サンタフェ (ニューメキシコ州)
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サンタフェ(Santa Fe)は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州北部に位置する同州の州都。人口は62,203人(2000年国勢調査)。 1607年に創設された長い歴史を持つ古都で、アメリカ合衆国に現存する都市としてはフロリダ州セントオーガスティン(1565年創設)に次いで古い。アメリカの宝石と呼ばれ、歴史的な街並みや建築物を残し、独自の食文化を持つ観光都市として栄えている。また、同市は芸術家が多く住み、美術品にあふれ、音楽祭が開かれる、芸術の町としても知られている。
市名はスペイン語で「聖なる信仰」という意味である。正式な名称はLa Villa Real de la Santa Fe de San Francisco de Asisといい、これは日本語では「アッシジのフランチェスコの聖なる信仰に忠実な都市」という意味になる。
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[編集] 歴史
[編集] スペイン領・メキシコ領時代
1598年、この一帯にはスペイン領アメリカのヌエボ・メヒコ(Nuevo Mexico)が創設された。サンタフェはその主都として1607年に建設され、入植が始まった。都市を建設した第3代総督、ドン・ペドロ・デ・ペラルタ(Don Pedro de Peralta)は、この都市を「アッシジのフランチェスコの聖なる信仰に忠実な都市」という意味のスペイン語である、La Villa Real de la Santa Fe de San Francisco de Asisと名付けた。1610年には総督邸(Palace of the Governors)が完成し、正式にヌエボ・メヒコの主都となった。
1680-92年の間は、この地域一帯のネイティブ・アメリカンであるプエブロ族がスペイン人入植者たちを追い出して住んでいた。後に再びスペインがこの地を占領すると、サンタフェは1810年までヌエボ・メヒコの主都として栄えた。同年に勃発したメキシコ独立戦争が1824年に終わると、サンタェは新生メキシコの憲法によって、メキシコ領ヌエボ・メヒコの州都、サンタフェ・デ・ヌエボ・メヒコ(Santa Fe de Nuevo Mexico)となった。
[編集] ニューメキシコ州都へ
1841年、テキサス共和国はサンタフェ・トレイルの支配権を確立すべく、オースティンから小軍隊と隊商を出発させた。サンタフェ出征として知られるこの遠征は準備不足が災いし、すぐにメキシコ軍に追いやられてしまった。1846年には、アメリカ合衆国がメキシコと戦争をした(米墨戦争)。その2年後にはアメリカ合衆国はこの一帯を正式に獲得し、ニューメキシコ準州とした。
アメリカ合衆国領になってからもサンタフェには激動の歴史が続いた。1851年には、ジーン・バプティスト・ラミー大司教(Jean Baptiste Lamy)がサンタフェに到着し、聖フランシス大聖堂(Saint Francis Cathedral)の建設を始めた。1863年、南北戦争の最中に市は南部連合に短期間占拠されるものの、すぐに連邦が取り返した。
1880年にはカンザス州アッチソン(Atchison)とサンタフェを結ぶサンタフェ鉄道が開通した。鉄道の開通と電報の発明により、サンタフェとニューメキシコ準州は産業革命を迎えた。開通当初は、サンタフェは鉄道をさらに西進させるにあたって重要な拠点になる予定であった。しかし、ニューメキシコ準州内の建設が進むうちに、技術者たちはサンタフェを取り囲むサングレ・デ・クリスト山地(Sangre de Cristo Mountains)に鉄道を通すのは現実的ではないと判断し、市の南のラミー(Lamy)に駅を置き、そこを西進への拠点とした。しかし、アルバカーキまで、そしてさらに西へと鉄道が通じると、サンタフェの町は次第に寂れ、経済的な地位は低下していった。
