ソード・ワールドRPG
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ソード・ワールドRPG(ソード・ワールド アールピージー)は、グループSNEが制作したテーブルトークRPG (TRPG) 。略称はSWRPGあるいはSW。文庫版基本ルールブックは、1989年に富士見書房から発売。その後、「完全版」と銘打ったA4書籍版を1996年に発売。関連書籍類は2005年に100冊を突破。2006年には120冊に達してなお拡張中であり、現在においても日本国内で最も普及したTRPGであると名実共に認められている。
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[編集] 概要
剣と魔法の世界フォーセリアを舞台にした典型的なファンタジーRPGであり、グループSNEの代表作である。総監修は安田均。ワールド・デザインは水野良。システム・デザインは清松みゆき。その他、山本弘(西部諸国の設定やシナリオ集の制作)や友野詳(ワールドガイドデータの作成やアザーン諸島の設定)、川人忠明(SWツアーシリーズ。清松みゆきとの共著)などが制作に関わる。
基本システムは、複数の職能(クラス)を1人のキャラクターに持たせることができる「クラススキル制」(いわゆるマルチクラス制に近いもの)を採用。乱数発生には6面ダイス2個だけを使用する。これは、6面以外の多面体ダイスが入手しにくいことに対する配慮でもある。[1]
サポート雑誌(ルールの補完や世界設定の説明などをしている自社あるいは他社発行の雑誌)としては、ルールブック発行元の富士見書房が刊行している『月刊ドラゴンマガジン』をメインとしつつ、現在では新紀元社刊行の『Role&Roll』にも記事を提供している。以前は同じ富士見書房から刊行されたTRPG専門誌『RPGドラゴン』を主軸に展開していたが、同誌が休刊してからは一時期サポート体制に滞りが生じたことがある。『RPGドラゴン』に掲載された記事の中には、単行本未収録の企画や休刊とともに未完となった企画が存在する。
サプリメントとして、シナリオ集・ワールドガイドなどが多数販売されている。また、小説はシェアード・ワールドとして展開しており、水野良の小説『魔法戦士リウイ』シリーズはソード・ワールド・ノベルの1作品である。この他、漫画やコンピュータRPG、CDドラマなどにメディアミックス展開している。同じくフォーセリアを舞台にした作品として『ロードス島戦記』シリーズ及び『クリスタニア』シリーズがあり、フォーセリアを舞台としたシリーズとしては『ロードス島戦記』が最も早くに書かれている。ヴァリアントとして『迷探偵デュダ』シリーズがある。[2]
当TRPG独自システムとしては、「レーティング表」(説明は後述)が挙げられる。グループSNEでは、このシステムを2d6システムと呼んでいる。[3]
特筆すべきことにリプレイ集を挙げられよう。TRPGを遊ぶ様子を紹介する手法として、演劇の脚本のように名前(キャラクター名)と台詞を中心として構成し、ト書きで補足するという文章を用いた作品は、日本においてはパソコン雑誌『コンプティーク』で連載された『ロードス島戦記』の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』 (D&D) 誌上リプレイが初出であるとされているが、前者が既存の他社製TRPGシステムをもとにして遊ばれたのに対し、本作のリプレイは明確に自作の新作ゲームの紹介を企図してルールブック発売前に雑誌掲載されたところに特徴がある[4]。山本弘が担当したこのリプレイは好評を博し、単なるゲームの紹介という枠を超えて文学作品(あるいはライトノベルの一種)として読者に受け入れられた。後に『第一部』(または『スチャラカ冒険隊編』)と称された当シリーズは、結果的にソード・ワールドRPG普及の原動力となっただけに止まらず、その後の日本のTRPG出版業界において「リプレイで作品を紹介する」という他国にはみられない日本独自の慣習を根付かせることになった。2006年10月現在において、ソード・ワールドRPGのリプレイ集は、アンソロジーを含めてシリーズ累計10作を数え、他のTRPG作品の追随を許さない発行数を誇っている。 リプレイ作法も当のリプレイ集のあとがきなどで語られ、リプレイという手法そのものを普及し、また書き手の技量向上に対しても貢献を果たしている。
このように、ソード・ワールドRPGは日本のTRPG史において欠かせない作品の1つとなっている。[5]
[編集] 基本ルール
以下の記述は基本的な説明に限定しています。実際にプレイするためには正規のルールブック等が必要です。
[編集] キャラクター作成
ソード・ワールドRPG(以下SW)のプレイヤー・キャラクター (PC) は、フォーセリアのうち主にアレクラスト大陸を舞台に旅をする冒険者としてゲームを進める。PCには、シナリオ集などに収められた作成済みのサンプル・キャラクターを使用するほか、以下のルールに沿って自作する。
- 種族の決定 - 人間や指定された種族から選択する。詳細は#種族やフォーセリア#種族を参照。
