SAMURAI 7
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『SAMURAI 7』(さむらいせぶん)は、日本のテレビアニメである。
本作は黒澤明監督作品『七人の侍』(1954年公開)から50周年を記念して2004年に制作されたGONZOによるフルデジタル・アニメーションで、最初からハイビジョン・フォーマット、5.1chドルビー・サラウンドで制作されている。全26話。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
人類は数々の大戦を経て、機械化文明と農耕文明が入り混じった混沌とした時代にあった。大戦が終了してしばらく後の事、コメの刈り取りの時期に現れては村を襲い、コメを略奪する野伏せり(のぶせり)を撃退すべく、神無(かんな)村は密かにサムライを雇う事を計画する。村の水分り(みくまり)の巫女であるキララは自ら願い出てサムライを探しに、都の虹雅渓(こうがきょう)へ出る。
[編集] 概要
時代を未来に設定し、巨大な機械のサムライ同士が戦う戦場に、剣を頼りに闘う長髪にピアス、コートを着けたサムライを配し、そこに中国南部の少数民族のような装束の農民と平安時代の貴族の様な商人を配している。これらのデザインは草彅琢仁が担当した。
音楽は和田薫と、和太鼓奏者である林英哲の手によるもの。和田薫は元々オリジナル邦楽曲を発表しており、それらの演奏に林英哲も参加していた。
[編集] 登場人物
[編集] サムライ
- カンベエ(声優:寺杣昌紀)
- サムライ達のリーダー格で多くの戦場をめぐった経験から、文武両道に長けた人望あるサムライ。ただし参加した戦は負け戦ばかりである。紅蜘蛛や雷電といった機械のサムライを刀で倒す事ができる。また、第21話より処刑台から髪飾りによって脱出を図るなど、手先も器用であると考えられる。
- キララの想いには薄々感づいてはいたようだが、あえて彼女の想いに答えることはしなかった。都を倒しカツシロウに刀を渡した後、シチロージと共にカンナ村を後にした。都に勝利はしたが、この戦も彼曰く「負け戦」であったらしい。
- カツシロウ(声優:朴璐美)
- 高名な武家を抜け出してきた武者修業中の若サムライ。偶然に出会ったカンベエに感服して弟子入りを願い出る。全体的に能力は高いが、実践経験が皆無である上、甘い性格のため戦闘ではほとんど役に立たない。次第にキララに惹かれていく。
- カンナ村の防衛を通して大きく成長したが、その後一時的にカンベエと対立して離脱し、一人でカンナ村防衛の指揮をとった。だがその後都に潜入し、カンベエの元へ戻る。だがその際カンベエを救う為に半錯乱状態に陥りながらも銃を発砲したところ、梟の後ろにいたキュウゾウすらも殺害してしまう。
- 最後はカンベエから刀を貰い受け、単身で旅に出る。カンベエの元へ戻りはしたが、彼が本当にカンベエの言葉、思想を理解していたのかどうかはいまいち微妙なところである。
- キクチヨ(声優:コング桑田)
- 農民出身者の機械のサムライ。身の丈は普通の人間より一回り大きい。ちなみに原作では主人公。
- 剣の腕はいまいちだが、豪腕に物を言わせて大刀を振るう。また、改造手術を受け機械の身体になったので非常に頑丈で、首と体が離れても問題なく行動できる。豪放で猪突猛進な性格のトラブルメーカー。ぶっきらぼうだが暖かい心を持つ。コマチと相性が良い。また、面倒見がよくカンナ村の子供たちからも慕われている。棘饅頭(おそらくドリアンの様な物で強烈な悪臭を放つ果実)が好物。
