北千住駅
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北千住駅(きたせんじゅえき)は、東京都足立区千住旭町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東武鉄道、東京地下鉄(東京メトロ)、首都圏新都市鉄道の駅である。東京地下鉄、首都圏新都市鉄道には駅番号があり、東京地下鉄はH-21(日比谷線)・C-18(千代田線)、首都圏新都市鉄道は05である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東武鉄道
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 首都圏新都市鉄道
[編集] 概要
多くの路線が集まるため、乗り換えでは非常に重要な駅になっている。また、駅周辺、特に西口は足立区の代表的な繁華街である。 この駅で東京地下鉄日比谷線と東武伊勢崎線は相互直通している。東武伊勢崎線の全ての列車が停車することから、東武鉄道の拠点駅ともなっている。 JR常磐線と東京地下鉄千代田線の北千住駅~綾瀬駅間は、JRと東京地下鉄の特定運賃が適用され、常磐線と東京地下鉄の乗り継ぎについては基本的に運賃計算上の分岐点となっている。(特定運賃についてはこちらを参照。)
[編集] 駅構造
JR・東京地下鉄・東武は改札は別であるものの改札内は千代田線構内を通じて繋がっている。ただし、自動改札機での乗車券の対応度が異なるので注意が必要である(千代田線改札はどちらにも対応しているが、JRはJRのみ、東武は東武と東京地下鉄の乗車券に対応)。また、首都圏新都市鉄道だけは、改札を通らずに他社線構内と行き来することは出来ない。
地上に駅舎のあるJR、東武(日比谷線含む)、首都圏新都市鉄道には南側と北側にそれぞれ改札口がある。北改札口からは西出口・東出口という出入口が、2005年8月に新設された南改札口からは仲町出口という出入口がそれぞれある。仲町出口側には、地上階・千代田線改札階行きのエレベータも設置されている。
東武の階層を基準にすると、1階はJR常磐線と東武伊勢崎線ホーム、2階はJR線・首都圏新都市鉄道・東武伊勢崎線(東京地下鉄線日比谷線)の改札・コンコース階(なおJR駅の階層基準は並立するLUMINEと同じで、ホームが2階・改札コンコースが3階となる)、3階は東京地下鉄日比谷線、首都圏新都市鉄道のホームがある。
路線は全てが並行に走っており、改札も千代田線改札以外は横並びになっているので、地上改札階からの乗り換えは比較的分かりやすい。千代田線のみが地下ホームとなっており、朝・夕ともに混雑が激しい。なお、ホームの番号は連続しておらず、管理社ごとに1番線から振っている。
[編集] JR東日本常磐線
- 2面3線のホームを持つ橋上駅である。構内配線は、上下線の間に上下共用の待避線を1本設けた、いわゆる「国鉄式」。2・3番線が同一ホームである。
- なお、地上のJR改札口の券売機では、常磐線綾瀬駅までの乗車券を発売していない(千代田線乗り場で購入するよう案内されている)。ただし、ここから130円のJR乗車券で入場した場合であっても綾瀬駅で普通に下車出来る(当駅に限らず、他の共用駅でも乗車券を共用出来る場合は多い)。
- 平日朝の7時36分から8時28分までの上り快速電車は2番線・中距離列車は3番線に入線する。
- 各駅停車については、地下ホーム2番線(千代田線のりば。地下ホームへの案内サインは「各駅停車」または「綾瀬・亀有・金町」と、地下ホームでは「綾瀬・我孫子・取手方面」と表記されている)から乗車することになる(詳細は下記の千代田線・常磐緩行線の項を参照)。ホームの上野寄りの階段から連絡しており、改札を通らずに直接行き来できるが、この際地下ホーム及び綾瀬駅までを東京地下鉄の施設を利用することになるため、慣れない乗客の混乱や戸惑いも少なくない(このため、様々な案内放送・表示がある)。なお、この通路から降りた下側のJRと東京地下鉄との境に詰め所(窓口)があり、以前はここでJR運賃の精算・Suicaの対応や乗車券の購入が行えたが、現在は終日閉鎖中で正面の東京地下鉄改札傍の係員が対応している模様。また、以前はここで中間改札が行われていたが現在は行われていない。
