高麗航空
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高麗航空 | |
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飛行機画像 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 고려항공 |
漢字: | 高麗航空 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
コリョハンゴン |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語表記: | Air Koryo Korean Airways (Air Koryo) |
高麗航空 | |||
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IATA JS |
ICAO KOR |
コールサイン Air Koryo |
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設立 | 1955年 | ||
ハブ空港 | 平壌国際空港 | ||
w:Frequent flyer program | |||
会員ラウンジ | |||
同盟 | |||
保有機材数 | 20機 | ||
目的地 | 5都市 | ||
親会社 | |||
本拠地 | 朝鮮民主主義人民共和国平壌市 | ||
代表者 | (CEO) | ||
ウェブサイト | airkoryo.jpg |
高麗航空(こうらいこうくう、コリョこうくう)は、朝鮮民主主義人民共和国の航空会社。社会主義国ゆえ国営ではあるが、形式的には会社の形態をとっている。
便名の頭につく、航空会社をあらわすアルファベット2文字(IATA航空会社コード)は、高麗航空については「JS」が用いられる。これは、「朝鮮」を朝鮮語で読んだ「チョソン (Jo Sŏn)」のイニシャルに由来している。高麗航空がかつて「朝鮮民航 (Choson-Minhang, Korean Airways)」と呼ばれていたころの名残といえよう。
目次 |
[編集] 概説
1955年9月21日、朝鮮民航として設立。1993年、金日成によって高麗航空と名称を変更。
政治的、財政的な理由からボーイング社やエアバス社など最新鋭の機体を導入できないため、旧ソ連製のツポレフTu-154やイリューシンIl-62、ツポレフTu-134など、いずれも1960年代の旧式の機体で占められている。北朝鮮の首都平壌を中心に、中国の瀋陽・北京に週2往復、ロシアのウラジオストク・ハバロフスクに週2往復の定期便を運行している。また、韓国にも、ソウルをはじめ必要に応じてチャーター便が運行される。また、かつてはモスクワ・ソフィア(モスクワ経由)・ベルリン(モスクワ経由)・マカオ線で運行していた。以前から日曜日には全くフライトがなく、全保有機が本拠地の順安空港で1日中休んでいる。
2002年の釜山でのアジア大会および2003年の大邱でのユニバーシアードに来訪し話題となった北朝鮮の美女応援団の往来に際しても、高麗航空がチャーター便を運行し、彼女らの足を担った。日本にも、かつて、年に1~2回、名古屋飛行場と新潟空港にチャーター便が乗り入れ、在日朝鮮人の往来やマツタケの輸入、日本人観光客の輸送に活用されていたが、Tu-154が空港の騒音基準に適合しなくなったため、2002年以後は一度も乗り入れていない。
2005年8月26日フランス航空当局の安全強化措置により正式に、また、他の欧州連合(EU)においても「危ない航空会社」に指定され、フランス及びEU内の運航、航行禁止処置が取られている。
北京への往復便を週2回から3回に増やした。また、最近バンコク線の復活も確認されている。
[編集] コードデータ
- IATA航空会社コード:JS
- ICAO航空会社コード:KOR
- コールサイン:Air Koryo
[編集] 定期旅客航路
[編集] 国際定期路線
[編集] 国内定期路線
[編集] 保有機種
- アントノフ An-24B 2機
- アントノフ An-24RV 3機
- イリューシン Il-18-D 1機
- イリューシン Il-18-V 1機
- イリューシン Il-62M 4機
- イリューシン Il-76MD 3機
- ツポレフ Tu-134B 2機
- ツポレフ Tu-154B 3機
- ツポレフ Tu-154B-2 1機
運行可能な状態であるかは不明。
金正日専用機「216号」も所有していると思われる。(機種は不明だが、長距離飛行が可能)
[編集] 日本総代理店
- 株式会社中外旅行社