- 農民時代は速刈りのタゴ…と呼ばれていたらしい。
- 第24話にて、必ず戦から生きて帰ってくるとコマチと約束する。その約束の印として彼女に侍の証である(拾った)家系図を預けた。すると、彼女から将来婿になって欲しいと驚きの告白をされる。彼は涙を流して彼女の告白を喜んだ。
- 第26話にて、ウキョウを追い詰め斬ろうとするも失敗し、錯乱状態に陥った彼の銃による攻撃で負傷。機能停止をしたかに思われたが立ち上がり、カンベエを撃とうとする彼を道連れに都から落下する。大八車に乗ったコマチ達に助けられたが、錯乱状態になったウキョウがキララを襲おうと雷電と共に襲来。皆を守るためウキョウを殴り飛ばし、襲ってくるライデンを片腕で斬り撃破した。その後、満身創痍のまま、単身で斬艦刀を用いて都の神無村衝突を止めようとし奮戦。止める事は出来なかったものの、村の方向からずらす事に成功し、村には何の被害も無かった。コマチが約束の預かっていた家系図を返そうとやって来るが、そこには地面に突き刺さったキクチヨの両足しかなく、彼が一歩も退かずに死亡した事を物語っていた。ゴロベエと同様に亡骸は神無村に葬られた。
- ゴロベエ(声優:稲田徹)
- カンベエが腕を見込んだサムライ。大戦後は大道芸で生計を立てていたためで能弁。見切りの達人で、弓や弾丸などをいとも簡単によける。生きるか死ぬかの命の賭け合いが好きで戦闘中に昇天することもしばしば。褐色で白髪。顔に傷がある。口癖は「ご冗談を」。旧大戦ではカンベエとは敵対していたが、二人はそのことを知らない。
- 第16話においてシュウサイの放った鉄砲を一度は見きって交わしたが、近くに着弾した二発目の爆発に巻き込まれ、致命傷を受け戦死。最期にリキチと一緒に再び旅に出れなくなった事を悔やんでいた。「命、買い受けた。」と言うカンベエに対し、「ご冗…談を…」と言い返し逝った。最終的に亡骸は神無村に葬られた。
- シチロージ(声優:草野徹)
- カンベエの副官として常に戦場にあったサムライ。第一話冒頭、二人が乗る戦闘艇(斬艦刀)には彼の彫った「イツモフタリデ」という文字が書かれている。左手は義手でワイヤーが仕込まれている。基本的には槍術が得意だがいろいろな武器を使いこなす事ができる。大戦中、カンベエと長年苦楽を共にしてきた事から、カンベエが"古女房"と例えた。
- 敗色が濃くなった大戦末期、脱出ポッドごと川を流されている所をユキノに拾われ恋仲の関係になる。大戦後はユキノの蛍屋で太鼓持ちをしていたため、郭(くるわ)言葉が身に付いている。川を流れて来た事から、ヘイハチに桃太郎のようだと言われ、コマチにつけられたあだ名はモモタロウ。
- 都との最終決戦でカンベエ、カツシロウとともに生き残り、暫くは村に留まっていたが、カンベエとともに村を発った。おそらく蛍屋のユキノのもとへ帰ったのだと思われる。
- キュウゾウ(声優:三木眞一郎)
- アヤマロの護衛に雇われていた二刀流の使い手。カンベエと切り結ぶが決着がつかず、神無村の一件が片付くまで勝負はお預けに。その後アヤマロ一味を出奔し、カンベエ一行に合流する。カンベエを凌ぐほどの剣の達人。無口で冷静沈着である。ヒョーゴとは大戦中同じ部隊だった。