- 能力値の決定 - チャート表と呼ばれる一覧表の一つ「副能力値決定表」に従い、種族ごとに指定された個数のダイスを振る。人間以外の種族では、種族固有の特徴を現すために出目に固定数値を足したり、出目の1/2の値を使用することがある。これを8度繰り返し、AからGまでの副能力値を決定する。副能力値は指定された2つを組み合わせて合計し、ゲームで使用する6つの能力値を決定する。
- 初期技能と初期経験点の決定 - SWのPCは、ゲームの前からある程度の経験を積んでいるという設定になっている。人間と人間に育てられたハーフエルフについては、別にチャート「生まれ表」を使用して出身(出自)と初期保有技能、初期経験点を得る。その他の種族については、種族固定の初期技能と初期経験点を得る。初期所持金もこのときに決められる。
- 年齢、性別、名前の決定 - PCのパーソナルデータを決定する。これらについては、この時点で必ずしも決める必要はない。以下の決定の後でも可能。
- キャラクターの成長 - 初期経験点を使用し、初期技能のレベルを上昇させたり、新たな技能を獲得することが可能。一般的なコンピュータRPGなどのように一定の経験値に達すると自動的にレベルが上がるわけではなく、ためた経験点で技能を「買う」イメージである。よって、今後のために使わずにためておくことも可能である。ただし、種族によって獲得できる技能に制限がある。
- 武器・防具やその他装備の購入 - 「生まれ表」や種族固定の基準値に6面ダイス2個(2D6または2d6と表記)を振って得た数字を初期所持金として、冒険に必要な武器や防具を揃える。獲得した技能によっては、武器や防具に制限をかけられることがある。
- キャラクター用紙への書き込み - ルールブックの巻末や自作したキャラクター用紙に以上のデータとそこから導かれる数値を書き込み、完成する。
SWでは、通常5人から6人のプレイヤーで遊ばれることが多い。PCの技能はある程度好みで選択できるが、パーティ内で特定の技能を持つキャラクターが偏ったりしないよう調整する方が望ましい。
[編集] 判定方法
2D6とチャート表に沿って全ての判定を行う。これを「成功ロール」という。基本は「ある行為を行うために関連する技能のレベル」 + 「その行為を行うために必要な能力値のボーナス値(能力値を1/6にしたもの。端数切捨て)」 + 「ダイスを振って出た目(出目)」を合計して出した値と、ゲームマスター (GM) が用意した基準となる値(または難易度 + 出目)を比べて、PC側の値が高ければ成功である。ゲーム上よく使う技能と能力値の組み合わせパターンもチャート表にまとめられている。
なお、その他の主要なチャートとして「レーティング表」を挙げる。
- レーティング表
チャート表のうち、2D6のみを用いて乱数(様々な範囲の)を導き出すための対照表。武器の強さや魔法の力によって定められた「キーナンバー」を横軸に、「出目」を縦軸に置き、互いが交差した部分に記された値を判定の基準値として使用する。主に、武器や魔法で与えるダメージなどの数値に使用する[6]。
レーティング表はソード・ワールドの独自システムであり、次のようなメリットをもっている。
- 2D6のみを用いながら、キーナンバーの変化によっておよそ0.2刻みで期待値を変動させることができる。これによって能力値ボーナスに現れない微小な筋力差をダメージに反映でき、細かいキャラクターの個性化も可能となる。
- キーナンバーが上がるにつれて期待値だけでなく分散も大きくなる。期待値の高いキャラにリスクを負わせたり、高レベルの魔法ほどキーナンバーが大きくなるため低レベルでは即死の可能性が低いなどバランスが自動的に調整できる。
- 2D6の目がクリティカル値(10が多い)を上回るともう一度2D6を振ってダメージの振り足しができ、PC側の攻撃では爽快感を、敵側の攻撃では緊張感を高めることができる。
一方レーティング表の最大のデメリットは、レーティング結果の暗算が困難(表の参照がほぼ必須)なため、処理に時間がかかることである。
[編集] 舞台
剣と魔法が支配する架空の世界フォーセリア。古代魔法王国と呼ばれるカストゥール王国が崩壊し、剣の時代あるいは力の時代と呼ばれるようになって、およそ500年余りが過ぎた。
冒険者と呼ばれる者達は、古代王国の遺跡から失われた魔法技術の遺産を発掘したり、人々の揉め事の仲裁などをして生計を立てている。プレイヤーは冒険者となり、あるいは一攫千金を、あるいは立身出世を夢見て、仲間達とパーティを組み、ともに冒険の旅へと出発するのである。
なお、『ロードス島戦記』シリーズはほぼ同時代、『クリスタニア』シリーズは約300年後の時代という設定である。『迷探偵デュダ』シリーズは一部の設定が異なっている。
[編集] 種族
フォーセリア#種族も参照のこと。
ここでは、ゲームシステム上の特徴について説明する。
- 人間
- オールマイティ。可もなく不可もないが、制限もまた少ない。
- グラスランナー
- 動きが速いが力が弱い。ソーサラー、シャーマン、プリースト技能は取得できない。
- ドワーフ
