青森市営バス西部営業所
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西部営業所のデータ | |
バス事業者 | 青森市交通部 |
所在地 | 青森市大字新城字平岡30番地 |
定期券窓口営業時間 | 8:30~16:30(日曜休業) |
開所日 | 1962年11月1日 |
西部営業所(せいぶえいぎょうしょ)は、青森県青森市にある青森市営バスの営業所である。
東部営業所より歴史は浅いが、かつては浪岡、清水川(平内町)、酸ヶ湯、田代平までの中距離路線を受け持っていた。
なお、本稿では廃止された油川営業所、上磯営業所についても記載する。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 所管路線
[編集] 本線
- 東部営業所と共管(国道・新町・青柳・東バイパス経由のみ受け持ち)
[編集] 新城線
- 東部営業所と共管
- 石江経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~西上古川~西滝~石江~西高校前~新城駅前~天狗立~西部営業所
- 新町経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~新町二丁目~古川~西上古川~西滝~石江~西高校前~新城駅前~天狗立~西部営業所
- 緑ヶ丘団地経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~西上古川~西滝~石江~西高校前~新城駅前~緑ヶ丘団地~西部営業所
- 東バイパス経由:東部営業所~後萢通り~県立中央病院通り~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~西上古川~西滝~石江~西高校前~新城駅前~天狗立~西部営業所
- 急行バス(停車停留所表記):<西部営業所~緑ヶ丘団地~西滝間各停留所>~古川~市役所前~NTT青森支店前~堤橋~栄町二丁目~合浦公園前~<県立中央病院通り~県立中央病院前~原別~東部営業所間各停留所>
- この間にバスの本数が少なかった西部営業所(現・西部市民センター前)~戸門間の利便を図るため弘南バスが戸門線・雪印線を新設したため、市営バスも一部便を雪印工場前・戸門発着とした。
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- 1985年4月8日 - 新・西部営業所発着となる(雪印工場発着を統合)。
- 1997年4月1日 - 緑ヶ丘団地経由新設。また西部営業所発着の一部便を延長し、鶴ヶ丘苑線運行開始。
- 2000年3月1日 - 鶴ヶ丘苑線休止。東部営業所移転に伴い急行バス東部営業所→西部営業所系統(東バイパス経由)、西部営業所→東バイパス→東部営業所系統を新設。
- 2002年4月1日 - 急行バス東部営業所→西部営業所系統(東バイパス経由)、西部営業所→東バイパス→東部営業所系統廃止。
- 2004年4月1日 - 古川発着の一部を延長し、青森駅発着を新設。
- 2005年4月1日 - 急行バス西部営業所→東部営業所系統(県立中央病院経由)を新設(2000~2002年に運行されていた系統とは逆方向)。西部営業所~東バイパス~東部営業所系統が復活。
[編集] 孫内線
- かつては鶴ヶ坂駅~孫内間も設定されていた。これは鶴ヶ坂駅で奥羽本線への乗り継ぎを考慮したダイヤのためで、時刻表には鶴ヶ坂駅通過時刻が表記されていた。鶴ヶ坂駅~孫内間系統が廃止された後も鶴ヶ坂駅通過時刻の表記が2001年改正時刻表まで続けられたが、奥羽本線との乗り継ぎ客が皆無に等しかったので、2002年改正時刻表からは表記がなくなった。
[編集] 西バイパス線
[編集] 野木和団地線
- 東部営業所と共管
- 沖館経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~駅西口通り~沖館~新田~油川下町~油川仲町~油川中学校前~北高校前~油川市民センター~羽白沢田~野木和団地
- 駅西口経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~駅西口~駅西口通り~沖館~新田~油川下町~油川仲町~油川中学校前~北高校前~油川市民センター~羽白沢田~野木和団地
- 新生町経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~駅西口通り~沖館~新田~油川下町~油川仲町~油川中学校前~北高校前~油川市民センター~新生町~野木和団地
- 1929年5月3日 - 油川線古川~沖館松原間運行開始。
- 1939年6月 - 青森乗合自動車株式会社の古川~油川~十三森間を買収。
- 1940年9月26日 - 油川線古川~十三森間運行開始。
- 1960年6月28日 - 油川営業所開設に伴い油川線を油川中学校通り~八十八ヶ所間路線延長、野木和線となる。このころの油川線は油川中学校通りまでの運行であったとみられる。
- 1973年10月29日 - 油川営業所が青森市大字羽白字池上に移転。このころまでには、油川営業所発着の路線が設定されていたとみられる。
- 1990年4月1日 - 油川営業所廃止、西部営業所に統合。これにより、油川営業所発着の便は廃止。野木和団地発着となる。
- 1993年4月1日 - 全ての便が油川市民センター前経由となる。
- 油川営業所廃止までは主に油川営業所が担当し、一部時間帯の便に東部営業所担当便があった。現在は西部営業所と東部営業所が同数程度の担当となっているが、東部営業所担当便は野木和団地折り返しの行路、西部営業所担当便は西部営業所~野木和団地間を回送で送り込む運用が中心となっている。
[編集] 岡町線
- 東部・古川発着:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~駅西口通り~沖館~新田~油川下町~油川小学校前~岡町~厚生病院前~新城駅前~西部営業所