- 第25話でカンベエが梟に斬られそうになったのを助けようとしたところ、カツシロウが敵の銃で梟を撃ち、貫通した弾を受け死亡。死ぬ間際に、勝負を誓っていたカンベエに「村で…待つ…」と言う言葉を残した。都を破った後、神無村に墓が建てられた。
- ヘイハチ(声優:犬飼淳治)
- カンベエが見こんだ二人目のサムライ。常に笑顔であるが怒ると恐い。小説、アニメ共々過去は「仲間を死に追いやった」ことに対する罪の意識を抱えている。小説ではいつも笑顔でいる理由は対戦中上官のお嬢さんにそう言われたから。刀に付けているてるてる坊主も彼女から貰い受けたものである。
- 大戦中は手先が器用なことから工兵だったため人を斬った経験はないが、剣の腕は確か。米マニアで白米の味で産地や水質を当てる事ができる。
- 第25話で都の天守閣を切り離すため爆弾を仕掛けるが、梟によって撃たれ負傷し、その後雷電の斬艦刀にはさまれ自ら起爆スイッチを押し自爆した。そして「米が喰いたぁ~い!」と叫びながら都の主機関と共に墜落して逝った。都を破った後、神無村に墓が建てられた。
[編集] 神無村
- キララ(声優:折笠富美子)
- 神無村の「水分りの巫女」。水脈を占う事ができる。サムライを雇いに町に出る。芯がしっかりしていて礼儀正しい。神無村の者達はキララがカツシロウに好意を抱いていると思っているが、その後のオカラの発言や最終決戦前のキララの言動等などから恐らくカンベエに好意を抱いていたと思われる。
- 都が倒された後、明確な理由の描写はされてないが水分りの水晶をコマチに譲った(しかし物語の流れから察することはできる)。
- 自身の想いは吹っ切ったのか、村を去っていくカンベエに何も言わずに見送った。
- コマチ(声優:斎藤千和)
- キララの妹。町見たさにキララについてきた。「~です」という語尾が特徴。キクチヨを気に入って子分にする。キクチヨに淡い好意も抱いている様子。
- リキチ(声優:西前忠久)
- キララ達の護衛役として町へ行く農民の一人。農民であったため剣の心得はなく、護衛役なのにあまり役に立っていない。
- 妻・サナエを野伏せりに攫われているが、カンベエ達によって救出される。サナエの心が天主に向いていたため一時は精神的にかなり落ち込んでいたが、ミズキの言葉により立ち直る。
- 都が倒された後は、サナエとの仲も元に戻ったようだ。
- ギサク(声優:西川幾雄)
- 村の長老で、野伏せり対策にサムライを雇う事を発案する。
- 最後、村を去るカンベエとシチロージを見送った。
[編集] アヤマロ一味
- アヤマロ(声優:佐々木誠二)
- 虹雅渓の差配(支配者)だったが、勅使殺害の責を取らされ解任される。一代で財をなした商人。
- 式杜人(しきもりびと)から蓄電筒(ちくでんとう)を手に入れる為、その対価の米を、野伏せりと結託して農村より略奪している。
- ウキョウが天主になった後は、彼の情けで都の御蔵番吟味方(おくらばんぎんみがた/米の在庫管理・出納係の様なもの)の地位に納まっていた。しかし、キクチヨ達の都進入の混乱の中、テッサイの勧めで逃亡する。
- その後、ウキョウの放った刺客に殺されかけるもキュウゾウに助けられ、一時期は蛍屋で下働きをしていた。
- 都が倒された後は、式杜人と共に復興作業をしている様だ。
- ウキョウ(声優:子安武人)
- アヤマロの道楽息子。町で見かけたキララにご執心。機械のサムライに異常なまでの嫌悪感と恐怖心がある。