- 力持ちだが鈍足で頭もそれほど良くない。工芸・細工などの一般技能(冒険に直接関係する事の少ない技能)を持つ。ソーサラー、シャーマン技能は取得できない。
- エルフ
- 器用で賢くすばやいが、生命力が弱く力も弱い。プリースト技能は取得できない。
- ハーフエルフ
- 人間とエルフの能力を半々で受け継いでいる。人間社会で育ったかエルフに育てられたかで取得できる技能などが異なる。エルフ育ちの場合はプリースト技能は取得できない。
SWの舞台であるフォーセリア(その中でもアレクラスト大陸)のエルフとドワーフは、世界設定の元となったシステムの一つである『D&D』などとは違い、それほど互いを嫌いあってはいない。
上記以外の種族でキャラクターデータ化されているものもあるが(ダークエルフなど)基本的にPCとしては選択不可である。
[編集] 技能(職能)
ソード・ワールドRPGにおける技能は、基本的に1つの職業が扱う分野の知識と技術を、まとめて1つの技能として扱う、実質的なマルチクラス制(兼業可能な、ゲーム的分業制)である。
以下に、PCが「ゲーム的に活躍するために必要」な8つの技能(「冒険者技能」)を紹介する。
- ソーサラー
- いわゆる魔術師。かつて失われたものの再発見が進む、古代語魔法(学問としての魔法)を使用する。
- 古代語魔法を使用する為には、両手が自由である必要がある。また、動きの妨げとなる重い鎧を着用してはならない。
- 発動体と呼ばれる魔法の道具(通常は杖であることが多い)を所持していないと、魔法の使用にペナルティを受ける。
- シャーマン
- 精霊使い。自然の力を司る精霊に呼びかけて、その力を借りる精霊魔法を使用する。
- 精霊魔法を使用する為には、片手が自由である必要がある。また、精霊の嫌う鉄製の鎧を着用してはならない(銀及びミスリル製は可)。
- ファイター
- 戦士。剣などの武器を振るって敵を倒す。
- 通常は筋力の範囲内であれば武器や防具の制限は無いが、ケイオスランドなど一部の追加ルールでは軽装の戦士(通常のシーフ技能での戦闘に相当する)や格闘術専門の戦士といったバリエーション技能が存在し、これらの技能の場合は武器や防具は相応に軽量のものでなくてはならない(もしくは使用不可)。
- プリースト
- 神官あるいは司祭。神を信仰し、祈り願う事によって奇跡を授かる神聖魔法を使う。
- 宗派を選ぶ必要があり、基本的にはファリス(至高神)、ラーダ(知識神)、マイリー(戦神)、チャ・ザ(幸運神)、マーファ(大地母神)の中から選ぶことになっているが、ブラキ(鍛冶神)、ヴェーナー(芸術神)、ガネード(匠の神)なども選択可能。ファラリス(暗黒神)、カーディス(破壊の女神)、名も無き狂気の神などのいわゆる邪神は不可。
- 基本の魔法に加えて、宗派に特有の特殊神聖魔法が使える。一般原則として、それぞれの宗派の教義に大きく外れる行為をとってはならない。
- シーフ
- 盗賊。盗みの技術だけでなく、暗殺術としての戦闘も得意とする。
- ほとんどの技能を使用する際には、動きを妨げ、大きな音をたてる重い鎧を着用してはならない。また、シーフ技能で戦闘する場合、武器も軽いものでなくてはならない。
- 原則として、盗賊ギルドに所属し、年会費及び収益の一部を納める必要がある。所属していないと各種のサービスが受けられない上に、モグリとして追求され処罰を受ける場合がある。
- レンジャー
- 野伏。野外活動のスペシャリスト。危険を察知する事にも長け、弓矢や飛び道具を用いての戦闘も得意とする。
- 一部を除いて、技能を使用する際には、動きを妨げ、大きな音を立てる重い鎧を着用してはならない。
- バード
- 吟遊詩人。楽器の演奏や歌唱を得意とし、それによって収入を得る事もできる。伝承知識にも詳しい。また、呪歌と呼ばれる魔法の効果を持つ曲を選んで覚え、必要なときに歌うことができる。
- 呪歌を使う為には、必ず何らかの楽器を演奏しなければならない。演奏しながら歌えない笛などでも可能だが、一部の呪歌の効果が制限される(歌詞にのせて語りかけたりする必要のあるものなど)。メロディを奏でられない楽器(太鼓など)は不可。また、最初に決めた楽器の変更は原則として不可。
- セージ
- 賢者。様々な知識に通じており、その中には冒険の役に立つものも少なくない。
- 技能を1レベル取得するごとに、特定の言語の会話もしくは読解の能力を身につける事ができるが、知力の低いキャラクターは原則として共通語の読解を最初に取得しなければならない。
- 通常は下位古代語の読解を最初に取得するようにとの指針がある。
これらの冒険者技能は、定められた経験点を支払うことにより取得する事ができる。上記以外にも、原則としてノンプレイヤーキャラクター (NPC) 専用の冒険者技能「ダークプリースト」「ドラゴンプリースト」が存在する。
技能の選択は、各種の制限の範囲内でプレイヤーの任意であり、複数の技能を同時に取得する事も可能である。ただし、技能への制限は各技能について個別に課されるため注意が必要である。例えばソーサラー技能とファイター技能をの両方を持つキャラクターは、重い鎧を着、剣を振るって戦う事もできるが、その状態では(ソーサラー技能を使うための制限を逸脱しているため)ソーサラー技能による魔法を使うことはできない。この場合、魔法を使うためには鎧を脱ぎ、杖などの発動体を手にしなければならない。
