神奈川都民
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神奈川都民(かながわとみん)とは、神奈川県から東京都区部に通勤する者、或いは神奈川県から東京都区部に憧れる者を諷刺する語である。
[編集] 背景
日本の首都である東京都区部を、東を千葉県が、西を多摩地方が、南を神奈川県が、北を埼玉県が囲んでいる。
この神奈川県(除相模湖畔)は、律令時代と江戸時代の両方とも東海道の沿線に当たる。鎌倉時代には鎌倉幕府の近隣エリアとして、江戸時代以降は江戸幕府と明治政府の近隣エリアとして発達した。
特に神奈川県には、京浜急行、東京急行、小田急電鉄などの私鉄路線が多く、東京都区部の隣接住宅地、湘南を抱える海浜リゾート地としての発展が著しい。
[編集] 有名人
「神奈川都民」の有名人では、徳光和夫や香取慎吾といった芸能人が有名である。
徳光和夫は東京都区部の出身で、茅ヶ崎市(神奈川県)に転入したのは、箱根駅伝のファンである事に因んだものだと言われている。香取慎吾は横浜市出身で、横浜の自宅と東京のテレビ局を往復するライフスタイルを続けているという。
この2人の特徴として、活動地は東京都区部なので、メンタリティーは「東京都区民」で地元への定着性は弱いが、混雑している東京都区部を避けて、近くの海浜リゾート地の神奈川県にする、という発想であると言えよう。
- その他「神奈川都民」の芸能人
[編集] 関連項目
- 多摩都民
- 千葉都民
- 埼玉都民
- 静岡都民
- 山梨都民
- 南関東#観光と遠距離通勤