- 父の失脚後、虹雅渓の差配に収まるが、都に上った際、天主(アマヌシ)の49番目の複製として、農民の女を母体に創られ、「スエキチ」として育ち、整形した後、色街で暮らしていた。この過去はウキョウ自身捨てたい過去であり、手術をした医者、それを知る者を殺させた。
- 次期天主の資質を問われる為の、三日三晩・失敗したら死が待つコトトイの儀と言う過酷な問答を見事クリアした。その後、天主の側に仕えその何たるかを学ぶ筈であったが、自ら天主を手に掛け、謀略により強引に新天主に収まる。
- 天主になった後は、職の無い侍にの農村の警護役の職を与えたり、町民に米を施すなどの独自のやり方で、着々と人心を得ていった。しかし、裏では野伏せり達に今まで以上に農村より米を略奪しろと命令していた。実はこれらは、昔自分を苦しめた野伏せりへの復讐で、野伏せりが侍達の手で倒される事が狙いだった。
- 人身を得ていった後は、野伏せりを倒した事で強くなった神無村を倒そうと、他の農村への挨拶回りついでに都を神無村に進ませた。しかし村からはカツシロウが、そして後方からはカンベエ達が都に攻め込んできた。
- 第26話にて、ヘイハチの自爆で制御が利かなくなり神無村へ衝突する都から脱出しようとするが、脱出用の御座舟はカンベエに壊されており失敗する。待ち伏せしていたシチロージにより警護の梟が斬られ、カツシロウに斬られそうになるが横にいた差配頭筆頭を盾にし防いだ。しかしキクチヨに追い詰められてしまい、斬られそうになるが都が岩に衝突、その隙に銃を取ると彼を撃ち行動不能にし、倒れた体に今までの自分の人生への恨み言を吐きながら銃で殴り続けた。梟が救援に来ると再び脱出を試みるが、裏口にはカンベエが既に待ち伏せしており、彼を必死に説得しようとするも問答無用で斬られる。死亡したかのように思われたが、錯乱状態になりながらもまだ生きており、カンベエを射殺しようとする。だが再起動したキクチヨに阻まれ、彼と共に都から落下する。ライデンに助けられるも錯乱状態になった彼にはキララしか見えておらず、彼女を襲おうとするが同じく助けられていたキクチヨに殴り飛ばされる。その後、暴走する都と共に崖下に「キララく~ん」と言いながら落下し、死亡した。
- テッサイ(声優:池水通洋)
- アヤマロの腹心でウキョウのお守り役。失脚したアヤマロに見切りをつけ、新天主に就任したウキョウの側に仕える。内心ウキョウのやり方をこころよく思っていなかったが、一度仕えた主君には最後まで仕えるのが武士(もののふ)の道として最後まで仕えていた。
- 第25話の都でのカンベエ達との会話から、かつては侍だったことが判明する。都から逃げようとするウキョウの影武者(ウキョウ以外の先代天主の複製)3名を斬り、侵入して来たカンベエ達を長ドスを持ち迎え撃った。キクチヨの右腕を一瞬で斬り飛ばし、シチロージを羽交い絞めにするも、斬艦刀に乗り進入して来たキュウゾウに刺され死亡した。
- ヒョーゴ(声優:草尾毅)
- アヤマロの護衛でキュウゾウの同僚。剣は片手で用いる。銃を与えられてからは剣は使用していない。
- 第9話において、離反したキュウゾウを説得しようとしたが失敗、抹殺しようとしたが返り討ちにあい死亡した。
[編集] 機械のサムライ
メカニックデザインが小林誠だからであろうか、機動戦士ガンダムシリーズに登場する機体に類似したデザインが多い。
- 雷電(ライデン)
- 紅蜘蛛(ベニグモ)
- 赤いボディで背部に左右6つのポッドがある。胸部の形状から機動戦士Zガンダムに登場するジ・Oの様な野伏せり。