魔法の使用など特別なものを除き、一般に技能がなくても行為を試みることは可能である。一方、技能があると成否や効果の判定の際に技能のレベル数と能力値によるボーナスポイントをダイスの出目に加算できる。従って該当する技能を持つ方が、その技能や能力値が高い方が、行為の際には当然ながら有利となる。例えば魔法を使う場合、知力が高いほど魔法の成功率や効果も高くなる。
冒険者技能の他に、冒険にはそれほど関係のないクラフトマン(職工)やマーチャント(商人)、コック(料理人)などの「一般技能」があり、こちらは冒険の結果としての経験点では取得できない。出自が「一般市民」である人間は最初から何らかの一般技能を修得しており、またドワーフもクラフトマン技能を修得しているが、他は基本的にゲームマスターの裁量による。
[編集] 作品タイトル
[編集] ルールブック・解説書
- 『ソード・ワールドRPG』(以下の分冊1・2をあわせた3冊は"文庫版"などと呼ばれる)
- 『ソード・ワールドRPG 上級ルール 分冊1 追加ルールおよび追加魔法』
- 『ソード・ワールドRPG 上級ルール 分冊2 追加モンスター』
- 『ソード・ワールドRPG 完全版』
- 『ソード・ワールドRPG Q&Aブック』(旧版ルールの補筆・改正等)
- 『ソード・ワールドRPG スタート・ブック はじめて遊ぶソード・ワールド プレイヤー編』(TRPG初心者のための解説書)
- 『ソード・ワールド・カードRPG』
- 『ソード・ワールド・カードRPG2』
- 『ソード・ワールドRPG ワールドガイド』
- 『ソード・ワールドRPG 西部諸国ワールドガイド』
- 『ソード・ワールドRPG ロードス島ワールドガイド』
- 『ソード・ワールドRPG ベーシック』(完全版から基本ルールを抜粋・要約)
- 『ソード・ワールドRPG サポート1』
[編集] シナリオ集
- 『石巨人の迷宮』
- 『ユニコーンの探索』
- 『四大魔術師の塔』
- 『虹の水晶球』
- 『闇からの脅威』
- 『猫だけが知っている』
- 『異界への門』(SFCシナリオ集)
- 『バラールの館』(シナリオコンテスト受賞作品集)
- 『世界の果ての壁』(人気パーティシナリオ集)
- 『黒き魔人の森』(完全版シナリオ集1)
- 『悪魔が闇に踊る街』(完全版シナリオ集2)
- 『ソード・ワールドRPG ツアー』
- オーファン
- ロマール
- ファンドリア
- パダ
[編集] リプレイ集
ソード・ワールドRPGのリプレイ集。特に記載がない場合、連載時の掲載誌は全て富士見書房の『月刊ドラゴンマガジン』である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- 第一部~第三部
- 『ソード・ワールドRPGリプレイ集』とサブタイトルがついたシリーズ。全9巻。第一部と第三部については新装版として再版されている。詳細はそれぞれ『リプレイ第1部』、『リプレイ第2部』、『リプレイ第3部』を参照。
- 『盗賊たちの狂詩曲(ラプソディー)』
- 『モンスターたちの交響曲(シンフォニー)』
- 『終わりなき即興曲(トッカータ)』
- 『魔境の支配者』
- 『南海の勝利者』
- 以上第二部(通称は特になし)。挿絵は幡池裕行。第一部と第二部の作者 (GM) は山本弘。
- 唯一パーティメンバーが死亡した後復活することなく終了した。第二部のパーティは、ノベル『サーラの冒険』に「ベルダインから来た冒険者達」としてニアミス的にゲスト出演している。
- 『2万ガメルを取り返せ!』
- 『混沌魔術師の挑戦』
- 『亡者の村に潜む闇』
- 『バブリーズ・フォーエバー』
- 以上第三部(通称:バブリーズ編。通称が出始めた始めの頃にはバブリー・アドベンチャラーズ編と呼称された)。挿絵は中村博文。第三部の作者 (GM) は清松みゆき。
- 第三部までは「ソードワールドRPGリプレイ集」という表記だけでシリーズとしての名称は無く、巻数も連続していたが、第三部の新装版は「ソード・ワールドRPGリプレイ集バブリーズ編」と正式にシリーズ名が表記されるようになった。
- 水野良もこのリプレイにプレイヤー (PL) として参加していたとされている(水野良→水/野良→スイ/フリー→スイフリーという命名方法らしい)。
- GMのミスでPCが想定外の大金を手にしてしまった為、ニックネームおよびシリーズ名の由来でもあるバブルが到来。ルール全体が大幅に改定されるきっかけを作った。また、モケケピロピロなど数々の名言(あるいは迷言)を生んだ。
- デュダRPGリプレイ集
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- 『迷探偵登場!』
- 『疑惑の石像』
- 『迷探偵がいっぱい』
- ドワーフの賢者兼(自称)名探偵として、ソード・ワールド短編集やソード・ワールド・ノベルで登場したデュダを主人公にすえたリプレイ集。挿絵は草彅琢仁。