サンタフェに初めて飛んだ航空機はライト兄弟の弟子であったローズ・ドゥーガン(Rose Dugan)の操縦によるものであった。この飛行機にはプロイセンの貴族の家系の出であるベラ・フォン・ブルーメンタル(Vera von Blumenthal)が搭乗していた。この両名はプエブロ族の伝統的な陶器に着目し、1922年にサンタフェ・インディアン・トレード・フェア(Santa Fe Indian Trade Fair)開催へとこぎつけた。両名のこうした活動により、プエブロ族の陶器は世界中に知れ渡るようになった。
1912年、ニューメキシコ州は連邦の47番目の州に昇格し、サンタフェは同州の州都となった。
[編集] サンタフェ・スタイル
[編集] 建築
サンタフェは「インディアス法」(Laws of the Indies)と呼ばれる都市計画のルールのもとに建設された。このルールは1573年にスペイン国王フェリペ2世によって確立され、法制化されたものである。このルールに基づいた都市建設の原則は、プラザ(広場)を中心として都市に必要な建物を建設していく、というものである。サンタフェでは、プラザの北隣には総督邸が、東隣には後に聖フランシス大聖堂となる教会が建設された。また、もう1つの原則は、都市の通りは中心のプラザから放射状に延びる、というものである。最初は狭い通りが多く、裏通りもあったが、次第に都市と周辺の農村部とをつなぐ道へと発展していった。
サンタフェは19世紀中に発展を遂げていくにつれて、それぞれの時代の様式を反映していっ。しかし、1912年にニューメキシコが州に昇格すると、サンタフェが「アメリカのどこにでもある街」になってしまうのではないかという危惧が生まれた。西進する鉄道敷設がサンタフェを避けて以来続いていた経済的な衰退もあって、市は観光振興の一環として、他に見られない独自のスタイルを確立しようとした。総督邸をはじめとする歴史的な建物を修復し、プエブロ族の建物にならって市内の建物の外観を日干しレンガ色に統一した。1930年頃になると、今度は白い壁や切妻屋根といった、植民地時代の様式にならった建物を建て始めた。こうして、サンタフェは独特な景観を持つ街になっていった。
1958年の条例では、建物の新築・改築の際には(特に歴史地区内においては)、スペイン植民地時代の様式、またはプエブロ族の様式を踏襲するように定めた。しかし、新しい建物の多くは外観こそスペイン風の白壁やプエブロ族の日干しレンガ風であるものの、木材やコンクリートといったよくある建築材を用い、外観に漆喰細工を施したものが多い。地元住民は、このような建物をfake adobe(にせ日干しレンガ)と呼んでいる。
[編集] 料理
アメリカ南西部料理としては、テキサス州のテクス・メクス料理ほど確立されてはいないが、料理の世界にもサンタフェ・スタイルが存在する。
ニューメキシコ料理とも言われるが、メキシコ料理と紛らわしい上に、よりエキゾチックでおしゃれである「サンタフェ風」という呼称が好まれる。一般的にテクス・メクスがアメリカ合衆国とメキシコのミックス料理を指すのに対し、サンタフェはメキシコ料理をベースにし、アメリカ、スペイン、ネイティブ・アメリカン各料理の要素が混じった融合料理である。
テクス・メクスとサンタフェは、はっきり線引きされているわけではない。両者にはメスキート・チップを使うバーベキュー、クミンやシラントロなどの香辛料、いんげん豆やトウモロコシとうもろこしなど、料理法や食材の共通点も多い。相違点を挙げるならば、チリ(唐辛子)・ライム・ニンニクを使った味付け、アドビ(日干しれんが)バーベキューの料理法、食卓にのせるサルサが英語で「チリソース」と呼ばれていること、などがサンタフェ風の特色である(注)。アメリカ合衆国内のレストランメニューやスナック菓子で「サンタフェ風」と命名されたものは、チリソース味、バーベキュー味、ライム味のどれか、またはこれらの風味の混合であることが多い。
しかし、唐辛子がサンタフェ料理の一番の特徴であることは、唐辛子がいんげん豆と並んでニューメキシコ州の「公式野菜」とされており、州の「公式質問」がRed or Green?(赤、それとも緑?)であることからも察せられる。赤は完熟、緑は早摘みの唐辛子を用いたソースのことで、レストランで注文をする際にどちらのソースを料理に添えるかウェイターがたずねる質問である。また、毎年9月下旬に市内で開催されるサンタフェ・ワインとチリ祭(Santa Fe Wine & Chile Fiesta)でも唐辛子に対する思い入れがうかがえる。