- 雷電と共にウキョウに魂を抜かれる。
- 跳兎跳(トビト)
- 平時は卵型の状態で飛行しながら偵察等をするが、戦闘時は2体に分離して人型となる。人型のデザインは機動戦士Zガンダムに登場するバウンド・ドックの様な野伏せり。
- 梟(ミミズク)
- 人間サイズで忍装束。頭部には一対の突起があり、その姿が恰もミミズクの様である。刀や弓などを使用したり、ハヤガメに乗って戦うなどバリエーションが豊富である。
- シュウサイ(声優:木村雅史)
- 紅蜘蛛の改造型で神無村襲撃の指揮官。6連装の鉄砲を装備している。部隊を失った後も最後までカンベエ達と戦った。
- ゴロベエを倒すも、最終的にカンベエによって倒された。
- コバヤカワ タノモ(声優:巻島直樹)
- 野伏せり衆の頭目。形は細部が異なる白い紅蜘蛛である。ウキョウの考えを知り、ウキョウに立ち向かおうとするが都の主砲に打ち抜かれる。
[編集] その他
- マサムネ(声優:西村知道)
- 追われるカンベエ一行を匿い、逃亡にも手助けする老刀鍛冶。キクチヨとは面識が有り、何度も彼の修理している。
- ユキノ(声優:高橋理恵子)
- 遊興娯楽の宿場街癒しの里にある、料亭蛍屋の女将。シチロージと恋仲。
- 式杜人(声優:巻島直樹)
- 禁足地と言われる地下洞窟に住む謎の集団。
- そこで栽培する植物(?)の樹液しか口にしないが、その植物の肥料として米が撒かれている。また、野伏せりに村を焼かれた農民を住まわせ、栽培に掛かる労働力としている。その米は、蓄電筒(ちくでんとう/バッテリーの様なもの?)を製造し、野伏せりが農村より略奪したものと交換(レートは米=蓄電筒の重さ)する事によって手に入れている。
- 都が倒された後、アヤマロと共に復興作業をしている様だ。
- サナエ(声優:浅川悠)
- リキチの妻。野伏せりにさらわれ都で暮らす内、天主の子(次期天主候補の複製)を宿す。
- 当初は天主の寵愛を自分が受けている間は、他の連れ去られて来た娘達には手が及ばないだろうと思い行動していたが、ストックホルム症候群になってしまい、今となっては天主を慕っている。
- 慕っていた天主の死に直面し、失意の余り身ごもっていた(天主の)子供が流れてしまった。
- 都を出てから徐々に回復し、都が倒された後には完全に治ったらしく、リキチとも元の様な仲に戻ったようだ。
- ホノカ(声優:渡辺久美子)
- 禁足地で式杜人の為に働く少女。野伏せりに村を焼かれ、家族を殺された。
- 妹を人質に取られている為、野伏せりと内通し、農民がサムライを雇った事やカンベエ一行の動向を洩らしてしまった。
- ミヅキ(声優:大沢千秋)
- ホノカの妹。都に連れ去られ、サナエの身の回りの世話をしていた。
- カンベエに助けられ、今は姉のホノカとともに禁足地に住んでいる。
- マンゾウ(声優:巻島直樹)
- 根っからの臆病者で、サムライ・野伏せり両方とも恐れている。
- カンベエの立てた計略に不満と恐怖を抱き、その他数名の村人と、自分達だけでも助かろうと、野伏せりに内通してしまう。
- ゲンゾウ(声優:大友龍三郎)
- 野伏せりの物見頭(ものみがしら)。神無村のマンゾウから情報を得る。それをカツシロウに目撃され交戦。最初はカツシロウを圧倒するが、本気になったカツシロウに切り殺された。
- オカラ(声優:田野恵)
- コマチの幼なじみ。シチロージに好意を持っている?