- 野木和団地発着:野木和団地~羽白沢田~油川市民センター前~油川中学校前~油川仲町~油川小学校前~岡町~厚生病院前~新城駅前~西部営業所
- 野木和団地~西部営業所間はかつて油川営業所が担当していた頃の出入庫系統(油川営業所~西部営業所間)の名残であり、現在でも1往復(2002年改正までは日祝を除き2往復)が設定されている。
[編集] 奥内・後潟線
- 東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~駅西口通り~沖館~新田~油川下町~十三森~奥内支所前~奥内駅前~左堰~後潟支所前~後潟
- 以前は奥内駅発着便が多く設定されていたが、近年では2002年改正の2往復(日祝1往復)が最高に、2003年改正では1往復(日祝運休)に減便、2004年改正で朝の奥内駅発福祉増進センター行(日祝運休、2006年改正より土日祝運休)のみとなった。
- 油川営業所の出入庫系統として油川営業所~奥内駅・後潟間が設定されていた。これは油川営業所廃止後、野木和団地~奥内駅・後潟間として引き継がれたが、2001年改正で奥内駅→野木和団地間が廃止されてしまい、かつての出入庫系統はすべて廃止された。
[編集] 三内霊園線
- 東部営業所と共管
[編集] つくしが丘病院線
[編集] 荒川線
[編集] 浜田循環線
- 東部営業所と共管
[編集] 高田線
[編集] 入内線
- 大野十文字経由:古川~甲田中学校通り~大野十文字~農協会館前~青森朝日放送前~荒川松尾~高田日野~高田教育福祉センター前~高田中学校通り~追分~入内
- 大野経由:古川~甲田中学校通り~大野市民センター前~農協会館前~青森朝日放送前~荒川松尾~高田日野~高田教育福祉センター前~高田中学校通り~追分~入内
[編集] 大柳辺線
- 東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~甲田中学校通り~大野十文字~農協会館前~青森朝日放送前~荒川松尾通り~高田日野~新あおもり農協中央店前~高田中学校前~稲荷沢入口~大柳辺入口
[編集] 上野・牛館線
- 大野十文字経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~甲田中学校通り~大野十文字~農協会館前~荒川十文字~上野十文字~上野~牛館
- 大野経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~甲田中学校通り~大野市民センター前~農協会館前~荒川十文字~上野十文字~上野~牛館
[編集] 野木線
- 大野十文字経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~甲田中学校通り~大野十文字~農協会館前~荒川十文字~上野十文字~金浜小学校前~大別内~野木
- 大野経由:東部営業所~原別~県立中央病院前~南造道~合浦公園前~堤橋~古川~甲田中学校通り~大野市民センター前~農協会館前~荒川十文字~上野十文字~金浜小学校前~大別内~野木
[編集] 南高校線
- 青森駅~古川~南旭町~甲田中学校通り~金沢小学校前~金沢~南高校
- 1975年 - 金沢小学校経由古川~大野若宮間運行開始。
- 青森県立青森南高等学校への通学生と金沢地区から市中心部への利便を図るために設定された。以前は古川~南高校間がほとんどで、朝に南高校→東部営業所間の便が設定されていたくらいで、通学生にはとても使いやすいとは言えず、列車通学生は青森駅から古川まで歩かなければならなく、また造道地区など国道4号沿線からの通学生も古川で乗換を余儀なくされるなど不便な状況であった。2002年改正で朝の古川発2便が青森駅発となり、2004年改正には青森駅発が3往復、青森駅行が6往復に、さらに2006年改正には夕方の古川行が東部営業所行となり、状況が改善され利用しやすくなった。この他、冬期間は南高校生専用バスが青森駅~南高校間で運行されている。
[編集] 市民病院線
- 東部営業所と共管
[編集] 問屋町線
- 東部営業所と共管
[編集] 青森公立大学線
- 東部営業所と共管
[編集] 横内環状線
- 東部営業所と共管
[編集] 設備
- 営業所庁舎は2階建て。
[編集] 窓口
- 営業所庁舎1階の待合室内にある。
[編集] 油川営業所
油川営業所は青森市大字羽白にあった営業所である。合理化に伴い1990年4月1日に廃止され、跡地には青森市油川市民センターが建った。
[編集] 沿革
- 1958年11月19日 - 青森市大字油川字浪返に油川車庫設置。
- 1959年7月1日 - 油川車庫内に油川営業所開設。
- 1973年10月29日 - 青森市大字羽白字池上に移転。
- 1990年4月1日 - 油川営業所廃止。
[編集] 上磯営業所
上磯営業所は東津軽郡平舘村(現外ヶ浜町)にあった営業所である。元々は蟹田営業所、三厩分所が設置されていたが、営業所の廃統合により上磯営業所が設置された。しかし、2001年に蟹田・三厩線と同時に廃止された。
蟹田営業所は宇田~蟹田~東部営業所間、三厩分所は竜飛~三厩~宇田間を担当していたが、上磯営業所設置とともに青森市内乗り入れが廃止されたため、上磯営業所は蟹田~三厩~竜飛間のみを担当していた。
蟹田営業所は蟹田駅前にあったが、廃止後は青森市営バス回転所となり待合室が設置された。市営バス廃止後は平館村営バス回転所となり、合併に伴い現在の平館地区循環バス回転所となっている。
[編集] 沿革
- 1954年2月4日 - 青森バスから蟹田営業所(蟹田町大字上蟹田)、三厩分所(三厩村大字三厩字中浜道端)を譲り受ける。
- 1962年8月31日 - 三厩分所を三厩村大字増川字東町(三厩駅前)に移転。
- 1991年4月1日 - 蟹田営業所と三厩支所を統合し、上磯営業所設置。
- 2001年4月1日 - 上磯営業所廃止。
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