注)ニューメキシコ州の「チリソース」はメキシコ料理のサルサと大差ない(スペイン語では「サルサ」という名詞は「ソース」全般を意味する)。しかし、ニューメキシコ州の英語話者は州の伝統的な唐辛子ベースのソースを指すのに古くから「チリソース」あるいは単に「チリ」という名称を用いており、またアメリカ合衆国の他の地域で近年普及したテクス・メクス風の角切りのトマトやピーマン、唐辛子を煮込んだサルサとは味や食感が異なるため、同州においては両者は区別されていることが多い。
[編集] 地理
サンタフェは、北緯35度40分2秒西経105度57分52秒(35.667231, -105.964575)GR1に位置し、東京都区部とほぼ同緯度である。
アメリカ合衆国統計局によると、サンタフェ市は総面積96.9km²(37.4mi²)である。このうち96.7km²(37.3mi²)が陸地で0.2km²(0.1mi²)が水域である。総面積の0.21%が水域となっている。
サンタフェは全米の州都の中で最も高所に位置する。海抜2,000mを超え、州内のアルバカーキ(1,631m)や「マイルハイ(標高1マイル)」として知られるデンバー(1,603m)よりも高い。高所に位置する州都としては次のような例がある。
- サンタフェ - 海抜2,130m(6,989フィート)
- シャイアン(ワイオミング州) - 1,849m(6,067フィート)
- デンバー(コロラド州) - 1,603m(5,260フィート)
- カーソンシティ(ネバダ州) - 1,442m(4,730フィート)
- ソルトレイクシティ(ユタ州) - 1,300m(4,266フィート)
- ヘレナ(モンタナ州) - 1,247m(4,090フィート)
参考: City-Data.com 全米の高所に位置する都市(人口5,000人以上)Top100
[編集] 気候
内陸・高地にあり、1年を通じて乾燥しているサンタフェは気温の年較差・日較差がともに大きい。冬の最高気温は摂氏6度(華氏45度)ほどだが、最低気温は氷点下7度(華氏20度)まで下がる。夏の最高気温は摂氏30度(華氏86度)に達するが、最低気温は摂氏13度(華氏55度)まで下がって涼しくなり、日本のような熱帯夜にはならない。夏の降雨量は月間25-50mmで、冬の降雪量は月間12cmほどである。年間降水量は250mmほどである。ケッペンの気候区分では、BS(ステップ気候)に属する(注)。
(注)サンタフェの標高は海抜2,000mを超え、高山気候の成立要件を満たしているが、ケッペンは高山気候を区別していない。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
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平均最高気温(C) | 6.1 | 8.9 | 12.2 | 17.8 | 23.3 | 28.9 | 30.6 | 28.9 | 27.2 | 20.0 | 11.1 | 7.2 | 18.3 |
平均最低気温(C) | -7.2 | -5.6 | -3.3 | 1.1 | 6.7 | 11.7 | 14.4 | 13.3 | 10.0 | 3.9 | -4.4 | -7.2 | 2.7 |
降水量(mm) | 12.7 | 12.7 | 12.7 | 10.1 | 22.9 | 17.8 | 50.8 | 58.4 | 15.2 | 15.2 | 7.6 | 7.6 | 248.9 |
[編集] 観光
観光は政府部門に次いでサンタフェの経済を支えている重要な産業である。過ごしやすい快適な気候や、冬のスキー夏のハイキングなど野外活動の機会に恵まれ、治安が良く、歴史・芸術・文化の豊かなサンタフェは1年を通して多くの観光客を惹きつけている。
観光の中心となっているのはダウンタウンの歴史地区、特に総督邸に隣接するプラザ(Plaza)の周辺である。この地域には人気レストランが数多く立ち並び、有名シェフの料理を目当てに訪れる観光客も多い。ダウンタウンの南4kmほど、博物館・美術館が集中するミュージアム・ヒル(Museum Hill)や、アートギャラリーが並ぶキャニオン・ロード(Canyon Road)も観光の目玉となっている地域である。