- GMは安田均と高井信が交互に務めた。GMにならなかった方がその回デュダを担当していた。連載は『RPGドラゴン』に掲載された。
- 当初、「ミスコン(ミスリル銀・コンテスト)」や「推理小説の大量出版」など、ソード・ワールドの世界設定から逸脱した内容に一部で批判もあったが、システムデザイン担当の清松みゆきは単行本1巻解説で「カレーとシチュー」に例えてこれを許容している。
- 各単行本にはデュダRPGを遊ぶためのバリアント・ルール(改造ルール)が掲載されている。また、『RPGドラゴン』に掲載された「ティータイム」(デュダRPGシリーズの舞台裏を解説したコラム。小川直人担当)も収録している。
- 風雲ミラルゴ編(清松みゆき)
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- 『アサシンをやりこめろ!』
- 『アドベンチャラーに任せとけ!』
- 挿絵はぴぃたぁそると。『完全版』に対応した初のシリーズ。バブリーズの影に隠れ、評価が低くなってしまった感がある。しかし、老人PCの表現、ソーサラー・ファイターの兼業キャラクターのプレイ法など、一段掘り下げた遊び方がなされた。ほかにも、アザーン諸島とアレクラスト大陸の関わりの明示(地図上にありながらも、諸島の設定がシナリオ集『虹の水晶球』のみ)。グラスランナーの習性(幼少時には三人一組で行動し、仲間の名を互いの名乗りの一部として用いる)が確立され、背景世界に取り入れられたのはこの第4部からである。
- アンマント財宝編(清松みゆき)
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- 『宝の地図に勇者が集う』
- 『大迷宮に勇者が挑む』
- 挿絵は伊藤勢。
- PCの半分は風雲ミラルゴ編と共通で、姉妹シリーズにあたる。なお、継続した3人の通称は、「トリオ・ザ・住専」(ミラルゴ編での冒険で莫大な借金を抱えたため)。
- 新ソード・ワールドRPGリプレイ集(秋田みやび)
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- 『進め! 未来の大英雄』
- 『つかめ! 明日の大勝利』
- 『目指せ! 奇跡の大団円』
- 『狙え! 魅惑の大出世』
- 『決めろ! 最後の大逆転』
- 『賭けろ! 世紀の大勝負』
- 『走れ! 神秘の大森林』
- 『救え! かつての大親友』
- 『挑め! 捨て身の大決戦』
- 『名乗れ! 今こそ大英雄』
- 通称「へっぽこーず」編。挿絵は浜田よしかづ。
- 『月刊ドラゴンマガジン』では一部エピソードを除いてほとんど掲載されず、ほぼ単行本書下ろしで発行された。
- 同時期の同じ地域を舞台とする『魔法戦士リウイ』のキャラクターや関係者が何度かゲスト出演している。同作のエピソードの裏面や側面が垣間見える事も。
- 完結編では、豪華ゲストを臨時PCとして参加させている。
- 新ソード・ワールドRPGリプレイ集ガイドブック
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- 『明かせ!へっぽこ大冒険』
- へっぽこーず編の解説。関連書籍の簡単な紹介、キャラクターガイドや裏話、『月刊ドラゴンマガジン』に連載されたコラム、リプレイ番外編などを収録。
- 新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT(藤澤さなえ)
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- 『ロマール・ノワール』
- 『ダンジョン・パッション』
- 『コロシアム・プレミアム』
- 『ファンドリア・ファンクション』
- 『トライアル・トラブル』
- 『マリン・マーベル』
- 『レイド・レボルト』
- 通称「ぺらぺらーず」編。挿絵はかわく。
- 一部PCの生命力が著しく低い事などから、グループSNE内部では(あるいは読者にも)当初「スペランカーズ」と通称されていた。しかし、商標に関わるため現在の名称に決定された。ぺらぺらの名称の由来は「紙のように守りが薄い」「ヒラヒラ避ける」「よくしゃべる」など。
- ソード・ワールドRPGリプレイ集xS(清松みゆき)
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- 『猫の手冒険隊、集結!』
- 通称「猫の街の冒険」「猫の手冒険隊」編。挿絵は牛木義隆。
- アンマント財宝編以来、久々に清松みゆきがマスタリング・著作を行っているリプレイ。そのためか、前出の「へっぽこーず」「ぺらぺらーず」とは違い、「新ソード・ワールドRPGリプレイ集」ではない。
- これまでのシリーズと異なり、『月刊ドラゴンマガジン』ではなく、『Role&Roll』誌に連載されている(単行本に関しては既出のシリーズ同様、富士見書房が発刊している)。
- 『Role&Roll』誌での掲載時には、あらかじめ今回プレイするシナリオの内容を紹介された後でリプレイを載せるという形式を採っていたが、単行本化に際し、リプレイの後のページでシナリオを紹介するという形になっている。