- 2番線下りだけ発車時の自動放送が、ATOS式(○番線、ドアが閉まります。ご注意下さい)ではなく、導入前から使用されているもの(間もなくドアが閉まります、ご注意下さい。駆け込み乗車は危ないですからお止め下さい)のままである。また、下り電車では先発電車の案内(発車時間・種別・行先・ドア数・編成両数)のあとに「次は松戸に止まります。綾瀬・亀有・金町には停車致しません。常磐線各駅停車の電車をご利用下さい」というアナウンスが流れる。また、発車案内表示器でも下段に他社線との乗り換えに関する案内が表示される(途中で止まったり、点滅したりと、奇抜な表示をしている)。
- かつては特急「ひたち」が一番多い時で、1日5往復停車していたが、利用状況が芳しくなく、後に全列車通過に変更された。
- また、3Fの自動精算機(JR改札)では以下の乗車券の精算に対応出来ない。これらは、千代田線改札の有人改札・自動精算機を利用する方が望ましい。
- 地下鉄千代田線・日比谷線経由の定期券
- 綾瀬駅と亀有駅以遠相互発着の定期券・回数券
- パスネットを含む、他社局線の乗車券
- のりば
1・2 | ■常磐線(快速) | 松戸・柏・成田・取手方面 |
■常磐線 | 土浦・水戸・いわき方面 | |
2・3 | ■■常磐線(快速) | 日暮里・上野方面 |
[編集] 東武伊勢崎線・東京地下鉄日比谷線
- 伊勢崎線は1899年(明治32年)に当駅より久喜駅まで開業したため、当駅に0キロポストが設置されている。当駅発の下り電車の本数は、浅草駅発の本数に比べて2倍近くに増え(当駅始発および日比谷線からの直通(各駅停車)列車が加わるため)、伊勢崎線の実質的なターミナルとなっている。
- 伊勢崎線と日比谷線は当駅を境に相互直通運転を行っている。当駅は日比谷線の起点である。駅の管理は東武が行っており、日比谷線ホームの駅名標も東武のフォーマットに準拠している。東京地下鉄の乗車券も発売しているが、綾瀬駅までの乗車券(130円)は発売していない。また、入場券は同一構内最安の130円ではなく、140円(東武の初乗り運賃と同額)となっている。押上経由半蔵門線方面の乗車券は東武の券売機での発売となる。
- 日比谷線のホームは1997年までは伊勢崎線と同じ1階にあったが、北千住駅の混雑が非常に激しかったために大規模な改良工事が行われ、3階に移設された。改良工事が行われる以前は、2面4線のホームの内側が日比谷線直通、外側が伊勢崎線というオーソドックスな直通駅の配線に加え、伊勢崎線上り・下りホームの浅草寄りに切欠状の待避ホームがあった。下り列車の場合、当駅で待避を行う列車はまず待避ホームに入線し、後続の特急列車等の通過を待ちながら降車客を降ろし、その後前方の一般ホームに移動して乗車客を乗せる、という少し変わった形態で待避を行っていた。
1階(1~4番線)は伊勢崎線のりば(区間準急以上の種別と、東武線内のみ運用の各駅停車)で、島式2面4線の地平ホーム。当駅止まりの列車のために浅草方・小菅方両方に留置線が設けられている。上り列車は当駅での乗り換え利用客が多いので車内が大幅に空き、逆に下り列車は当駅から大幅に混むため、夕ラッシュ時は座席の確保が難しい。なお、平日朝の浅草行き区間急行は、浅草駅に10両編成が入線出来ないため当駅で後部4両を切り離し、6両編成となる。
- 1番線の小菅方には特急用の乗車ホームを備える。名称は「特急専用ホーム」であり、専用ホーム手前に特急券などを改札する中間改札が設けられている。
2階は改札口およびコンコースになっており、飲食店・書店などの店舗・売店が出店している。
3階(5~7番線)は日比谷線及び地下鉄から直通する伊勢崎線各駅停車のりばで、島式2面3線の高架ホーム。中央の6番線は主に日比谷線の当駅始発列車が使用する。5番線ホーム(東武線下り)側には柵が設けられているため7番線側からしか利用出来ず、当駅で折り返す列車は5番線に到着後、一旦小菅方の留置線に引き上げてから6番線に入線する。