サンタフェ観光のベストシーズンは9月中旬である。この時期になると、サングレ・デ・クリスト山地のアスペンが黄色く染まり、空が青く澄み渡る。また、毎年恒例の祭、フィエスタ(Fiesta)もこの時期である。この祭のハイライトは、「ゾゾブラ」(Zozobra)と呼ばれる、体長約15mにも及ぶ巨大な人形を燃やすときである。
サンタフェから日帰りで行き来できる近郊の見どころとしては、北へ約110kmに位置するタオス(Taos)、約50kmに位置する歴史的なバンデリア国指定モニュメント(Bandelier National Monument)が挙げられる。冬季のスキー場としては、市の北約25kmにスキー・サンタフェ(Ski Santa Fe)がある。ダウンタウンから北東約8kmには万波(Ten Thousand Waves)という純和風の温泉スパもある。
[編集] 主な建築物
以下に挙げるのは、サンタフェの見どころとなっている主な歴史的建築物およびランドマークである。
- ニューメキシコ州会議事堂 - 内部は美術館を兼ねている。
- 聖フランシス大聖堂
- ロレット礼拝堂 (Loretto Chapel)
- 総督邸 - 1610年建立。1909年以降は州の歴史博物館になっている。
- 聖ミゲルミッション (San Miguel Mission)
- アメリカ最古の家 (The Oldest House in America)
- グアダルーペ聖堂 (Santuario de Guadalupe)
[編集] 芸術と文化
サンタフェは文化の多様性を反映した芸術の町としても知られている。市やその周辺は自然景観や動植物など自然美に富んでいることから、ジョージア・オキーフをはじめとする多くの芸術家を惹きつけてきた。同市にはオキーフの名を冠し、彼女や協働したアーティスト、関連するテーマの作品を展示するジョージア・オキーフ美術館(Georgia O'Keeffe Museum)がある。同美術館に展示される彼女の作品群は2006年3月現在1,000点に達する。
市内には聖フランシス像をはじめ、カテリ・テカクウィサ(Kateri Tekakwitha)など、たくさんの聖人の像がある。また、聖フランシスは動物愛護でも知られることから、市内の至るところにカラス・牛・象・家畜などあらゆる動物の像がある。これらの像はバロックからポストモダンに至るまで、様々な様式で造られている。
サンタフェの芸術品市場はニューヨーク・ロサンゼルスに次ぐ全米第3の大きさで、ギャラリーや美術商の数は230を超える。キャニオン・ロードには、1マイルに及ぶ道筋にブティックやカフェと並んでアートギャラリーが軒を連ね、アメリカ芸術界の最先端を行く街となっている。これらのギャラリーは、サンタフェ発祥の実験芸術である現代サウスウェスタン芸術に加え、ロシア芸術、タオス・マスターズ芸術、さらにはネイティブ・アメリカンの芸術品をも展示し、取扱っている。
美術品の市場としては、7月にはサンタフェ国際アートマーケットやトラディッショナル・スパニッシュ・マーケットが、8月にはサンタフェ・インディアン・マーケットなどが開催されている。
サンタフェはオペラやコンサートでも知られている。サンタフェ・オペラ(Santa Fe Opera)は1957年にジョン・クロスビーによって設立され、毎年6月末から8月末まで連日、公演を行っている。全米で最も美しいと言われるオペラ劇場に世界的に有名なオペラ歌手を招いて行われるサンタフェ・オペラの質は極めて高く、特に人気歌手の公演のチケットは入手困難となっている。ほぼ同じ時期には、サンタフェ室内楽祭(Santa Fe Chamber Music Festival)も開かれる。同音楽祭の会場となっているレンジック・シアター(Lensic Theatre)は、開館当時は映画館であったが、現在では演劇・音楽コンサートなどに幅広く使われており、学会や国際会議が開催されることもある。レンジック・シアターはサンタフェ交響楽団(Santa Fe Symphony Orchestra & Chorus)やアスペン・サンタフェバレー団(Aspen Santa Fe Ballet)の本拠でもある。その他にもサンタフェには劇場が多く、演劇やミュージカルの上演も盛んに行われている。サンタフェ住民の芸術・文化への理解が高いこともあり、サンタフェには美術家だけでなく音楽家や小説家、舞台俳優やダンサーも多い。