- リプレイ・アンソロジー
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- 『デーモン・アゲイン』
- イラストレーター(緒方剛志、弘司、せんのあきら)や声優の伊藤舞子がプレイヤーとして参加したリプレイが2編。表題作は、バブリーズの新作リプレイで1篇(いずれも『Role&Roll』誌に掲載されたもの)。
[編集] 小説
ソード・ワールドRPGを元とした小説は、複数の作家によるシェアード・ワールド・ノベルとして発表されている。1冊1話、あるいは数冊に渡って1つの物語を為す長編小説を「ソード・ワールド・ノベル」、1冊に複数の作品を掲載する短編小説群を「ソード・ワールド短編集」と呼ぶ。その他には、投稿企画から生まれた「アドベンチャー」及び「シアター」を載せる。以下詳述する(掲載は刊行順。シリーズ名がついている長編はシリーズごとにまとめ、短編集はテーマの説明から個別の一覧としている)。
[編集] ソード・ワールド・ノベル
- 『死せる神の島』 原案/安田均 著/下村家惠子 全2巻 - 『ソードワールドPC』及び『ソード・ワールドSFC』主軸シナリオの小説化
- 『サーラの冒険』シリーズ 著/山本弘 全6巻
- 『ヒーローになりたい!』 ISBN 4-8291-2419-9
- 『悪党には負けない!』 ISBN 4-8291-2458-X
- 『君を守りたい』 ISBN 4-8291-2511-X
- 『愛を信じたい!』 ISBN 4-8291-2616-7
- 『幸せをつかみたい!』 ISBN 4-8291-1735-4
- 『やっぱりヒーローになりたい!』 ISBN 4-8291-1837-7
- 『名探偵デュダ』シリーズ 著/安田均・高井信 - デュダを主人公とした小説シリーズ
- 『ドワーフ村殺人事件』 ISBN 4-8291-2433-4
- 『失われた狂気を求めて』 ISBN 4-8291-2490-3
- 『魔法の豚足』 ISBN 4-8291-2598-5
- 『果てしなき宝島』 ISBN 4-8291-2691-4
- 『わらべうた殺人事件』 ISBN 4-8291-2776-7
- 『魔法戦士リウイ』シリーズ 著/水野良 - 詳細は『魔法戦士リウイ』を参照。SWノベルとしての出版は下記2冊
- 『剣(つるぎ)の国の魔法戦士』 ISBN 4-8291-2477-6
- 『湖岸の国の魔法戦士』 ISBN 4-8291-2767-8
- 『混沌の夜明け』 著/清松みゆき 全4巻
- 『自由人の嘆き』 原案/安田均 著/白井英 全2巻 - 「ソード・ワールドSFC いにしえの巨人伝説」主軸シナリオの小説化
- (上) ISBN 4-8291-2774-8
- (下) ISBN 4-8291-2582-9
- 『混沌の大地』 著/清松みゆき
- 『ヘッポコーズ』シリーズ 著/秋田みやび
- 『へっぽこ冒険者と眠る白嶺』 ISBN 4-8291-1648-X
- 『輝け!へっぽこ冒険譚1』 ISBN 4-8291-1840-7
- 『ダークエルフの口づけ』 著/川人忠明 ISBN 4-8291-1850-4
[編集] ソード・ワールド短編集
- 『レプラコーンの涙』 編/安田均 ISBN 4-8291-2346-X
- 『一角獣(ユニコーン)の乙女』 著/水野良
- 『レプラコーンの涙』 著/水野良
- 『契約の代償』 著/下村家惠子
- 『ジェライラの鎧』 著/山本弘
- 『ナイトウィンドの影』 編/安田均 ISBN 4-8291-2378-8
- 『ナイトウィンドの影』 著/山本弘
- 『鏡よ、鏡!』 著/高井信 - デュダ短編
- 『神官戦士が六人』 著/水野良 - 羽根頭頭冒険譚1
- 『ふたりのラビリンス』 編/安田均 ISBN 4-8291-2399-0 - テーマ「モンスター」
- 『ふたりの迷宮(ラビリンス)』 著/水野良 - 羽根頭冒険譚2
- 『惨劇は突然に』 著/高井信
- 『緑の都市』 著/下村家惠子 - 『死せる神の島』後日譚
- 『マンドレイクの館』 編/安田均 ISBN 4-8291-2400-8 - テーマ「モンスター」
- 『マンドレイクの館』 著/山本弘
- 『子供たちは眠れない』 著/友野詳
- 『幻獣の遺産』 著/清松みゆき
- 『ロマールの罠』 編/安田均 ISBN 4-8291-2414-8 - テーマ「旅人の国ロマール」
- 『ロマールの罠』 著/水野良 - 羽根頭冒険譚3
- 『サラマンダーの憂鬱』 著/高井信 - デュダ短編
- 『立ち枯れの森』 著/下村家惠子 - 『死せる神の島』前史
- 『スチャラカ冒険隊、南へ』 編/安田均・山本弘 ISBN 4-8291-2466-0 - リプレイ第一部短編集
- 『スチャラカ冒険隊、南へ』 著/山本弘
- 『かくもささやかな凱歌(トライアンファル・ソング)』 著/葛西伸哉
- 『子供たちはくじけない』 著/友野詳
- 『真実の鏡』 著/中川政博
- 『見えすぎた目』 著/清松みゆき
