宗太郎駅
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宗太郎駅(そうたろうえき)は、大分県佐伯市宇目大字重岡字宗太郎3542番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅。
この駅に停車する列車は、2006年6月現在のダイヤでは1日3往復のみであり、早朝の1番電車が出た後は夕刻まで乗降できる列車の設定はなく1日の利用人数はわずか3人となっている。一部の鉄道ファンの間では「秘境駅」と呼ばれる。
また、にちりんが一日数往復、ここに離合のために運転停車する。勿論、ドアは開けない。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は約63mしかない。この駅には日豊線で最もおいしい水であるといわれているが飲めない井戸がある。
駅舎は撤去済みで、基礎と改札ラッチが残っている。時刻表等は便所の外壁に取り付けられている。 駅名標は長らく国鉄時代からのものが使用されていたが、大分県南海部郡宇目町が合併で大分県佐伯市になったため、2006年3月にJR九州標準の新品に交換された。なお、名物のイラストは描かれていない。
その他、汲み取り式便所が置かれている。また電話ボックスも駅舎跡横に設置されている。 接近放送の設備はある。2回放送し、上り下りで声が違うが、放送のタイミングが遅すぎ、1回目の中頃で、ホームを列車が通過する。
無人駅となっている。
[編集] 駅周辺
周辺には国道10号とわずかな民家のみ。山奥にあって閑散としている。国道10号に沿って鎧川が流れる。
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)12月15日 - 宗太郎信号場として鉄道省が開設
- 1947年(昭和22年)3月1日 - 旅客業務取扱開始
- 1974年(昭和49年)3月13日 - 幸崎~南宮崎駅間電化
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
[編集] 隣の駅
[編集] その他
- 一部の鉄道ファンには、隣の重岡駅とあわせると、「重岡宗太郎」という人名が出来上がることでも知られている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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