ畑などはそれに付随したものとなっている。事実、「明野のヒマワリ畑は茅ヶ岳の麓にあるのだから、八ヶ岳の観光を紹介する観光雑誌に載せるのは間違っている」などという声が観光客から聞かれたことはない。しかし塩川・釜無川地域生活圏の中には、八ヶ岳地域ばかりが目立つのを快く思わない勢力がおり、市名選定の際に「八ヶ岳」が不自然な形で除外されたのもそれらの影響力があったからだと言われている。そのため現実的に八ヶ岳が県外で最も有名であったとしても、市としては八ヶ岳を敵視する声に配慮せざるを得ず、八ヶ岳を明確な観光政策の核として打ち出せずにいる。反対に八ヶ岳南麓地域では、「市名を始めとして市役所の位置から観光政策に至るまで、観光名所も人口も中心性も持たない、はっきり言ってしまえば過疎地である塩川・釜無川地域に対して何故ここまで配慮しなければならないのか」という不満が蓄積されつつある。観光政策では各地域の特色を簡単に列記するなどあいまいな対応でお茶を濁しているため、各町村が自らの特色を明確に打ち出していた合併前と比較して、かえって各地域の顔が見えにくくなってしまっている状態である。
[編集] 健康
[編集] 健康に関するデータ
- 一般病院数:2施設(2003年)
- 一般診療所数:19施設(2003年)
- 歯科診療所数:19施設(2003年)
- 医師数:32人(2002年)
- 歯科医師数:23人(2002年)
- 薬剤師数:38人(2002年)
- 65歳以上人口:12,477人(2000年)
現在の市域が成立したのは2006年であるため、データは当時の北杜市と小淵沢町の数値を合計したものである。(出典:総務省「統計でみる市区町村のすがた2006」)
[編集] 教育
[編集] 小学校
|
|
[編集] 中学校
|
|
|
[編集] 高等学校
- 北杜市立甲陵高等学校
- 山梨県立北杜高等学校
- 私立基督自然学園高等学校
- 私立帝京第三高等学校
[編集] 短期大学
- 帝京学園短期大学
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
- 東日本旅客鉄道
- 隣接市町村への連絡:中央本線、小海線
- 都道府県庁への連絡:中央本線
- 広範囲な連絡:中央本線
[編集] 路線バス
- 山梨交通
- 市営バス
[編集] 道路
- 高速自動車国道
- 一般国道
- 主要地方道
- 山梨県道・長野県道11号北杜富士見線
- 長野県道・山梨県道17号茅野北杜韮崎線(七里岩ライン)
- 山梨県道23号韮崎増富線
- 山梨県道28号北杜八ヶ岳公園線
- 山梨県道32号長坂高根線
- 一般県道(韮崎市を含めた峡北地域では、一般県道は600番台の数字が用いられる。)
- 山梨県道601号増富若神子線
- 山梨県道605号清里須玉線
- 山梨県道606号台ヶ原長坂線
- 山梨県道608号長沢小淵沢線
- 山梨県道609号小荒間長坂停車場線
- 山梨県道610号原浅尾韮崎線
- 山梨県道611号日野春停車場線
- 山梨県道612号横手日野春停車場線
- 山梨県道614号駒ヶ岳公園線
- 山梨県道615号美し森清里線
- 山梨県道617号台ヶ原富岡線
- 山梨県道618号観音平下久保線
- 山梨県道619号箕輪須玉線
- 山梨県道620号天女山公園線
- 山梨県道621号須玉中田線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
|
[編集] 一般見学が可能な工場
- サントリー白州蒸留所
- シャトレーゼ
- 男前豆腐店清里工場(山梨県北杜市高根町下黒澤地内)の工場内には男前豆腐店の直営店が併設され、「男前豆腐」・「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」・「ジョニ男」等の豆腐だけでなくTシャツや前掛けなどの男前グッズも販売される模様である。また工場の屋上には男前豆腐店のシンボルキャラクターである(高さが4メートルもある)「ジョニー」の像を置くことが決まっている模様である。
[編集] マスメディア
- 八ヶ岳ジャーナル
北杜市内をエリアとする地域新聞である。創刊は1982年12月と比較的古い。かつては小淵沢町、長坂町、高根町、大泉村、白州町、武川村の6町村のみが発行エリアであったが、合併により発行エリアが須玉町、明野村地区にも拡大された。
- FM八ヶ岳
2006年10月1日に開局したコミュニティFMである。北杜市と韮崎市の一部、長野県富士見町を放送対象エリアとしている。周波数82.2MHz、出力20W。
[編集] 出身有名人
- 清田まなみ(シンガー・ソングコンポーザ)
- 木村一善(プロ野球選手)
[編集] その他
- 2007年(平成19年)の大河ドラマ、「風林火山」のロケ地として、市は総工費約1億7000万円(内3000万円を山梨県が出資)をかけて、長坂町小荒間地区の県営八ヶ岳牧場に「風林火山館」を建設した。
- ドラマ「みんな昔は子供だった」では山村シーンの撮影提供を行う。
- 1998年、当時の高根町は、清里の別荘地の水道料金について、一般家庭の3倍以上に値上げしたため、反発した別荘所有者が高根町を訴えた。一審では別荘所有者側敗訴の判決が出されたが、2003年の控訴審では別荘所有者側が勝訴。高根町側が上告したものの、2006年の上告審でも別荘所有者側勝訴の判決が出され、1998年に改正された別荘所有者の値上げ分の料金については無効とされた。(ただし判決では、夏の一時期にしか水道を使用しない別荘の住民に対し、水道施設の維持管理等の理由により一般住民よりも割増した水道料金を課すことについては、自治体の裁量により認められるとしている。)
[編集] 関連項目
- いま、会いにゆきます - ロケ地として旧明野村のひまわり畑が出ている。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 山梨県の市町村 | 北杜市 | 日本の市町村のスタブ項目