RJCカー・オブ・ザ・イヤー
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RJCカー・オブ・ザ・イヤー(アール・ジェイ・シー・カー・オブ・ザ・イヤー )は、1980年に始まる本家日本カー・オブ・ザ・イヤーに反発する形で生じた、日本におけるもう一つのカー・オブ・ザ・イヤー。第1回は1992年次(1991-1992年)。主催は日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)。
本家の方で決まった車が「偏った選考だ」という反発から生じた。この「偏り」は、「メーカーの接待づけ」ということもあるが、基本的には、選考者の違いだろう。本家の方は、レーサー上がりの自動車評論家が多く、運動性能を偏重した選考が多い。RJC版の方は、学歴の高い人や学者が多く、技術や独創性を重視することが多い。
普通に考えれば、双方の選考結果は一致していいはずなのだが、例年RJC版が先に公表されるので、本家日本カー・オブ・ザ・イヤーではこれと異なる結果をあえて取ろうという傾向が見られる。
過去の受賞車を比較してみると、RJC版の方では、普通の価格帯の乗用車が多い。本家の方では、非常に高価な高級車やスポーツカーが多い。2007年次(2006年秋に決定)は典型的で、RJC版の方は最も廉価である軽乗用車クラス(三菱・アイ)から選ばれ、本家の方は最も高価である超高級車クラス(レクサスLS460)から選ばれた。
[編集] 受賞車 (近年のみ)
- 2007年次 三菱・i(アイ)
- 2006年次 スズキ・スイフト
- 2005年次 日産・フーガ
- 2004年次 マツダ・RX-8
- 2003年次 マツダ・アテンザ
- 2002年次 ホンダ・フィット
- 2001年次 ホンダ・シビックフェリオ
- 2000年次 日産・セドリック/グロリア
- 1999年次 スバル・レガシィ/ランカスター
- 1998年次 トヨタ・プリウス
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