[編集] 博物館・美術館
サンタフェの博物館・美術館群は質・量ともにニューメキシコ州内のみならず、世界的にもトップクラスであり、これらの多くはプラザ周辺およびミュージアム・ヒル地区に集中する。
- ジョージア・オキーフ美術館 - 前述。
- ニューメキシコ博物館(The Museum of New Mexico) - 外観はプエブロ族の様式を踏襲している。
- ファイン・アーツ美術館(Museum of Fine Arts) - サウスウェスタン芸術のコレクションを持つ。
- 国際民俗芸術博物館(Museum of International Folk Art) - 宝飾品から玩具に至るまで様々な工芸品を展示している。
- インディアン芸術文化博物館・人類学研究所(Museum of Indian Arts and Culture Laboratory of Anthropology) - ネイティブ・アメリカンの芸術作品や写真を展示している。
- ホイールライト・アメリカン・インディアン博物館(Wheelwright Museum of the American Indians) - ネイティブ・アメリカンの陶器を展示している。
- アメリカン・インディアン美術館(Institute of American Indian Arts Museum) - ネイティブ・アメリカンの芸術作品の中でも、政治的側面の強い作品を多く展示している。
- スペイン植民地美術館(Museum of Spanish Colonial Art) - スペイン植民地時代の芸術作品のコレクション。
- ネドラ・マテウチ美術館(Nedra Matteucci Galleries) - 19-20世紀のアメリカ美術のコレクション。
- サイト・サンタフェ(SITE Santa Fe) - 現代美術の展示や講習会を行っている。
- サンタフェ子供博物館(Santa Fe Children's Museum) - 物作りや科学体験のできる児童館。
[編集] 教育・研究機関
- カレッジ・オブ・サンタフェ(College of Santa Fe)
- セント・ジョンズ・カレッジ(St. John's College)
- サンタフェ・コミュニティ・カレッジ(Santa Fe Community College)
- サウスウェスタン・カレッジ(Southwestern College)
- インスティテュート・オブ・アメリカン・インディアン・アーツ(Institute of American Indian Arts)
- サウスウェスト・アキュパンクチャー・カレッジ(Southwet Acupuncture College)
- ニューメキシコ・アカデミー・オブ・マッサージ(New Mexico Accademy of Massage)
- サンタフェ・アート・インスティテュート(Santa Fe Art Institute)
- サンタフェ研究所(Santa Fe Institute) - 複雑系の研究で有名。ロスアラモス国立研究所が母体。
[編集] 交通
市の玄関口となっている空港は、市の南西約14kmに位置するサンタフェ市営空港である。デンバーへグレート・レイクス航空(Great Lakes Airline)の便があり、大手航空会社との共同運航によって全米からの航空機によるアクセスを可能にしている。しかし、便数が少ないため、アルバカーキ国際空港を利用する人が多い。
市の南を州間高速道路I-25が走っている。I-25はロッキー山脈の東麓を南北に走る高速道路である。アルバカーキは南西へ約100km、車で所要1時間ほどである。また、市の南にはグレイハウンドのバスターミナルもある(ダウンタウンからは5-6kmほど離れている)。
最寄のアムトラックの駅は南へ約30km離れたラミーにある。この駅にはロサンゼルスとシカゴを結ぶサウスウェスト・チーフ号が停車する。
市内の交通としては、サンタフェ・トレイルズ(Santa Fe Trails)が路線バスを運営し、ダウンタウンに9路線を走らせている。
[編集] 人口動勢
基礎データ
- 人口: 62,203人
- 世帯数: 27,569世帯
- 家族数: 14,969家族
- 人口密度: 643.4人/km²(1,666.1人/mi²)
