松岸駅
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松岸駅(まつぎしえき)は、千葉県銚子市長塚町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
総武本線に成田線が合流する駅となっているが、成田線の列車はすべて総武本線の銚子駅に乗り入れている。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
地上駅。南側に島式ホーム1面2線、その北側に単式ホーム1面1線をもち、単式ホームの北側に接して駅本屋が建てられている。のりばは駅舎側から3番線、2番線、1番線となっており、以下のように列車が発着する。
- のりば
- 3番線 - 成田線上り 佐原・成田・千葉方面(一部総武本線下り 銚子方面)
- 2番線 - 総武本線下り 銚子方面
- 1番線 - 総武本線上り 旭・成東・千葉方面
駅本屋は木造一階建てで、内部の待合所には窓口と自動券売機があるが自動改札の設置はない。JR東日本千葉支社の子会社京葉企画開発が駅業務を行う委託駅で、みどりの窓口はないが、POS端末の設置がある。
二つのホームは駅舎の銚子寄りにある一本の跨線橋で結ばれている。駅舎の猿田方には木造の汲み取り式便所があり、その他島式ホームの上にも待合所が一棟設置されている。
[編集] 利用状況
- 2005年度の乗車人員は1日平均641人であった。
[編集] 駅周辺
銚子市の郊外にあたり、銚子駅付近から市街地が続いている。駅の北側は人家も多く、千葉県立銚子水産高等学校、銚子市立海上小学校、銚子松岸郵便局、銚子市立第五中学校などがあるが、南側は田園地帯となっている。
駅の北側に駅前広場が整備されており、タクシー会社や商店、食堂などがある。駅の北約200メートルのところを、国道356号が東西に走っている。
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)6月1日 - 総武鉄道の成東駅から銚子駅までの延伸に伴い開業。
- 1907年(明治40年)9月1日 - 総武鉄道が鉄道国有法により国有化される。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称設定、総武本線の駅となる。
- 1933年(昭和8年)3月11日 - 成田線が笹川駅から当駅までの延伸、接続駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。