- 1階・2階の両端から地下に下りることができ(3階からは直接下りられない)、千代田線ホームへの連絡通路につながっている(連絡改札はない)。地下階にも売店・書店などが出店している。
- のりば
1・2 | ■伊勢崎線(急行線) 下り | 春日部・東武動物公園・久喜・南栗橋方面 |
3・4 | ■伊勢崎線(急行線) 上り | 曳舟・押上・浅草方面 (半蔵門線・東急田園都市線)大手町・渋谷・中央林間方面 |
5 | ■伊勢崎線(緩行線) 下り | 竹ノ塚・草加・越谷・春日部・東武動物公園方面 |
6・7 | ○日比谷線 | 上野・銀座・中目黒・(東急東横線)菊名方面 |
[編集] 東京地下鉄千代田線・JR常磐線(各駅停車)
- 島式1面2線の地下ホーム。
- 以前は東武との間に中間改札があったが現在は撤去されていて中間改札の扱いは無い。また、常磐線についても境界部に「乗車券・定期券拝見」という案内と、中間改札の設備が残っているが、現在は使われていない。
- 改札機はJR線の乗車券にも対応しており、Suicaも使える他、東武線の乗車券も使用できる。さらに、当然ながらSFメトロカードを含むパスネットカードも使用することができる。そのため、東京地下鉄の駅としては大変珍しい存在となっている(綾瀬駅も同様)。
- 券売機では取手駅までの運賃に相当する540円までのJR線(成田線東我孫子駅までの運賃に相当する480円の乗車券、130円の乗車券は丸井・ルミネ直結の改札を除き販売していない)及び東武線の乗車券も販売されている(ちなみに、丸井口の券売機では台紙が通常のものと異なる)。ただし、JR乗車券の購入に際しては、一部の券売機でSuicaを利用しての購入が出来ない。また、自動精算機ではJR線運賃(最終利用路線がJRである場合)の精算に磁気式イオカードを使用することができる。なお、ここでのJR線運賃の精算についてはこちらを参照。なお、自動精算機は駅ビル直結となる改札口には設置されておらず、有人改札での取扱いとなる。
- JR線三河島方面から綾瀬駅に向かう場合北千住~綾瀬間はJR常磐線各駅停車となるのでJRの運賃のみで乗車可能。
- 首都圏新都市鉄道への乗り換えのみ一旦改札を出る必要がある。定期券売り場の傍に通路が新設され、仲町口の出入り口を経由して南口改札に繋がっている(外に出ることはないので、よほど酷い雨でない限りは濡れずに済む)。地上階・南口改札階行きのエレベータも新設された。また、JR線経由の場合は連絡通路を通って地上のJR南口改札を利用することも可能である。
- 快速線との連絡の兼ね合いから、初電と終電の2本のみ当駅終着である。また、これから折り返す早朝4時55分我孫子行(初電)と深夜25時4分松戸行(最終電車)の2本が当駅始発電車として運転されている。元々、第一期開業区間の起点であったことから、町屋方に渡り線がある(前述の終着・始発の電車もこの渡り線を使ってA線からB線に移動している)。町屋方へは折り返し運転も可能である(緊急時にしか行われない)。
- なお、ここからの我孫子行の終電は0時37分発だが、駅全体としてはそのあと0時45分発の快速我孫子行(快速線ホーム発)が最終である(松戸駅で先に出た各駅停車我孫子行の終電と接続する)。また、千代田線0時31分着(平日綾瀬行、土休日37分発我孫子行)の電車は当駅で快速取手行きの終電に接続する。
- のりば
1 | ○千代田線 | 西日暮里・代々木上原・唐木田方面 |
2 | ○千代田線 ■常磐線各駅停車 |
綾瀬・我孫子・取手方面 |
[編集] 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線
島式ホーム1面2線を有する高架駅で、ホームドアが設置される。
- のりば
1 | TXつくばエクスプレス線 | 守谷・つくば方面 |
2 | TXつくばエクスプレス線 | 秋葉原方面 |
[編集] 利用状況
