紙屋町・八丁堀
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紙屋町・八丁堀(かみやちょう・はっちょうぼり)とは、広島市中区にある地名であり、広島市の中心業務地区(CBD)、かつ、中心商業地を形成している。
通称について、主に広島市中区では「まち」、中区以外では「市内」と呼ばれる。
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[編集] 概要
「紙屋町交差点」周辺は、広島県庁に隣接しているために金融街を形成しており、同市の金融・ビジネス街として相生通り東方向、鯉城通り南方向に延びている。相生通りと中央通りが交差する「八丁堀交差点」には高級百貨店が軒を並べており、ここから中央通り南方向に大型店やファッションビルが並ぶ商店街が形成されている。以上の大通りに囲まれるブロックの内部には、中心部商店街の「本通り」や「並木通り」があり、中四国地方最大の繁華街となっている。
紙屋町交差点周辺には、金融機能の他に広島市民球場や原爆ドームを中心とした運動施設・大規模集客施設・観光地が集中しており、紙屋町・八丁堀地区は、同市のビジネス・商業・観光の複合都心として機能している。また、この交差点周辺には、路面電車(広電)、バス(広島バスセンター)、新交通システム(アストラムライン)のターミナルが集中し、それらが地下街のシャレオによって有機的に結合している。より広域的なターミナルのJR広島駅と並び、紙屋町は広島都市圏の交通の要衝となっている。
なお、広島市民球場の南にあるデオデオ広島本店・旧ソフマップ(2006年5月15日に撤退した)・原爆ドームの3つの点を結んだ三角地帯は、電気街を形成している。この三角地帯には、家電量販店のみならず、「大手町通り」より西側を中心に小規模電気店やアキバ系の店舗も多く集まっており、独特の雰囲気を醸し出している。
中国地方最大の歓楽街である流川は、紙屋町・八丁堀地区の東側に隣接して存在し、徒歩圏として一体的な街区を形成している。
[編集] 定義
繁華街としての定義は決まっていないが、地図では
の区域を紙屋町・八丁堀としている場合が多い。
[編集] 地名の由来
[編集] 紙屋町
天正19年(1591年)に伊予国から来往した伊予屋九郎左衛門が紙商を始めたことに由来する。
[編集] 八丁堀
広島城東の外濠の長さが約8丁であったことに由来する。
[編集] 主要施設
[編集] 商業施設
[編集] 紙屋町
- 広島そごう(本館・新館)
- アクア広島センター街
- パセーラ
- サンモール
- デオデオ広島本店
- 紙屋町地下街シャレオ