石井ふく子
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石井ふく子(いしい ふくこ、1926年9月1日 - )は、日本のテレビプロデューサー。
[編集] 来歴・人物
父は劇団新派の俳優だった伊志井寛。母は分川本の君鶴と呼ばれた芸者で小唄の家元となった三升延。伊志井は養父であり実の父は別にいる。そのため伊志井の孫・石井希和(テレビ朝日アナウンサー)とは血縁関係はない。
東京都出身。東京女子経済専門学校(現東京文化学園)卒業後、新東宝の女優などを経て、TBS入社。プロデューサーとして「肝っ玉かあさん」、「ありがとう」、「女と味噌汁」、「カミさんと私」など数々のホームドラマをヒットさせる。特に脚本家・橋田壽賀子とコンビを組む「渡る世間は鬼ばかり」は15年以上にも及ぶ長寿番組となっている。
また、石坂浩二、大空眞弓、長山藍子、泉ピン子、沢田雅美、岡本信人、えなりかずきなど多くの俳優を育て、「石井ファミリー」と呼ばれるほどの一大勢力を築いている。
1997年、法人税約1億5000万円を脱税したとして起訴され、執行猶予付きの有罪判決を受けている。なお、裁判では泣きわめいて証言した。それはピン子もビックリするほどの演技だったらしい。
[編集] 関連項目
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