- 『ただひとたびの奇跡』 編/安田均・水野良 ISBN 4-8291-2519-5 - テーマ「魔法」
- 『魔術師の遺産』 著/白川剛
- 『風の泣く谷』 著/江川晃
- 『鎮魂歌幻想』 著/中川政博
- 『ただ一度の奇跡』 著/水野良 - 羽根頭冒険譚4
- 『瞳輝ける夜』 編/安田均 ISBN 4-8291-2537-3 - テーマ「自由人たちの街道」
- 『空に消えた耳飾り』 著/白井英 - 『自由人の嘆き』前史
- 『父と子の剣』 著/中川政博
- 『いわれなき濡れ衣』 著/高井信 - デュダ短編
- 『瞳輝ける夜』 著/友野詳
- 『戦乙女の槍』SW短編コンテスト優秀作選 監修/安田均 ISBN 4-8291-2555-1
- 『戦乙女の槍』 著/内藤渉
- 『ファイナル・バウト』 著/水上暁
- 『黒い肌の軍師』 著/笠原優介
- 『INTERMISSION』 著/瀧沢信
- 『剣の主』 著/光理せらふ
- 『夢への街道(みち)』 著/奴賀照康
- 『ゲート・デーモンの仮面』 編/安田均 ISBN 4-8291-2592-6 - SW人気パーティ短編集
- 『哀しみの賢者』 著/白井英 - 『自由人の嘆き』後日譚
- 『決断』 著/清松みゆき - 『混沌の夜明け』 回想譚
- 『ゲート・デーモンの仮面』 著/山本弘 - リプレイ第二部キャラクター
- 『まぼろしの女』 編/安田均 ISBN 4-8291-2655-8 - テーマ「愛・愛情」
- 『遅れてきた鍵』 著/内藤渉 - SW短編コンテスト選外佳作
- 『誰がための記憶』 著/西奥隆起 - 遺跡掃除屋1
- 『幻の女』 著/清松みゆき - "赤い鎧"I
- 『虹の舞う海に』 編/安田均 ISBN 4-8291-2712-0 - テーマ「ライバル」
- 『祝福されざる聖杯に』 著/水野良 - 羽根頭冒険譚5
- 『虹の舞う海に』 著/白井英
- 『野獣死すべし』 著/清松みゆき - "赤い鎧"II
- 『死者は弁明せず』 編/安田均 ISBN 4-8291-2753-8
- 『空と君の間には』 著/北沢慶
- 『地の底に響く風の唄』 著/友野詳
- 『楽園の泉』 著/高井信
- 『死者は弁明せず』 著/山本弘
- 『バブリーズ・リターン』 編/安田均 ISBN 4-8291-2913-1 - リプレイ第三部短編集
- 『尻っぽのともだち』 著/小川直人
- 『振り向けばハッピネス』 著/柘植めぐみ
- 『鮫の子は鮫』 著/川人忠明
- 『バブリーズ・リターン』 著/清松みゆき
- 『ゴーレムは証言せず』 編/安田均 ISBN 4-8291-1303-0 - テーマ「コマンドワード」
- 『お嬢様の冒険』 著/川人忠明
- 『死者の回廊』 著/三田誠
- 『誰がための気力』 著/西奥隆起 - 遺跡掃除屋2
- 『ゴーレムは証言せず』 著/山本弘 - 『死者は弁明せず』続編
- 『許されし偽り』 編/安田均 ISBN 4-8291-1343-7 - テーマ「異種族」
- 『許されし偽り』 著/北沢慶
- 『狙われた相続人』 著/高井信 - デュダ短編
- 『日だまりの絵画』 著/小川楽善
- 『不自然な死』 著/清松みゆき - "赤い鎧"III
- 『集え!へっぽこ冒険者たち』 編/安田均 ISBN 4-8291-1443-6 - ヘッポコーズ短編集1
- 『神官戦士の憂鬱』 著/江川晃
- 『幸せにいたる道』 著/秋田みやび
- 『グレートソードは筋肉娘の夢を見るか』 著/北沢慶
- 『ノリスは踊る』 著/西奥隆起
- 『ゆく人くる人』 著/清松みゆき
- 『冒険の夜に翔べ!』 編/安田均 ISBN 4-8291-1535-1 - テーマ「冒険者」
- 『季節を巡るたびごとに』 著/秋田みやび
- 『我ら<不屈のものたち>!』 著/川人忠明
- 『廃都に埋もれし孤影』 著/小川楽善
- 『冒険の夜に翔べ!』 著/友野詳
- 『踊れ!へっぽこ大祭典』 編/安田均 ISBN 4-8291-1586-6 - ヘッポコーズ短編集2
- 『10%の偽情報 - バスの遍歴』 著/清松みゆき
- 『恋人はさんざん苦労す - エキューの事情』 著/柘植めぐみ
- 『ファリス様がみてる!? - ヒースの思い出』 著/北沢慶
- 『シャーマン・イン・ザ・ダーク - マウナの真実』 著/篠谷志乃
- 『友という名のもとに - イリーナの涙』 著/秋田みやび
- 『狙われたヘッポコーズ』 編/安田均 ISBN 4-8291-1627-7 - テーマ「職業・役割」
- 『愛があれば大丈夫 - 神官を導く』 著/藤澤さなえ
- 『ギルドの掟 - 盗賊を縛る』 著/秋口ぎぐる
- 『ひとひらの歴史 - 魔術師を誘う』 著/秋田みやび - 『季節を巡るたびごとに』前日譚
- 『狙われたヘッポコーズ - 冒険者を脅かす』 著/篠谷志乃 - ヘッポコーズ短編
- 『へっぽこ冒険者とイオドの宝』 編/安田均 ISBN 4-8291-1690-0 - 人気パーティ・リレー短編
- 『奪うことあたわぬ宝』 著/山本弘 - 『サーラの冒険』外伝
- 『へっぽこ冒険者とイオドの宝』 著/篠谷志乃 - ヘッポコーズ短編