乗換え利用や、この駅を境に直通運転が為される駅なので、各社とも乗降客はかなり多く、各社総合で1,468,155人(関東5位、全国6位)。
- JR東日本北千住駅の2005年度の乗車人員は、1日平均177,104人。これはJR東日本管内では上野駅に次ぎ11番目の多さである。他線を含まない、常磐線のみの駅の中では最多。
- 東京地下鉄北千住駅(千代田線)の2005年度の乗降客数は、1日平均333,876人で、東京地下鉄では2番目に乗降客数の多い駅である。
- 東京地下鉄北千住駅(日比谷線)の2005年度の乗降客数は、1日平均333,876人である。(ただし、東武伊勢崎線との直通接続のため多少の誤差はあると思われる)。
- 東武鉄道北千住駅の2005年度の乗降客数は、1日平均441,157人であり、東武鉄道の駅の中では第2位である(1位は池袋駅)。
- TX北千住駅の2006年4月度の乗車人員は、1日平均23,500人ほど(沿線中第2位)である。
[編集] 駅周辺
西口は再開発が行われ、2004年2月に「丸井」を中心としたビル「千住ミルディス」が完成、バスターミナルも整備された。
また、荒川に近く、ドラマ『3年B組金八先生』で登場する荒川の土手はこの辺り。北千住駅周辺も撮影現場として登場し、ドラマの中のみならず普段でも、人々の憩いの場となっている。土手にはサッカー場や野球場が複数面作られており、土手沿いにサイクリングコースが設定されている。夏には花火大会が行われる。
[編集] 西出口
[編集] 東出口
- 足立学園中学校・高等学校
- 足立税務署
[編集] 仲町出口
- 足立都税事務所
- 千住警察署
[編集] 路線バス
路線バスは、いずれも西口バスターミナル発着である。
- [ 北01 ]北千住駅~本木新道経由~西新井大師(大師前駅)
- [ 北02・北03 ]北千住駅~補助100号線経由~西新井駅(平日早朝非経由)~西新井大師(大師前駅)
- [ 北11 ]北千住駅~四ツ家町~加平町~六町駅入口~花畑車庫
- [ 端44 ]北千住駅~尾竹橋~熊野前~田端駅~駒込病院
- [ 王45 ]北千住駅~小台町~ハートアイランド西~新田橋~王子駅
- [ 北47 ]北千住駅~千住車庫~弥生町~足立区役所~六月町~竹ノ塚駅・足立清掃工場
- [ 千01 ]北千住駅西側地域循環(北千住駅→足立市場入口→千住大橋駅→千住大川町→学びピア21→北千住駅)
- [ 鹿02 ]北千住駅~あだち産業芸術プラザ入口~桜木町~西新井橋下~扇大橋下~江北四~上沼田中学校~加賀一~鹿浜五丁目団地
- [ 宮03 ]北千住駅(←荒川鉄橋←学びピア、あだち産業芸術プラザ入口→桜木町→)桜木土手上~小台土手上~宮城・小台循環
[編集] 高速バス
西口バスターミナル発着。
[編集] 歴史
- 1896年(明治29年)12月25日 - 日本鉄道(現在の常磐線)が駅開設
- 1899年(明治32年)8月27日 - 東武鉄道の北千住駅開業
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道発足
- 1962年(昭和37年)5月31日 - 営団地下鉄日比谷線の北千住駅開業
- 1969年(昭和44年)12月20日 - 営団地下鉄千代田線の北千住駅開業
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、常磐線はJR東日本に継承
- 1997年(平成9年)3月25日 - 東武伊勢崎線・営団地下鉄日比谷線の駅改良工事が全面完成
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化に伴い、日比谷線・千代田線は東京地下鉄(東京メトロ)に継承
- 2005年(平成17年)8月24日 - 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの北千住駅が開業
[編集] 隣の駅
- 東武鉄道
- ■伊勢崎線
- 首都圏新都市鉄道
- TXつくばエクスプレス線