- モスケ(声優:室園丈裕)
- 神無村の民。
- 天主(アマヌシ)(声優:子安武人)
- 都(過去の大戦時の本丸)の支配者。生命維持装置内で生存し、自分の後継者の為の複製を作り続ける。
- ウキョウを次期天主として認めたが、その手に掛かり殺害される。
- ハヤガメ
- 二足で高速で走る謎の亀。移動手段として使われる。
[編集] スタッフ
- 原作:黒澤明『七人の侍』より
- 企画:小林孝雄、村濱章司
- 制作:高澤裕之、石川真一郎
- シリーズ構成:冨岡淳広
- キャラクターデザイン:草彅琢仁
- アニメーションキャラクターデザイン:橋本英樹
- メカニックデザイン:小林誠
- デザインワークス:森久司、田中雄一
- 美術デザイン:小林誠
- 美術監督:小倉宏昌
- 色彩設計:後藤恵子
- 撮影監督:吉岡宏夫
- 3Dディレクター:大野克尚
- 音楽:和田薫、林英哲
- 音響監督:鶴岡陽太
- 編集:肥田文
- アニメーション・プロデューサー:笠間寿高
- 副監督:三浦将則、大原実
- 演出協力:高橋良輔
- 監督:滝沢敏文
- プロデューサー:伊東大輔、猪股一彦、村濱章司
- アニメーション制作:GONZO
- 制作:国際メディア・コーポレーション、GDH
[編集] 主題歌
「UNLIMITED」は、元々あった楽曲を、SAMURAI7の為に相川七瀬自身が歌詞を書き下ろした。
NHK総合の放送分のみ
- オープニングテーマ『JUSTICE』
- 作詞:KOMU
- 作曲:STEVEN LEE&JOEY CARBONE&KOMU&YU
- 編曲:KOMU&YU
- 歌:Coming Century
- エンディングテーマ『虹結び』
- 作詞:Rin'
- 作曲:YUKIYOSHI
- 編曲:YUKIYOSHI
- 歌:Rin'
[編集] 放映リスト
日付はSKY PerfecTV!での放送日。一回に二話ずつ、隔週で放映。
- #01 第1話「斬る!」 2004年6月12日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:滝沢敏文 演出:黒田やすひろ 作画監督:橋本英樹
- #01 第2話「喰う!」 2004年6月12日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:滝沢敏文 演出:則座誠 作画監督:門上洋子
- #02 第3話「ご冗談を!」 2004年7月10日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:吉田徹 演出:吉田徹 作画監督:森下博光 メカ作督:吉田徹
- #02 第4話「参る!」 2004年7月10日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:東海林真一 演出:東出太 作画監督:中井準
- #03 第5話「お粗末!」 2004年7月24日(土) 放映
- 脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:小野学 演出:多田俊介 作画監督:入江健司
- #03 第6話「任せろ!」 2004年7月24日(土) 放映
- 脚本:高林久弥、冨岡淳広 絵コンテ:杉島邦久 演出:日下部光雄 作画監督:島袋美由紀 メカ作督:小林渉平
- #04 第7話「癒す!」 2004年8月14日(土) 放映
- 脚本:神山修一 絵コンテ:奥野浩行 演出:奥野浩行 作画監督:奥野浩行
- #04 第8話「怒る!」 2004年8月14日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:寺田和男 演出:小倉宏文 作画監督:川畑えるきん
- #05 第9話「真っ二つ!」 2004年8月28日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:吉田徹 演出:吉田徹 作画監督:森下博光、高橋成之 メカ作督:吉田徹
- #05 第10話「集う!」 2004年8月28日(土) 放映
- 脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:松尾慎、大原実 演出:岡崎幸男 作画監督:秋山由樹子
- #06 第11話「やって来た!」 2004年9月11日(土) 放映
- 脚本:神山修一 絵コンテ:多田俊介 演出:多田俊介 作画監督:入江健司
- #06 第12話「わめく!」 2004年9月11日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:井内秀治 演出:犬川犬夫 作画監督:橋本英樹、川添明
- #07 第13話「撃つ!」 2004年9月25日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:大原実 演出:新田義方 作画監督:丸籐広貴
- #07 第14話「暴れる!」 2004年9月25日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:東海林真一 演出:東出太 作画監督:中井準
- #08 第15話「ずぶ濡れ!」 2004年10月9日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:杉島邦久 演出:則座誠 作画監督:品貴孝二