- 『ボックス・ポックス』 著/藤澤さなえ - ぺらぺらーず短編
- 『毒を食らわば』 著/清松みゆき - "赤い鎧"IV
- 『へっぽこ冒険者と緑の蔭』 編/安田均 ISBN 4-8291-1737-0 - テーマ「中原」
- 『レイニー・メモリー ロマールの裏が牙剥く』 著/藤澤さなえ - ぺらぺらーず短編
- 『"黄金の車輪" - ファンドリアの闇が呑み込む』 著/川人忠明 - 『ダークエルフの口づけ』前史
- 『夢見し黄金色 - オーファンの光が導く』 著/篠谷志乃
- 『へっぽこ冒険者と緑の蔭 - ラムリアースの森が微笑む』 著/秋田みやび - ヘッポコーズ短編
- 『ぺらぺらーず漫遊記』 編/安田均 ISBN 4-8291-1790-7 - ぺらぺらーず短編集1
- 『クリティカル・クリミナル』 著/北沢慶
- 『グルービー・ベイビー』 著/藤澤さなえ
- 『パン・マン』 著/清松みゆき
- 『ぺらぺらーず漫遊記 乙女の巻』 著/藤澤さなえ ISBN 4-8291-1874-1 - ぺらぺらーず短編集2
- 『マーマン・ロマン』
- 『セルフィッシュ・ウィッシュ』
- 『バッド・レッド』
- 『ライアー・ラヴァー』
[編集] その他
- ソード・ワールドRPGアドベンチャー 著:山本弘・グループSNE / イラスト:田中久仁彦
- 『月刊ドラゴンマガジン』読者参加企画。読者の応募した様々なアイデアを組み合わせて小説化した作品
- 『ベルダイン熱狂!』 ISBN 4-8291-4284-7
- 『アルバトロス追撃!』 ISBN 4-8291-4303-7
- 『タイデル騒乱!』 ISBN 4-8291-4315-0
- 『プロミジー急転!』 ISBN 4-8291-4325-8
- 『ナイトブレイカーズ爆発!』 ISBN 4-8291-4333-9
- 西部諸国シアター 著/山本弘・グループSNE
- 読者参加企画第二弾。応募をストーリーのみに限定し、一話完結の短編小説としてまとめたもの。
- 『帰ってきたドラゴン』 ISBN 4-8291-4346-0
- 『熱血爆風!プリンセス』 ISBN 4-8291-4350-9
- 『鏡の国の戦争』 ISBN 4-8291-4351-7
- 様々なファンタジーのゲームや小説を例に装備・道具を種類別に解説したカタログ。それに併せてレイドの傭兵からロマールの剣奴を経て冒険者となるソードマスター・ルーファスの物語が描かれている。
[編集] コンピュータゲーム作品
- T&E SOFTより
- ソードワールドPC
- ソードワールドSFC
- ソードワールドSFC2 いにしえの巨人伝説
- G-modeより
- ソード・ワールドmobile
[編集] 関連作品
[編集] 脚注
- ↑ この選択について、2006年8月に催されたジャパン・ゲーム・コンベンション (JGC) 2006内のイベント「ソード・ワールドトークショー」にて清松みゆき自身と水野良によって昭和末期の開発当時、ドラゴンマガジン発刊初期のエピソードなどを回顧する中で由来が語られた。もっともトークショーでの発言であり話題として語られた可能性も捨てきれず、正確な由来は分からない。いずれにせよ、この選択がソードワールドが広く普及する大きな要因となったことは否定できない。
- ↑ なお、世界設定をパロディ化した作品として友野詳の『ファイブリア』シリーズ(『コクーン・ワールド』『ティルト・ワールド』『アビス・ワールド』シリーズほか。角川スニーカー文庫刊。後、汎用TRPG『ガープス』のサプリメントとして発売)がある。
- ↑ 同様のシステムを使用したものとして、『ドラゴンハーフRPG』、『スクラップド・プリンセスRPG』がある。なお、ドラゴンハーフRPGのレーティング表の打撃力50以上の箇所は1990年代前半において、ソード・ワールドのQ&Aコーナーで『打撃力50を越えるダメージはどうやって算出するのか?』という質問の答えとして『これを使ってください』という回答がなされたことがあり、一時期ソードワールドの補完ツール的に使用されたことがある。
- ↑ 第1作第1話『呪われた地下神殿』(単行本『盗賊たちの狂詩曲(ラプソディ)』収録時に『冒険者たちの序曲(プレリュード)』に改題)の掲載は、『月刊ドラゴンマガジン』1988年11月号である。
- ↑ 余談として、SFRPG『トラベラー』には地域名として「ソードワールズ連合」というものがあり、製作者が意識していた可能性がある。このほか、本作の通貨の単位『ガメル』はドラゴンマガジンの読者参加企画において通貨代わりのポイントの名称としても使用され、紙幣を模したカードが付録としてつくなどしており、読者に広く認知されている。
- ↑ この表の作成では、ボードゲーム『バトルテック』のミサイル命中本数決定表にヒントを得たという(清松みゆき『バトルテックがよくわかる本』参照)。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: ゲーム関連のスタブ記事 | ソード・ワールドRPG | テーブルトークRPG | 富士見書房