相模湖
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相模湖(さがみこ)は、神奈川県相模原市(相模湖町自治区)と津久井郡藤野町にまたがる湖。相模川を相模ダムによってせき止めて作られた人造湖である。名付け親は内山岩太郎元神奈川県知事。
1964年に開催された東京オリンピックの際、カヌー競技会場となった。
湖には遊覧船も就航している。このほか、周辺には相模湖ピクニックランド、明治の森高尾国定公園、東海自然歩道などがあり、湖やその周辺では釣りやキャンプ、ボート遊びなどといったレジャーが楽しめる。
現在ではブラックバス釣りの名所としても名高い。1950年頃には既に相模湖にはブラックバスが生息していたようであるが、他の湖沼と同じく正式な放流ではないため年代の特定は難しい。一般的に「相模湖は釣れないが大物が掛かる」とされている。船を使わずに釣る所謂「オカッパリ」ポイントが少ないことも「釣れない」と言われる要因のひとつであるようだ。
相模湖は大変古い湖であるため(周辺地域の汚水、下水を長年放流していた)、大量の藻が発生してきている。そこで現在では1台6000万円もする大きな濾過装置を相模湖内の4箇所の湖底に設置して、浄水活動を行っている。(湖面が泡で盛上がりネッシーの出現状態に見えるのがそれである)
相模湖周辺には「桂川」、「嵐山」、「弁天島」といった京都に由来する地名が点在しており、これは京都からの逃げてきた落武者がこの地に定住し、望郷の念にかられて命名したため、との伝説が残っている。
相模湖周辺には心霊スポットが多数ある。1954年10月8日には都内私立中学校の遠足の生徒を乗せた遊覧船が沈没し、22人が水死するという事件も発生しており、こちらも心霊話の一因と思われる。
[編集] アクセス
湖畔近くには各種交通路線が通じており、アクセス性が優れている。
[編集] 関連項目
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