- #08 第16話「死す!」 2004年10月9日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:寺田和男 演出:吉田徹 作画監督:アニメアール
- #09 第17話「刈る!」 2004年10月23日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:大原実 演出:奥野浩行 作画監督:奥野浩行
- #09 第18話「潜る!」 2004年10月23日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:奥野浩行、演出:奥野浩行 作画監督:奥野浩行
- #10 第19話「叛く!」 2004年11月13日(土) 放映
- 脚本:种山修一、冨岡淳広 絵コンテ:寺田和男 演出:藤本ジ朗 作画監督:海老源雅夫
- #10 第20話「着替える!」 2004年11月13日(土) 放映
- 脚本:高橋ナツコ、冨岡淳広 絵コンテ:井内秀治 演出:岡崎幸男 作画監督:鈴木信吾
- #11 第21話「たわけ!」 2004年11月27日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:小野学 演出:井草かほる 作画監督:福島豊明
- #11 第22話「ひっぱたく!」 2004年11月27日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:西森章 演出:嵯峨敏 作画監督:秋山由樹子
- #12 第23話「うそつき!」 2004年12月11日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:奥野浩行 演出:奥野浩行 作画監督:奥野浩行
- #12 第24話「契る!」 2004年12月11日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:井内秀治 演出:東出太 作画監督:海老源雅夫 作監補佐:深澤謙二
- #13 第25話「墮ちる!」 2004年12月25日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:吉田徹 演出:吉田徹 作画監督:谷口守泰、吉田徹、アニメアール
- #13 第26話「植える!」 2004年12月25日(土) 放映
- 脚本:冨岡淳広 絵コンテ:大原実 演出:黒田やすひろ 作画監督:橋本英樹、中井準、奥野浩行、秋山由樹子
[編集] 関連商品
[編集] ゲーム
アイディアファクトリーより発売。
- 「SAMURAI 7」(PS2用ソフト)2006年5月発売。アドベンチャーゲーム。
- 神無村出身の侍を目指す主人公イブキになって侍たちと共に神無村をノブセリたちから救うというストーリー。アニメではアキンド編もあるがゲームでは実質16話までである。それぞれの侍との親密度を上げ、エンディングを出すというもの。
[編集] CD
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズより発売。
- 「万華鏡/UNLIMITED」(相川七瀬) 2004年9月29日発売
- 「時空」(Rin') 2004年5月12日発売
- 「SAMURAI 7 O.S.T」(オリジナルサウンドトラック) 2006年4月26日発売
- 「グッデイ!!」(V6/Coming Century) 2006年6月14日発売
- 「Inland Sea」(Rin') 2006年8月30日発売
エイベックス イオより発売。
- 「SAMURAI 7」(イメージCD) 2004年9月29日発売
[編集] DVD
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントより発売。
- 第一巻 2004年9月29日(水)発売
- 第二巻 2004年10月27日(水)発売
- 第三巻 2004年11月26日(金)発売
- 第四巻 2004年12月22日(水)発売
- 第五巻 2005年1月26日(水)発売
- 第六巻 2005年2月23日(水)発売
- 第七巻 2005年3月25日(金)発売
- 第八巻 2005年4月22日(金)発売
- 第九巻 2005年5月25日(水)発売
- 第十巻 2005年6月22日(水)発売
- 第十一巻 2005年7月27日(水)発売
- 第十二巻 2005年8月24日(水)発売
- 第十三巻 2005年9月28日(水)発売
BEST版(廉価版)や、他にUMD版も発売している。すべて地上波放送の前に発売されているため、オープニングアニメ・エンディングアニメは地上波バージョンではない。
[編集] 小説
全7巻。ゴマブックスより刊行。アニメで脚本を手がけた冨岡淳広が執筆しているため、アニメとの違和感はない。ゴロベエの過去、ヘイハチの過去、ウキョウの過去などアニメでは流されていない部分が詳しく語られている。
アニメとは異なる所もあるが、「どちらが正しい」ということではなく、良い意味でそれぞれ独立したようなメディアであると捉えられている。
[編集] 放映
[編集] 日本国内
- SKY PerfecTV!のPPVで2004年6月12日から (放送終了)
- NHK BShiで2004年10月1日から (放送終了)
- NHK BS2で2005年8月8日から (放送終了)
- アニマックスで2005年10月4日から (放送終了)
- NHK 総合で2006年4月7日から (放送終了)