広島県立びんご運動公園野球場
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広島県びんご運動公園野球場 (しまなみ球場) |
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Onomichi Shimanami Baseball Stadium | |
施設統計 | |
所在地 | 広島県尾道市栗原町997(県立びんご運動公園内) |
開場 | 2002年 |
所有者 | 広島県 |
管理・運用者 | 尾道市(指定管理者) |
グラウンド | 内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | 照明塔:6基 最大照度:投捕間-Lx 内 野1500Lx 外 野800Lx |
設計者 | |
使用チーム、大会 | |
収容能力 | |
16,000人 | |
規模 | |
グラウンド面積:13,844m² 両翼:96 m、中堅:120 m |
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フェンスの高さ | |
3.2 m |
広島県立びんご運動公園野球場(ひろしまけんりつ・びんごうんどうこうえん・やきゅうじょう)は、広島県尾道市の広島県立びんご運動公園内にある野球場。愛称 しまなみ球場(しまなみきゅうじょう)。所在地から尾道しまなみ球場(おのみち・-)という通称でも呼ばれる。施設は広島県が所有し、尾道市が指定管理者として運営管理を行っている。
目次 |
[編集] 歴史
広島県東部地区のスポーツ・レクリエーションの需要に対応するため、1999年度から工事に着手。それにあたり「他にはない、特徴ある野球場を」というアイディアと広島県高等学校野球連盟からの要望を受け、フィールド部分は阪神甲子園球場をモデルに設計された。高校野球の広島県勢はここ数年、夏の選手権、春のセンバツでの戦績が芳しくなく、県内高校球界ではかねてから競技力の底上げが議論されていたことが根底にある。
設計にあたり、県では甲子園に職員を派遣して視察を行ったものの、フィールド内の測量に関しては球場関係者から箇所を限定され、また平面図についても警備上の理由により借り出すことができなかったため、設計に充分な実寸法を弾き出すことができず、甲子園に関する資料や航空写真などを使って解析し、数字を埋めていったという。
2002年に開場。フィールドのみならず、外野のフェンス高、使用する土・芝まで、可能な限り甲子園に近づけられて設計されている。愛称「しまなみ球場」は一般公募により命名された。由来は瀬戸内海の島並み、更に尾道は西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の起点部にあたることから。開場以降、高校野球などのアマチュア野球公式戦、一般利用の他、プロ野球でも毎年広島東洋カープの主催試合が1~2試合(例年ではオープン戦・公式戦各1試合)開催されており、2005年から公式戦では主にセ・パ交流戦のカードで使用されている。
前述の通り、甲子園球場と全く同じ寸法で設計されている事から、クローン甲子園と揶揄されることもある。なお、びんご運動公園は開園以来、尾道市が県から運営業務を受託する形で管理しており、2005年から市は指定管理者として管理にあたっている。
[編集] 過去のプロ野球
- プロ野球オープン戦
- 2003年3月15日 広島対ダイエー戦 (D) 7-5 (勝:佐々岡 S:小山田 負:新垣)5,000人
- 2004年3月13日 広島対ダイエー戦 (D) 6-6 (9回コールド引き分け)10,000人
- 2005年3月13日 広島対ソフトバンク戦 (D) 0-2 (勝:和田 S:吉武 負:河内) 5,100人
- 2006年3月12日 広島対ソフトバンク戦 (D) 6-4 (勝:佐々岡 S:永川 負:神内) 4,187人
- プロ野球公式戦
- 2002年9月23日 広島対横浜戦 (N) 1-5 (勝:グスマン 負:河内) 15,000人
- 2003年9月9日 広島対中日戦 (N) 0-3 (勝:平井 負:高橋建) 9,000人
- 2004年6月3日 広島対横浜戦 (N) 5-4 (勝:玉山 S:大竹 負:マレン) 10,000人
- 2005年6月3日 広島対オリックス戦 (N) 3-4 (勝:加藤 S:大久保 負:小山田) 6,258人
- 2006年6月2日 広島対ロッテ戦 (N) 5-3 (勝:ダグラス S:永川 負:小林宏) 10,148人
※(D)…デーゲーム、(N)…ナイトゲーム
[編集] 施設概要
- グラウンド面積:13,844m²
- 両翼:96m、中堅:120m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- 外野フェンス高:3.2 m
- 照明設備:6基
- スコアボード:磁気反転式
- 収容人員:16,000人
[編集] 交通
- JR尾道駅・新尾道駅より尾道市交通局バス「新尾道駅・長江経由 びんご運動公園」行で終点下車後徒歩約5分
- プロ野球・高校野球等開催時は、尾道駅発新尾道駅経由の臨時バス運行あり
- 新尾道駅からタクシー約10分
- 国道2号(尾道バイパス)栗原インターチェンジより約5分
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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