潮見駅
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潮見駅(しおみえき)は、東京都江東区潮見にある東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
概要
のりば
- ■京葉線 舞浜・蘇我方面
- ■京葉線 東京方面
駅の現状
- 駅舎は高架下にあり直営駅、みどりの窓口設置駅となっているが、新木場駅の管理駅であり潮見駅長は存在しない。
- 自動改札は入場用1つと入出場兼用2つしかなく、朝夕はかなりの混雑となる。特に出場専用改札が無いため、出場客と入場客が輻輳して乗客同士のトラブルが発生する事さえある。千葉支社では後述のエレベータ設置検討と併せて、改札口の見直しを行う検討も行われるとしている。
- エスカレータは上りのみ1基設置されている。エレベーターについては平成20年を目処に江東区・JR東日本等の関係各方面による設置検討が始っているものの、駅構造の関係からそれには駅の大改修が必要となるので、2006年秋現在その検討は進んでいない。ただし、江東区では2007年度に助成金として1700万円の予算を計上する方針であり、2006年度、江東区内の交通バリアフリー化促進の為、区議会の現状視察が行われた。
- ホーム上屋は中央の4両分しかなく、荒天時は潮見駅利用者が中央部4両に集中する。終夜運転等で武蔵野線用8連が停車する際は、かつて存在した6連用の停車位置目標で停車するため、上り、下りとも前1両、後ろ3両が上屋から外れてしまう。こちらも、上記駅改修検討と併せて検討が進んでいる模様。
- トイレは改札内に設置されているほか、駅前ロータリー内に公衆トイレがある。売店はホーム上には未設置であるが、改札口正面にJR東日本運営のNEWDAYSがある。
[編集] 利用状況
潮見駅旅客数の推移(1日あたり)
- 2,952人(1989年度) ※開業は1990年3月10日の為、22日間の平均を算出
- 3,341人(1990年度)
- 4,061人(1991年度)
- 4,482人(1992年度)
- 4,955人(1993年度)
- 5,298人(1994年度)
- 6,491人(1995年度)
- 6,668人(1996年度)
- 6,548人(1997年度)
- 6,408人(1998年度)
- 6,642人(1999年度)
- 7,803人(2000年度)
- 8,479人(2001年度)
- 9,658人(2002年度)
- 9,950人(2003年度)
- 10,047人(2004年度)
- 10,193人(2005年度)
出典:JR東日本広報室
[編集] 駅周辺
歴史
- 東京都港湾局発行の「東京港史」に拠ると、「明治43年に着手した市内河川改修工事の浚渫土砂を使って、深川塩崎町・同浜園町及び同古石場町の一部を埋め立て、・・・大正4年には深川枝川町1・2丁目、同10年には深川豊洲の一部、同13年には深川枝川町地先第8号埋立地(現在の潮見2丁目界隈)の工事を実施した。 第8号埋立地については、その後廃棄物処分場(現在の潮見1丁目界隈)として利用したため、昭和42年に竣工している。」とあり、「深川区深川枝川町地先第8号埋立地」という長い名前が歴史上「潮見」の最初の命名。
- 町に居住が始った昭和42年頃は海運関係の倉庫街、鉄工所、造船所、清掃事業所等の典型的な準工業地区であったが、1990年3月の京葉線の新木場-東京間延伸により潮見駅の開業を発端として急速な集合住宅開発が進行している。
主な大型集合住宅
- UR都市再生機構潮見駅前プラザ1番街・2番街(440世帯/賃貸/2002年4月入居)
- クレストフォルム東京ビューフォート(267世帯/分譲/2002年4月入居)
- 潮見1丁目アパート(都営住宅・都民住宅の合築)(482世帯/賃貸/2000年10月入居)
- ルネ・グランマリーナ潮見(440世帯/分譲/1999年12月入居)
- ダイアパレス潮見(91世帯/分譲/1997年入居)
主な大型商業施設
- マルエツ潮見店(2002年開店)
- ホームセンターコーナン潮見駅前店(2005年開店)
- 三陽商会のアウトレット店G&B(グリーンアンドブルーファッション)(2005年開店)
主な飲食店
- なか卯(牛丼チェーン/駅高架下)
- すき家(牛丼チェーン/駅から徒歩3分)
- マクドナルド(ハンバーガーチェーン/駅前ロータリー)
- 華の舞(居酒屋チェーン/駅高架下)
- 団欒(居酒屋チェーン/駅高架下)
- 甚八(居酒屋チェーン/駅から徒歩3分)
- オリジン弁当(弁当チェーン/潮見駅前プラザ一番街1階)
主なコンビニ
- NEWDAYS(駅高架下/改札前)
- ミニストップ(駅前/潮見駅前プラザ一番街1階)
- サンクス(駅から徒歩3分)
- ファミリーマート(駅から徒歩5分)
主な事業所
- 駅前ロータリーの向かいには印刷工場団地がある。
- テレビドラマ「踊る大捜査線」で湾岸署として使われた内田洋行潮見オフィス(潮見コヤマビル)も徒歩4分にある。
- ソフトウエア開発のカテナ
- 建築設計業界では大手の久米設計
- 地元では老舗の隅田川造船といった企業も存在し、通勤客も多い。
ATM
- 駅近隣に銀行の支店は存在しないが、銀行ATMは、マルエツ内に三菱東京UFJ銀行のATM(旧UFJ銀行)と、潮見駅前プラザ一番街1階に東京東信用金庫のATMがある他、駅前のミニストップ内にはイーネット、徒歩2分ほどのサンクスにはゼロバンク(管理は東京スター銀行)のATMが設置されている。
その他施設
- 尚、高架下は飲食店等の他、かつて初乗り500円の「ワンコインタクシー」で有名であったアシストの潮見営業所となっている。
- 駅から徒歩4分にはカトリック中央協議会とカトリック潮見教会がある。
[編集] バス
停留所
- 西口駅前にロータリーが設置されており、都営バスが2つの停留所を運用している。東陽町-潮見駅間と2005年秋、潮見駅を中心とする江東区南部にコミュニティーバスが新設され、都営バス深川営業所への委託が開始され辰巳駅・木場駅へのバス連絡が可能となった。
- また駅東口から徒歩2分ほどの位置に京成バス潮見車庫があり、同社と日東交通による高速バス「潮見駅・東京駅~木更津駅・君津製鐵所」線の始発停留所となっている他、関東鉄道が鹿島神宮~TDR~台場線の折返待機場所として利用している。(当初は停留所名も「潮見車庫」であったが、後に「潮見駅」に改称されている。また、以前は「潮見車庫~東京駅~古河~下妻」線も存在したが既に廃止されている。)
- 駅周辺のホームセンターコーナン前と潮見教会前にはイオン東雲ショッピングセンターへの無料送迎バスが特定免許により一日7本、イオン~塩浜~枝川~潮見~辰巳~イオンの循環で運行されている。
- 木更津駅・君津製鐵所