- 住居数: 30,533軒
- 住居密度: 315.8軒/km²(817.8軒/mi²)
人種別人口構成
- 白人: 76.30%
- アフリカン・アメリカン: 0.66%
- ネイティブ・アメリカン: 2.21%
- アジア人: 1.27%
- 太平洋諸島系: 0.08%
- その他の人種: 15.29%
- 混血: 4.20%
- ヒスパニック・ラテン系: 47.82%
年齢別人口構成
- 18歳未満: 20.3%
- 18-24歳: 8.9%
- 25-44歳: 29.0%
- 45-64歳: 28.0%
- 65歳以上: 13.9%
- 年齢の中央値: 40歳
- 性比(女性100人あたりの男性の人口)
- 総人口: 91.7
- 18歳以上: 89.0
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 24.1%
- 結婚・同居している夫婦: 37.6%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 12.1%
- 非家族世帯: 45.7%
- 単身世帯: 36.4%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 10.2%
- 平均構成人数
- 世帯: 2.20人
- 家族: 2.90人
収入と家計
- 収入の中央値
- 世帯: 40,392米ドル
- 家族: 49,705米ドル
- 性別
- 男性: 32,373米ドル
- 女性: 27,431米ドル
- 人口1人あたり収入: 25,454米ドル
- 貧困線以下
- 対人口: 12.3%
- 対家族数: 9.5%
- 18歳未満: 17.2%
- 65歳以上: 9.2%
[編集] 友好姉妹都市
[編集] 日本とのかかわり
- サンタフェは、同市名を冠した宮沢りえの写真集(篠山紀信撮影)の舞台となったことでも知られている。1991年に発売されたこのヌード写真集は150万部のベストセラーとなり、社会現象にもなった。写真集の詳細についてはサンタフェ (写真集)を参照のこと。
- サンタフェには日本文化の交流会であるサンタフェ人(Santa Fe JIN)があり、祭りなどのイベントを催している。
[編集] 関連項目
- 国道66号線 (アメリカ合衆国) - いわゆるルート66
[編集] 参考文献
- en:Santa Fe, New Mexico 3/3/2006 19:52 (UTC)
- en:New Mexico 3/9/2006 04:50 (UTC)
[編集] 外部リンク
[編集] 公式
[編集] メディア
[編集] 歴史関連
[編集] 芸術・文化関連
- The Museum of New Mexico(英語版)
- High Mayhem Experimental Arts Collaborative(英語版)
- Georgia O'Keeffe Museum official site(英語版)
- Santa Fe Opera official site(英語版)
- Santa Fe Chamber Music Festival official site(英語版)
- Lensic Performing Arts Center official site(英語版)
- Santa Fe Symphony and Chorus (英語版)
- Aspen Santa Fe Ballet(英語版)
- Santa Fe Pro Musica official website(英語版)
- Santa Fe Museum's Guide(英語版)
[編集] その他
- City-Data.com - Santa Fe, New Mexico(英語版)
- Santa Fe Travel Tourism & Relocation Directory(英語版)
- Santa Fe Tourist Site & Local Articles(英語版)
- Santa Fe Wine And Chile Fiesta (英語版)
- Ski Santa Fe(英語版)
[編集] 地図
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